実は意外にコレが超難関だった件
Birdy AirのクランクはホローテックⅡっぽい中空シャフトのちょっとだけ高剛性モデル。
でもBD-1の頃からですが、Birdyのチェーンラインって外側(トップ側)に寄り過ぎだと思うんですよ。
ノーマルクランクではロー側3枚くらいでチェーンがクロスし過ぎてガリガリ鳴るし。
素人考えよりメーカーの選択の方が正しいんでしょうが、BD-1ではロード用クランクに交換するとチェーンラインがカセット中央側に寄ります。
その方が変速の調子良かったので今回もクランクを交換、ってかまぁ移植です。
クランクのグレードも上がるしクランク長も175mmでロードバイクに合わせられるしね。
ノーマルクランク外し
左クランクにある2本の固定ボルトを緩めてセンターキャップを外します。
形状が違うので互換性はありませんが、基本的にシマノのホローテックⅡと同じ構造。
肉抜きクランクは正直イケてないよね。
Birdyは価格の割にパーツが云々・・・ (;´・ω・)
当然BBもホローテックⅡスタイル。
正確に測ったワケではありませんがホローテックⅡと同サイズに思えます。
ただこのBBの締め付けトルクがクッソ固い。
死ぬほど固い。
緩む気あんのかコラ?(#´∀`)
規定トルクの20倍くらいで締まってんじゃね?
およそ自転車整備には無縁と思われる、ごりらっくまさんから貰った自動車整備用の超ゴツいブレーカーバーで何とか緩めました。
50N・mが適正トルクのハズですが、その固さはマジ接着されてんじゃないか?と疑ったレベルです。
シマノ105クランクへ交換
無事に外れたのでシマノBBに交換。
チェーンリングのある右側に2.5mmのスペーサーを付けてますが、コレはロードバイクで規定されている68mmBB幅には本来無用のモノ。
規格外の行為なので自己責任で行っています。
Birdy(BD-1)にロード用クランクを付けると今度はチェーンラインが内側に寄り過ぎるので、この様にBBかチェーンリングに2~3mm厚のスペーサーを噛ませた方がチェーンがイイ感じになります。
こんな感じね。
当然左クランク固定時の嚙み合わせ量が減りますが、抜け止めのピンがギリギリ入る厚さなので大丈夫じゃね?
抜け止めピンを入れる際は真上から差し込む必要があります。
ボルト2本を完全に抜いてからですね。
ダメ元でBD-1で使っていた60Tの大径チェーンリングを取り付けてみます。
あ、ちなみにクランクはシマノ5700系105ですよ。
チェーンリングにはBirdyチェーンリングに付いてた1mm厚のスペーサーも追加して更に外側に寄せてみました。
スペーサーをダブルで挟んでもリアのスイングアーム部とは2mmくらいの余裕しか出来ません。
走行時の振動でフレームが削れそうですな。
ならもっと外側にすれば?と思っても反対のチェーンステー側もギリギリなのでムリ~。
実はコレ新型Birdyには60Tチェーンリングは厳しい、との前情報を得ていたので予想済み。
多少のキズを覚悟すれば使えますが今回はソコまで追い込む必要はありません。
チェーンリングを60T→56Tに変更
このBirdy Airには純正オプションの56Tチェーンリングが付いていたので流用させてもらいます。
ラッキー ( ´∀` )
実は60TだとサイクルトレーラーTravoyを牽引してのヒルクライムがキツかったのですよ。
なのでどの道チェーンリングの小径化は予定に入っていたので寧ろ好都合?
シマノ105クランクに付ける際、Birdy純正オプションのチェーンリングでは干渉したのでクランク側2ヵ所だけ1mm程度削る必要がありました。
56Tなら10mm近く余裕が出来ました。
コレなら実用可能だと思われ。
チェーンリングの小径化によりチェーン自体が下側に下がったので全体的に余裕が出ます。
とりあえずコレで行こ。
まだ新しいフレームなので傷付き防止にアルミテープをチェーン近くのフレームに貼ってみる。
最初だけでしょうケド気分の問題です。
いやー、やっと移植が終わりましたよ~ ( ´∀` )
とは問屋が卸してくれなかった件
最終検査で折り畳み機構のテストをしていると、リアのスイングアームとクランクが接触しているのを発見してしまった (;´・ω・)
リアのスイングアームが定位置まで行かないのでストッパーに干渉してシートポストも完全に下がりません。
マジか~ (;´Д`)と思って純正クランクに戻すとフレームとのクリアランスは余裕があります。
やっぱココなのね (;´・ω・)
当然太くて黒くて逞しいシートポストもズッポリ下がりますよ。
・・・(* ̄- ̄)・・・
無加工ではBirdyにシマノクランクは取付け出来ない、と言うのはもっと声を大にして周知するべきだと思うの。
折り畳まないなら無関係ですが。
とりあえずクランクだけ戻す
対策を考えるまでとりあえずノーマルクランクに戻しましたが、今度はコロコロの台座がシートポストに当たってしまう事を確認。
BD-1用パーツが全てBirdyに付くとは限らない。
思ったよりトラブルが出まくりです。
この程度はリューターでゴリゴリ~っと削って対応。
大した強度が必要無い部分だし大胆にイキますよ。
あ~逞しい ( ´∀` )
でもこうして見るとBD-1とBirdyは大分違うのねと改めて認識しました。
とりあえず一時中断
走れなくなるので暫くはノーマルクランクで我慢しよう。
105クランク長はロードバイクに合わせた175mmなんですが、ノーマルクランクの170mmでも大した違和感はありませんでした。
でもロー側3枚で鳴るガリガリ音は不快だな~。
どーしよーかな~ (;´・ω・)
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