ドリブンスプロケット33Tは無謀なのか?

先日ドリブンスプロケットを37T→35Tに交換したリトルカブ90ですが、コレがまた絶好調なのですよ。
最初は最高速の伸びから37Tが限界だと思っていたんですが、それはエンジン回転数の限界であって、中回転域のトルクにはまだ余裕があった事が判明したのです。

16T×35Tという組み合わせは、90ccエンジン仕様のリトルカブなら平地でも公道範囲にある上りでも十分に回し切れるギア比です。
ギア比はコレで決定ですか?
挑戦、そうコレは決して無謀ではない!

ほならなね、もっと上げてみんさいって話になったワケですわ、ギア比。
35Tで絶好調なのにまだ負荷を上げるのか?って話ですが、チューニングは絞って絞って絞り過ぎて戻すのが基本。
ピークが何処か分からないとセッティングしようがないでしょう?
ならもう1段ハイギアード化したくなっても仕方ないでしょう?
そんなワケでスプロケットを鼻歌まじりで探していると、全然予想していなかったまさかの問題が!
愛用のキタコ製ドリブンスプロケットには旧カブ用PCD70の33Tが無く、何故か35Tの次は31Tの設定になっています。
なんで?(;´・ω・)
なので今回はミニモト製の33Tを使用しました。
あ、金属チェーン仕様のスプロケットは摩耗の観点から奇数が基本ですよね。
今付いているドライブスプロケットは物理的な限界から16Tと偶数ですけどね。
やっぱ可能なら奇数の方が安心しちゃうのがメカニックですわよ。

スプロケットの交換はもう何回もしたので途中の工程はパパっと端折ってます。
細かい手順は過去記事↓で確認して下さい。

今まではキタコの黒いスプロケットばかりだったので、ミニモトのシルバーのスプロケットは安っぽい新鮮に映ります。
どの道チェーンカバーで見えなくなるんですが。

イキナリ交換完了しています。
うん!スプロケ小さい!( ´∀` )

問題はチェーンテンショナーの調整範囲の限界ギリギリをちょこっと超えちゃってる事です。
でも33Tを回し切れるのか不安だったので、少しの間はこのままの状態で試走してみます。
大丈夫ならチェーンを切断しますよ。

通勤経路上の4%の上り坂を4速50km/hで上ってみます。
今までなら僅かに加速しながら登れる斜度でした。
33Tでは?・・・(;´・ω・)・・・
上れますね、フツーに ( ̄ー ̄)
数日走ってみましたが意外にも「少しギアが重いかな?」と感じる部分は少なくて全然走れます。
流石に4速で20km/hから加速する、とかいうシチュエーションでは鈍さを感じますが、低いギアで少し長めに引っ張れば加速も問題ありません。
そう、砂井さんは検証の鬼

感想が体感だけなのでもう一度35Tに戻して乗ってみます。
ここまでやれば感覚の違いを比較出来るでしょう。
結果としてはローギア化した分、同じ速度なら当然エンジン回転数が上がりますが、全く速さに繋がっていないと感じました。
よく考えるとカブって1速とか2速の低いギアで引っ張っても加速が鋭くなる訳じゃないでしょう?
エンジンの特性上、ローギア化して回転数を上げるより、回し切れるギリギリまでハイギアード化して中回転域トルクを最大限生かすセッティングの方が走りやすいと感じました。
当然走行域にある上り勾配にもよりますが、砂井さんの行動範囲には4速で上り切れない坂は無いので33Tがベストだと判断しました。
当然シレっとスプロケを33Tに戻します。
ハイギアード化の感想

改めて16×33までハイギアード化したカブの走行感覚を考えてみます。
ノーマルのカブって走り出したらずーっとトップギアでしょう?
1速から発進して2→3→4とパパっと上げたら殆どそのまま。
でもここまでハイギアード化すると1速から発進して2速→→→3速→→→4速と、各ギアでしっかり引っ張る必要があります。
右折で3速にシフトダウンし、左折では2速までシフトダウンさせる必要がある場面も多く存在します。
乗り方によっては「それはちょっと面倒だ」と思う人も居るでしょうが、コレってフツーのバイクの走行感覚なんですよね。
更にあえて低回転でシフトアップしてズトトトトという南海パワーコンプマフラータイプ3の鼓動感を楽しむ事も出来ます。
砂井さんの出勤は早朝5時とかアホみたい早いので、他の車が居ない時間帯は敢えて低回転で走る事が多いですね。
ちなみに3速でもブン回せば60km/hをちょっと超える程度まで出るので、4速は燃費重視のオーバードライブみたいなポジション。
しかし4速でも35km/hからなら加速していける程度のトルクは残っています。
ハイギアード化以外にもキャブのMJを98→90に絞った影響もあるでしょうが、燃費は約18%も向上しました。
チェーンカットで最終調整

ドリブンスプロケットは33Tで決定したので、改めて余ったチェーンを切断します。
DIDのかし丸君に40系オプションセットを組み合せて使用します。

小排気量バイクに使用されているクリップ式チェーンですが、整備性はサイコーですね。

普段ならグラインダーでピンの頭を削るんですが、用意するのも面倒だったのでそのままチェーンカッターでピンを抜きます。
当然正規の手順なのでグラインダーが無くても問題ありません。

チェーンの最小単位は1ピン=1コマ(1リンク)ですが、接続はアウタープレートで行うのでチェーンの両端はインナープレートである必要があります。
なのでカットの最小単位は2コマ(2リンク)になります。
写真の状態(アウターとインナー1セット)を1コマと数えるのはよくある誤用だそうですよ。

チェーンをカットするとチェーンテンショナーの位置が適正になりました。
いやー、自分好みの乗り味になりました。
リトルカブのベストセッティングを更新します。
リトルカブ(カブ90ccエンジン4速仕様)
Fタイヤ:バトラックスSC 80/90-14
Rタイヤ:バトラックスSC 90/90-14
キャブレター:武川PB16
MJ:90
SJ:38
ドライブスプロケット:16T
ドリブンスプロケット:33T
吸気:カブ90純正仕様
排気:パワーコンプマフラータイプ3
85ccなので大してスピードも出ませんが、単気筒の鼓動感とか通勤仕様としては最高に楽しい~ ( ´∀` )ノシ
正直言ってXJR1300より楽しいかも知れません。
ひょっとして砂井さんにはハーレーとかビッグシングルとかが合っているのか?
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