五徳とお釜の赤サビがヒドい
あー、皆さんあけおめことよろです。
今年のお正月は雪が少なくて腰に核兵器を内蔵している砂井さんとしては助かりました。
普段は趣味に没頭する時間が足りないのでゆっくり出来るお正月の空き時間は非常に有難いワケです。
七尾市のリサイクルショップで手に入れた長火鉢に最初から付いていた五徳と竈(かまど)は豪快なまでにサッビサビ。
もう全てがサビです。
誰かに「材質は?」って聞かれたら「サビで出来ています」と答えるくらい芯までサビています。
いわゆる”わびさび”ってヤツは絶対コレじゃないと思う。
電動ブラシでゴリゴリしてもその労力を嘲笑うかの如く大した効果はありませんでしたが、その時は「暫く使わないからまぁイイか (* ̄- ̄)」と安定の先送り事案だったのです。
久しぶりに稼働させたのでサビ取りしてみる?
購入後7ヵ月経過した冬にやっと初稼働させた長火鉢。
その時炭の種類による一酸化炭素の発生量の違いが明らかになりましたが、もう一つ気になっていたのは五徳のサビ。
このての骨董は「サビも味」との意見もありますが、ココまでサビていると流石にちょっとみっともないと思ったんですよ。
ならばサビ落としだ!
灰に埋まった五徳をズッポリと引き抜きます。
・・・(* ̄- ̄)・・・
瓢箪型の変わった五徳ですよね。
竈と五徳を入れた容器に注いでいるのは「花咲かGタンククリーナー」です。
リトルカブの燃料タンクのサビ取りで活躍してくれました。
電動ブラシによる物理的な攻撃では効果が無かったので化学的な攻撃に切り替えます。
あの時はピッカピカになりましたが、この芯までサビでる鉄の塊に効果はあるのか?
ブクブク言ってます。
全部浸からないので半日ごとに裏返します。
裏返す度に金属ブラシでゴシゴシ~。
その度に茶色い汚れが落ちていきます。
サビが落ちている、ってより何か茶色い何かが無限に出てきます。
終わりが来るのか? (;´・ω・)
5日後、花咲かG散る
数十年は経過したであろう年季の入ったサビは砂井さんレベルの変態には太刀打ち出来ないみたい。
花咲かGの色がヤバいですが、何かこれ以上漬けても無意味な気がしますね。
花咲かGではこれ以上の効果は望めない、と判断したのでひとまず戦略的撤退。
次の作戦を考えます。
とりあえず水で洗浄してますが「本体の体積減ってない?(;´・ω・)」って思うくらい沈殿物がゴイスーな量です。
乾燥
真冬なのでヒーターの前で急速乾燥。
短時間でも条件さえ揃えばまた直ぐサビが発生しちゃうのでマッハで乾燥させますよ。
乾燥はしました。
竈の五徳部分はイイ感じですが、コレは最初からイイ感じだっただけでは?
ソレ以外はサビサビのままです。
サビ落としの救世主?
化学的攻撃の最終兵器「サビチェンジャー」を(`Д´)ブシャー!!と喰らわせました。
一般的に言う鉄の錆は赤錆(Fa2O3酸化第二鉄)というモノ。
空気中の酸素と結合して鉄がボロボロになっていくアレです。
対して黒錆(Fa3O4四酸化三鉄)は鉄の表面に酸化膜を形成して錆の進行を止める効果がありますが、普通の鉄からは自然発生しません。
サビチェンジャーは錆転換材の一種で赤錆を化学反応によって黒錆に変換します。
サビ落としからサビ変換へのシフトチェンジは「押してダメなら引けばイイんじゃね?」の精神です。
本来はバイクとか自転車に使うヤツだけど大丈夫だよね?
半日後
どーかしら?
随分と真っ黒に黒光りして逞しく成長しました。
何か竈本体の芯の部分にはサビの野郎が生き残っている気がしないでもありませんが、まぁ今回は見逃してやろう。
多分サビチェンジャーには含まれていないと思いますが、錆転換材の中にはアクリルとか耐熱性のない物質を含むモノもあるらしいのでバーナーで焼いてみましたが問題なし。
あー、チンチンに加熱しても酸化膜を形成する事も可能です。
とりあえず真っ赤なサビにまみれた姿から(比較的)綺麗に生まれ変わりました。
でも長火鉢で竈は使わないし五徳はもう少しカッコ良いヤツにしたいなぁ。
・・・(* ̄- ̄)・・・
この作業、ひょっとして意味無くね?(;´・ω・)
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