リトルカブのタイヤ交換①フロント編

グリップが悪いのは経年劣化ですか?

先日慣れない道を走行していた時、変速的な交差点の停止線を見誤り強めのブレーキをかけました。

直進だったしバイクも直立状態なのにフロントタイヤが盛大にロック

強め、と言ってもそんな死ぬほど強く握ってはいませんよ?

そのまま数メートル滑りましたが何とか転倒せず停止出来ました。

正直ちょっとタ〇上がったのはナイショな (;´・ω・)


原因の推測と対策の立案

ノーマルのブレーキシューはお爺ちゃんがうっかりブレーキを強めにかけても、ロックしてあの世に旅立たせない程度の弱い制動力に設定されています。

でもちょっと弱過ぎると思うんですよ。

なので少しでもブレーキの利きを上げる為にデイトナ製シューに交換済みだとはいえ、ソコは所詮カブのドラムブレーキ。

そんな危険な程利くワケがない、よね?(;´・ω・)


このカブは1999年製の中古でしたが室内保管&シートのおかげで超絶に程度の良いキレイな個体。

タイヤもひび割れ1つ無い状態だったのでそのまま使用していました。

でも、やはりゴム製品は硬化して大分性能は落ちているハズ。

簡単にフロントタイヤがロックした要因は
●強化したブレーキシュー
●冬の低温によるグリップの低下
●経年劣化によるゴムの硬化
だと思うのですよ。

この中で1番問題のありそうなヤツと言えば当然アレですよね?


タイヤを交換します

ひび割れが無いとはいえ流石に22年前のタイヤとか流石にヤバイでしょう。

正直スポーツ自転車に比べれば圧倒的に低価格な原付カブの部品なんてサクッと交換しちゃいますよ。

前後タイヤ、チューブ、リムテープの3点セットはロードバイク用パーツの2/3程度の価格でした。


候補となるタイヤメーカーは純正のIRCと悩みましたが今回はダンロップを選択。

リトルカブのタイヤはフロント2.50×14、リア2.75×14というサイズになります。


ダンロップはブリヂストンやミシュラン等と比較したら1ランク下のメーカーだと思っています。

でも(動力性能で言えば)リトルカブも3流以下の原付なので費用対効果で選択しても問題無いと判断しました。

お安いのよ ( ´∀` )


タイヤはダンロップD107。

同じD107という型番でも太さでパターンが違います。

MTBレースでもお世話になったIRCとも悩みましたが、ノーマルタイヤがIRCのNF30とNR35だったのであえて違うヤツにしようかと。

手頃なお値段とレトロ感のあるビジュアルも〇。


ではフロントから交換だ

作業が容易なフロントからやりますか。

センタースタンドがあると整備にも色々便利。

フロントタイヤを外す場合はリアに重りを乗せるとウィリーして良い感じにフロントタイヤが浮かせる事が出来ます。


スピードケーブルとブレーキロッドを切り離し。

フロントホイールの外し方は↓に詳しく載せています。

フロントのブレーキシューを交換


無事タイヤは外れるのか?

この日は大雪警報で吹雪いているので仕方なく自室で作業しますよ。

さて、今回のヤマ場はココから。

自転車なら数十回とタイヤ交換しましたがバイクは初めてです。

でもリトルカブはチューブタイヤだし、基本は同じハズ。

だよね? (;´・ω・)


ブレーキドラムを引き抜くとデイトナ製のブレーキシューがコンニチワ。

あんたイイ利きしてるわね。

交換したばかりなので全然汚れてません。


まずはムシ回しでバルブコアを外しタイヤの空気を抜きます。

ぷしゅー (* ̄3 ̄)

スポーツ自転車より低圧なので控え目な音で空気が抜けます。

もっと遥かに高圧なロードバイクのタイヤなら
ぶっしぁー!!つってんだ(#゚Д゚)ゴルァ!!
とかいう盛大な音が鳴りますからね。


12mmソケットレンチでバルブナットも外します。

するとバルブが斜めに傾きました。

内部のチューブの位置が穴と合っていないんですね。


ここでご登場願ったのはタイラップ。

色々便利な品なので各ご家庭にも常備していますよね?

このリリースタイは文字通りリリース出来るので数回使えて経済的です。


コレをリムの間から通してタイヤを締め付けます。


コレを3~4ヶ所くらい作っておきます。

こうしておくとタイヤのビードを締めて外れやすくなるらしいんですが、正直どこまで効果があるのかは不明。

お試しですよ。


ここで無謀にも自転車用タイヤレバーを使用します。

理由は某工場からバイク用レバーを借りてくるのを忘れたから。

まぁ理屈は一緒なハズ!

問題は強度だけですよ!


ふんぬー! (#゚Д゚)

あぁ、強化ナイロン製のタイヤレバーが折れそう。


あ、外れた。

なんだ、結構イケるじゃない ( ´∀` )


ビードが1ヶ所外れたら芋ヅル式だし、もうリリースタイは不要かな?

引き抜いて残りのビードも外します。

リムは鉄製で丈夫なので⊖ドライバーでゴリゴリした方が早かったですね。


片側のビードが全て外れました。


隙間から手を突っ込んでチューブを引っ張り出します。

ハラワタ抉り出してる感じがヤバイ。


もう片方のビードはホイールを立ててタイヤを外れる方向へ体重をかけてギューっと下へ押すと簡単に外れますよ。

最初だけ⊖ドライバーでビードをグリっとやると更に簡単。

写真撮り忘れたのでリア編で詳しく。


やっと外れました。

MTBのチューブレスタイヤを組む時みたいに握力を酷使しますね。


自転車ではリムテープって言うコレ↑を剥がすとニップルの頭があります。

このホイールの裏側はサビやすいそうですが、コイツも軽度のサビが出てました。


当然軽度のうちに磨きます。

裏側で見えないトコだし鋼線ブラシでゴリゴリいきますよ。


ブレーキライナーのフチも軽くサビが浮いてたのでギュイーン。

あー、外は寒いな~。


うむ (* ̄- ̄)

キレイになったわね。

サビは表面だけでした。


サビはほとんど駆逐したので赤錆転換剤ではなく、クリア塗装で防錆処理する事にします。


クリアが乾くまでの間、ぼーっとして時間を過ごします。

BD-1(後ろの自転車)は18インチタイヤですが、リトルカブの14インチの方が大きく見えますね。

実は自転車とはホイールの大きさを表す基準が違うんですよ。


作業再開

24mm幅のリムテープはジャストマッチ。

リムテープはニップルやスポーク穴でチューブが傷付かないようにするのがお仕事です。


新品のチューブはご覧の通りペチャンコです。

このままタイヤに組むとネジレたりする可能性があります。


なので円形を保つ程度にちょっとだけ空気を入れるのが砂井流、ってか自転車整備流。


新品のタイヤとチューブが準備完了です。


タイヤに付いている黄色い〇はバルブの位置を示しているんだとか。

重量配分が決まってるのかな?


チューブは予めタイヤの中に入れときます。

ネジれずに入ったらバルブコアを外すor緩めて先程入れた空気を抜きます。


あ、しまった。

写真が無いですがタイヤは外す時と同様にタイラップで締め付けておきました。

んでバルブ側から合わせてタイヤにハメ込みます。


ホイールを横倒しにしてバルブ側から円周上に押し込んでいきます。

でも残り2/5くらいで入らなくなるハズ。


後は鉄製ホイールなので⊖ドライバーでグリグリです。

ドライバーの先でチューブを傷付けないように注意。

鉄リムなのでほとんどキズは付かないと思いますが、気になる人は養生テープやリムガードを付けて下さい。


ずっぽり入りました。

外すよりは簡単ですか?

正直タイラップは不要な気がする (;´・ω・)


1度ビードを寄せてリムテープがズレていないか確認します。


最後にバルブが真っ直ぐ出ているか確認します。

バイクは知りませんが、自転車ではバルブがズレていると根本に負担がかかってチューブが裂けたりしますのよ。


確認が終わったら空気を入れます。

リトルカブのフロントタイヤは175kPaです。

ちなみにロードバイクなら700kPaくらい入れますよ。


ブレーキドラムをぱこんと入れて取付け準備は完了。


10円玉ならぬ灯油缶でウィリー状態のフレームに戻します。

フロントは簡単ですね。


44N・mのトルクでシャフトを締めて~


スピードメーターケーブルとブレーキケーブルを繋いだら終了です。

ちょっと長くなったのでリア編へ続く。

リトルカブのタイヤ交換②リア編

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