室内にBB弾が散乱しない様にするヤツです
エアガン趣味に欠かせない行為がズバリ「試射」
カスタム後はもちろん、海外製エアガンの調整でも必須の行為。
また「何となく撃つ」なんて事も多々あるのに屋外の専用フィールドは遠くて気軽に行けません。
なら当然「自室」なんですが、部屋中にまき散らされるBB弾は時として家族仲に亀裂を入れるような事にまで発展しかねない、それはまた非常にデリケートかつセンシティブな問題なのです。
“フローリング上のBB弾を素足で踏んじゃう”などという痛ましい事故はお断りだし、掃除するにもサイクロン掃除機でBB弾を吸うと内部でガラガラとヤバイ音がするのです (;´・ω・)ウルサイ
どんなに一生懸命掃除しても数日後にはドコからかコンニチワしてるBB弾を発見しちゃいます。
昔から1発見つけると20発はあるって言いますからね (* ̄- ̄)
コレは人類が乗り越えないとイケない重大な課題ですわ。
前に東京マルイの「プロターゲット」とかを使った事もありますが、コレってハンドガン用ですか?
電動ガンとかパワーあるヤツで撃つと突き破っちゃうんですよね。
お手軽アイテムではありますが弾ポロしてBB弾が外に出てくる事も多いのでハンドガン以外では正直イマイチ。
なら自分で作ろうと思って以前完成させたのが我ながら完成度の高いコレ↓
既に廃棄された旧型
ビジュアルの事に触れてはイケません。
コレは青森に住んでいた時に作ったモノ。
この初代モデルは不満点もあったものの、見た目のショボさに反してその完成度は高かった。
一番大事な「BB弾が外に飛び出さない」機能を(ほぼ)実現させてたんですよ。
ダンボールの内部に丈夫なナイロン製の網を複数枚上から垂らしています。
この構造はマルイのプロターゲットから発想を得ました。
プロターゲットでは薄くて弱い網一枚なので強力なエアガンでは突き破ってしまいましたが、コイツは3枚の丈夫な網でBB弾を減速させる構造です。
上部カドにある排出口から撃ち込んだBB弾をエレガントに回収出来る機能付き。
この時は2kgくらい入ってたなぁ。
ただ、やはり電動ガンをフルオートで撃つと、背面のダンボールごと突き破ってくれやがる事があります。
マスキンで補強するも焼け石にお湯。
この構造では電動ガンのフルオートには対応出来ないんですが、基本的にガスブロとエアコキ派だったので特に問題なかったんですよね。
このBOXは引っ越しの際、ボロくなっていたので廃棄してしまいました。
なので新型を作ってみる
ココからが本題。
最近VFC製UMP9のガスブロを買ってエアガン熱が絶賛再燃中。
でも少し手間が掛かりそうなので別の意味でも燃えています。
そんなエアガン調整の為にターゲットBOXをもう一度作りたいと思ったワケですよ。
当然一代目の不満点を解消したヤツを脳内で設計済み。
用意したのは引っ越しで余ったMサイズのダンボールとナイロン製の網、床に敷くマット?みたいなヤツです。
射撃口を開ける
マルイのエアガンを買うと付いてくるターゲット用紙。
コレを2枚並べてA4サイズにコピーしたモノを使用しています。
2枚ある事によって交換の手間も1/2になるので便利。
A4の紙も一般的だし、コンビニで100枚くらい一気にコピーしてストック済み。
この用紙の大きさをダンボールにマークします。
マークしたターゲット用紙のサイズから20mmくらい小さく切り抜きます。
20mmのトコはテキトーなサイズでもOK。
大体ですよ。
切り取ったらその開口部のフチをマスキンで補強。
別にしなくても良い作業ではありますが、しといた方が耐久性が高そうだと思っただけ。
開口部の周囲にも補強でマスキン。
用紙はセロハンテープで留めるのでココのマスキンは張った方が良いと思います。
背面の補強
電動ガンのフルオート射撃では半分くらい網を抜けて来ますが、ソレに負けないように背面部分を補強します。
まず開口部の反対側、背面のサイズを計測。
そのサイズに合わせて床に敷くマット?をカットします。
コレは子供やペット用品のコーナーに売っていました。
選択理由はズバリ価格 (* ̄- ̄)
ホントはスポンジや低反発系のシートが良かったんですが、お高いので (;´Д`)
素材は柔らかくて丈夫なら何でも良い感じ。
だからビジュアルは気にするな。
張り付ける為にゴム系の接着剤をブチ撒ける塗ってみると、何やらマット背面の材質と相性が悪そう。
急遽強力両面テープも併用しました。
上部
お次は天井の加工。
ちょっと分かりにくいですが、上面の内側全面にマスキンを貼ってます。
コレはマスキンを重ね張りする土台です。
減速用ネット
今回の工作一番のキーパーツ。
風よけネット~ ( ´∀` )
鳥よけネットと同じコーナーに売っていました。
網目の大きさが4mmとBB弾(6mm)より小さいんですが、ソレでもBB弾は抜けてきます。
あくまで減速用だし数で勝負なのはド〇ル閣下も仰っておられました。
網目のサイズが4mmならどれでも大丈夫です
一面マスキンを貼りまくった天井に適当なサイズにカットしたネットは貼り付けるんですが、まずは片側をマスキンで貼ります。
マスキン貼りまくりですね。
ココで言ってる「適当なサイズ」とは開口部より大きく内部で自由に揺れるくらいの大きさの事です。
網を裏返して反対側もマスキンで固定。
この天井部分にあらかじめマスキンを貼っておくのと、網の両側を貼るのが重要ポイント。
ダンボールに直に貼ったり、片側だけだと後から剥がれてきます。
貼り終わった1枚目の様子。
変なクセが付かず、真下(写真では真上)に垂れ下がるのが重要ですよ。
(。´・ω・)ドレドレ?
接着剤も乾いたみたいなので背面にマットを貼ります。
コレは撃ち抜き防止用ね。
ネットを抜けてきたBB弾をココで完全に受け止める構造。
背面マットで跳ね返ったBB弾は最終段のネットに当たって下に落ちるので開口部から出る事はまずありません。
初期モデルは3枚貼っていました。
今回は電動ガンのパワーに対応するため4枚の網にパワーアップ。
真横から見ると網のカーテンでBB弾を減速させる構造が良く分かりますね。
撃ち込まれたBB弾はネット2枚以上は確実に撃ち抜きます。
内部で跳ね返ったBB弾は自ら撃ち抜いたネットに当たって止まり、ターゲットペーパー側へは戻らない構造です。
BB弾排出口
上部にBB弾回収用の穴を開けます。
逆さにした時、天井部分と段差が無い様にね。
ココもマスキンで補強して終了。
ターゲットペーパーを貼る
早速ターゲットペーパーは上下をセロハンテープで貼ります。
マスキンの上からセロハンテープが貼られるので耐久性も〇。
完成したその雄姿
さて、なんて名付けようかな?
色々考えても多分「あの箱」くらいのネーミングになりそうな予感がするので止めた。
見た目はダンボールにマスキンなので貧乏くさいイマイチ(-ω-;)な雰囲気ですが、人様に見せるモンでもないので気にしない。
見せてるケドね (;´・ω・)
「機能性重視ですよ!」と言って予防線を張っておきます。
早速UMP-9の試射をしてみよう。
赤〇のヤツはニコンのレーザー距離計COOLSHOT 20。
元はゴルフ用ですが、エアガン調整用としても重宝しています。
欲を言えば色がブラックでレールマウントが付いていればヨカッタのに。
”あの箱”は家のドアを開けて玄関に設置。
8mの距離を取れました。
この日は暖かかくて何もせずマガジンの温度は25℃。
11月という季節からすると高い温度です。
ココでも活躍する非接触型の赤外線放射温度計SATO SK-8700Ⅱさん。
思ったより色々使えます。
他人様の視線を気にしないで撃てるのは良いですね。
ヘタに近所で撃ってると通報されそうな世の中だし。
エアガンは後ろ指を指されやすい趣味なので仕方ないですね。
「バン!バン!ババン!(2点バースト)」
「バババババババ!(フル)」
あ~、気持ちイイ~!!(*´Д`)
でもガスブロでもネットを全部撃ち抜いて背面まで届いちゃったのでネットは6枚に増やしました。
あの箱の内部
4枚だと結構ストレートに抜けちゃうので6枚に増量した減速ネット。
しかしだからと言って弾が抜けない様にもう少し小さい網目のヤツにしたり布製にすると、その1枚で全ての運動エネルギーを受けちゃって損耗が激しくなるので注意。
本来の役目はあくまで減速。
最終的に背面のマットで止まればイイんですが、6枚にしたら網だけで止まる様になりました。
ガスブロのUMP-9では5~6枚目で確実に、電動ガンでは背面マットで止まります。
当然フルオートでも大丈夫でした ( ´∀` )
テンション上がってキタ━━(゚∀゚)━━!!
久しぶりにマルゼンAPS-2も撃ってみよう。
20年以上前のモデルですが個人的には今でも一番精度の良いエアコキだと思う。
いまだ現役の砂井メインアームです。
ガスブロとAPS-2では流石に精度が違いますね。
UMP-9はもう少し精度が欲しいので近日中にカスタム予定。
でも電動ガンと違ってガスブロは調整が難しくて自信はマッタク無い (;´・ω・)
BB弾回収システムも上手く機能しています。
箱外へのBB弾の飛び出しも皆無。
自分で言うのも何ですが、カンペキなターゲットシステムです ( ´∀` )
使用後の網にも問題ありません。
コレでいつでも気軽に試射出来ますね。
とりあえず撃ちまくりますよ~。
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