結論から言えば結局使わなかったんですケドね (;´・ω・)
EXUP(Exhaust Ultimate Power-valve_エグザップ)は、1987年のFZR400Rから一部のYAMAHA製バイクに採用されている排気制御デバイス。
排気バルブ付近の排気の流れを最適化し、排吸気の効率を高め、「吹き返し」によるロスを低減する装備らしい。
中間パイプ付近にあるためスリップオンマフラーに交換するならそのままでOKですが、フルエキゾーストマフラーに交換するならバルブ関係を撤去する必要があります。
EXUPを外したい
実はヤフオクで安くGETしたヨシムラのチタンサイクロンに交換するんですが、その際不要になるEXUPの排気バルブを取外す必要があります。
しかし排気バルブの取外しは必須として、残るサーボモーターも取外そうと思ったんですが、ただ単に取外しただけではECUがエラーコード18(ECUモーター固着)を出力をするので対策が必要です。
それがいわゆる「EXUPキャンセラー」ってヤツなんですが、既製品を買うと結構高額なんですよ。
なので界隈では”外したEXUPコネクターに抵抗を差すとエラー表示しない”という、ちょっとアヤシイ対処方法があるんですよ。
安価で可能な対策は魅力的ですが、そのまま実行しただけでは見た目がちょっとアレなので、今回はその抵抗追加方式をエレガントに見せる工作してみようと思いました。
あくまで自己責任によるDIY品なので注意。
マフラー交換作業前にちゃちゃっと作りますよ。
排気バルブ
一回実物を観察してみます。
コレはエキパイに付いているEXUP排気バルブのカバーを取外た状態。
2本のワイヤーで開閉される構造が良く分かります。
内部にはバタフライタイプのバルブがあります。
単純な構造ですね。
EXUPは通常なら低回転で閉まる側に、高回転で開く側に作動するんですが、なぜかXJR1300ではほぼ開きっぱなしらしい。
高回転時に僅かに閉まる方向へ作動する程度なので、「存在意義に疑問がある」と界隈では囁かれております。
サーボモーター
XJR1300の場合、EXUPサーボモーターはスイングアームの付け根付近の上側にあります。
リアタイヤからの汚れが直撃する位置ですね (;´・ω・)
コレはサーボモーターのカバーを外した状態です。
ECUからの信号で内部のモーターがプーリーを回し、両引きワイヤーを動かす構造。
写真では見えませんが、このサーボモーターの裏側に件のコネクターがあります。
一度分解しないとコネクターを外せないかな?
必要部品の調達
位置と構造を確認したらキャンセラーを作ります。
使用するのは
・10kΩ 1/2wの抵抗
・古河電工RFWシリーズ6極Mコネクター(6P090WP-FERFW-BK-tr)
・M端子
・ダミー栓
・ワイヤーシール
抵抗はAm〇zon、コネクターその他小物はhi-1000.comさんで購入しました。
・・・(* ̄- ̄)・・・
近くに電子部品屋さんが無いので通販するしかないんですが、この数の抵抗とか一生かけても消費出来る気がしない (;´・ω・)
抵抗の精度はまぁ問題無い範囲だと思います。
早速DIY開始!
M端子を抵抗の両端にハンダ付け。
老眼の進行した砂井EYEにはハズキルーペが必須。
細かい作業が捗ります。
・・・(* ̄- ̄)・・・
最近、あのCM見なくなりましたね。
ハンダ付けが終わったらM端子を専用の電工ペンチでカシメます。
今回はハンダ付けなので正確には不要な作業ですが、カシメないと端子がコネクターに入りませんのでね。
なので普通のペンチで曲げたり、あるいは切断しても良いでしょう。
導通部分の保護用に収縮チューブを付けます。
大抵の場合は最初に通しておく必要があるヤツですが、よく忘れてハンダ付けをやり直すことが多いんですよね、コレ (;´・ω・)
今回はモノが細いので施工後でも通ります。
ライターで軽く炙って収縮~。
短絡用配線(抵抗入)が完成しました。
短絡用配線(抵抗入)をコネクターに差し込みます。
短絡させる配線位置は車体側コネクターを正面から見て、上段が真ん中、下段が右になります。
写真を撮り忘れたので記事後半の写真を参考にして下さい (;´・ω・)
防水処置
ワイヤーシールは後入れなので切り込みを入れました。
ワイヤーシールを配線部に押し込みます。
見た目は入れるのムリゲーっぽいサイズ感なんですが、ピンセット等でえいえい(`・ω・´)と押し込めば結構入ります。
未使用の配線ポートにはダミー栓を挿入。
最後にリテーナーを差し込めば完成です。
念のためコネクター状態での通電状態を再確認。
大丈夫ですね。
完成!!
(-ω-;)ウーン、
素人の自作品とは思えないクォリティーの高さ ( ´∀` )
しかし今回は未使用!(;´Д`)ナゼ?
理由はヨシムラのチタンサイクロンに交換する際、当初は取外そうと思っていたEXUPのサーボモーターを残す事にしたからです。
サーボモーターが残っている場合、ただ無意味にモーターが動くだけでECU側は何も問題なく動作します。
サーボモーターを残す事にした理由はヨシムラのマニュアルにそう記載してあったから。
更にキャンセラーによる作動原理が不明確、というのも理由の一つです。
とりあえずビニールテープで過剰防水処置をして予備パーツBOX行きですね。
動作確認くらいしても良かったかもですが、コネクターを外すのが困難だったので断念しました。
サーボモーターを外せばイケそうだったケド、面倒だったんだもん。
果たしてコイツが日の目を見る事があるのか?
・・・(* ̄- ̄)・・・
きっと無い (;´・ω・)
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