石油ファンヒーターの電力消費量を調べると結構な差がありました

ちょっとファンヒーターの消費電力が気になりまして

電気料金ヤバいですね。

砂井さんは可能なら原子力発電所を家の隣に作って欲しい、とまで思う原発推進派なので早く稼働させてほしい。

暖房器具はブラックジャックも裸足で逃げ出すレベルの乾燥肌なのでエアコンはNG。
なので燃焼時に水分も出てくる石油ファンヒーター派なのですよ。

現在メインで使っている石油ファンヒーターはダイニチ製です。

買った時は特にメーカーに拘っていなくてテキトーに選んだ記憶が。


リビングで使用しているメイン暖房器具のダイニチFW-378LEは2012年製と、もう10年を超えています。

このヒーターの燃焼時の公称消費電力は129Wと表示されています。

結構多いのね (;´・ω・)

火力は木造10畳、タンク容量は9.0Lと大きいのがダイニチの特徴ですね。


ダイニチFW-378LEの消費電力を測ってみる

実際どれくらいの電力を使用しているのかワットチェッカーで計測してみました。

コレは瞬間W数を測る物で累計とか出ません。

待機電力は0Wですがコレは完全に0を意味しているのではなく、小数点以下の表示が無いので1W未満の消費電力が見えないだけです。

まぁ実質的に1W未満の電気使用量は無視して問題無いでしょう。


電源ONでは灯油を加熱させるヒーターが作動して300Wオーバーとなります。

ダイニチ製品は点火に必要な時間が約40秒と非常に短いのが特徴ですね。


運転中は25W?

公称値より少なくないですか?


と思っていると200W前後まで上がりました。

暫く観察していると25W⇔200W↑を数秒ごとに繰り返しています。


一定時間ごとに消費電力が増減する様子が分かります。

公称値はこの平均値が129Wって事なのだと思われ。

灯油の過熱ヒーターを定期的に稼働させているんですか?

石油ファンヒーターの消費電力なんて制御用マイコンと送風ファンだけだと思っていたので、意外と高い数値に正直驚きを隠せません。


やっぱコロナっスよ

寝室に置いてあるのはコロナ製のファンヒーター。

お次はコイツを計測してみます。

ちなみに新コロの影響で「コロナ」の名称が良くない、とか言う人が居るらしいのですが、まったく無関係のモノを「名称が同じだから」、という短絡的な理由で否定するのは小学校低学年レベルの所業でしょう。


コロナFH-ST3411BYも木造9畳までと火力はダイニチFW-378LEと同等レベル。

年式も多少新しいものの同年代と言って良いでしょう。

燃焼時の消費電力は公称22Wと低く、タンク容量は7.2Lとダイニチより少ないのが特徴です。


コロナも待機電力は1W未満。


早速ポチっとな、電源ON。

コロナは余熱時間が約75秒とダイニチよりちょいと長い。


余熱時は700Wオーバーと電子レンジ並みの電力を消費します。

ダイニチの2倍以上の数値ですが始動時の短時間だけです。


運転中は24Wと公称通りの数値です。

点火直後は数分間のみ一定間隔で700W程度使っていますが、燃焼部が十分に加熱したら20W前後の低い数値で安定します。


ただ気を付けたいのが「秒速点火」機能。

コイツはヤバい (;´・ω・)


予めコレを押しておくと7秒で点火するようになる機能ですが、何もしていない状態でも数十秒ごとに余熱を繰り返すので待機電力がヤバい (;´・ω・)

一定時間ごとに電子レンジを使っているのと同等です。

点火はダイニチより多少遅いとは言え、コロナも75秒で点火するので「それくらい待ちなさいよ (;´・ω・)」と強く思う。

1分程度の余熱時間さえ気になるなら、起動して欲しい時間にタイマーをセットするのが正解のような気がします。


メインヒーターの買い替え

と言うワケでコロナの新しいファンヒーター買っちゃった。

このFH-VX5721の定価は7万円近い豪気な価格設定ですが、1年落ちの2021年モデルがコロナ公式ストアのアウトレットで半額程度のお値段で買えたのです。

何か現行モデルでも普通に安い (;´・ω・)


上位モデルのコレもタンク容量は7.2Lと少なめ。

同一グレードの火力違いモデルでもタンク容量は同じなので、当然高火力モデルの方が稼働時間が短くなります。

コロナはこの7.2Lという容量に呪い拘りがあるんですか?

このタンク上のスペースをもっと有効利用すればもう1Lくらい稼げるんじゃね?とか思う。


あとECO性能とは無関係ですが、この「よごれま栓」がホントに手が汚れなくて非常に使いやすい。

ダイニチはキャップ式なので多少灯油が手に付きますからね。


燃焼試験開始

給油も終わったので早速点火します。

余熱時の消費電力は古いモデルと同じ700W前後ですね。


ちなみに点火時間は旧モデルの75秒から65秒へと短縮しています。

点火すると臭い軽減の為のシャッターが「スー」っと静かに開く機能搭載。

シャッターの開閉はほぼ無音とも言えるくらい静かで高級感ありますが、日本メーカーのこの様な効果の低い?ムダな機能を満載して高価格を維持しようとする姿勢が、グローバルな競争力を低下させている要因だと思います (;´・ω・)

下位モデルとの価格差を維持する為にムダ機能を付けるのではないか?と思いますが、こんなの要らないから価格を下げた方が消費者には利便性が高いと思うんですよ。


余計な事言ってないで計測を継続。

運転開始時の数分間のみ定期的に消費電力が上がるのは旧モデルと同じですね。


ただ燃焼が安定した後は圧倒的な性能差があります。

新型モデルでは強火力の時でも消費電力は13Wと驚異のECO性能。


設定温度に達した後の弱運転では4Wと更に低電力。

ダイニチとは比較するなよ恥ずかしい (〃д)ってレベルの圧倒的な差ですね。

流石は新潟メーカーのコロナさんだぜ!とか思っていたらダイニチさんも新潟メーカーでした。


向かうトコロ敵無しと思えるコロナのファンヒーターですが、個人的に唯一?と思う欠点はやはり燃料タンク容量

火力違いの同一グレードでも7.2Lタンクは共通なのですよ。

給油頻度の観点から10Lとか、もう少し大きくしても良いんでないかい?とか感じます。

でもまぁ何だ、実際運転時の消費電力は非常に少ないしカッコいいから許す ( ´∀` )

コメント欄

コメントする

あなたのメールアドレスが公開される事はありません。 頂いたコメントは砂井さんの認証後に公開されます。 ※マークは必須項目です。


*