リトルカブのキャブレター交換②(交換出来なかった編)

交換作業に入ります

前回はカブ90用のPB16キャブレターを中古で入手した話でした。

ガスケット等、必要な小物パーツが揃ったので作業に入りたいと思います。

リトルカブのキャブレター交換(準備編)

レッグガードを外したらエアクリーナーボックスも外します。

ボックスは下から4本のネジで固定されています。

キャブとチューブを繋いているバンドも忘れずに。


パッカーン

エアクリーナー自体は50cc、70cc、90cc共用なのでこのまま使用可能。


リトルカブ50用は先がカットしてますが気にしない。

インテークチューブはキャブ側の径は同じですが、内部の径は結構違いますね。


チューブをエアクリボックスに「おんどりゃーヽ(`Д´#)ノ」と押し込んで交換完了。


本来ならガソリンを抜いた方が良いんしょうが、今回は燃料コックを流用するのでOFFにしてバルブごと外せば漏れません。

純正品だとこの辺の互換性も安心です。


ホーンやクランプの付いたステーを外します。

砂「ふんぬー!(# ゚Д゚)」

ばきっ!!

めっちゃ固着してたのはエンジンの熱が伝わるから?


ちょっと見にくいですが、キャブから出ているエアーベントチューブがクランプに通っているので抜いておきます。


チョークのワイヤーも外します。

アウターを固定しているクランプを緩めて先端のタイコを抜けばOK。


スロットルケーブルもバルブごと抜きます。

赤〇内のネジを緩めますが、固かったのでプライヤーでトルクを抜きました。


スプリングを押し上げてワイヤーをサイドの切欠きから抜けばスロットルケーブルがバルブから外れます。

ジェットニードルを曲げないように注意。


いよいよキャブ本体を外します。

今回はインテークマニホールドごと外しますよ。

ボルトは8mmでした。


外したキャブレターを比較してみる。

PB16のインマニは拡大加工してありますが、確かエンジンポート側はPB13と同じくらいだったハズ。

エンジンヘッド側のポート径はノーマル状態なので拡大加工は今回は無意味、ってか段差が生じる分ちょっと不利に働くかな?


吸気口の径は両者同じなので純正エアクリーナーが使えます。

コレ、大事。


当然C90用PB16キャブの方が奥にあるベンチュリー管の径が大きい。

PB13は円に近い楕円でΦ13、PB16は縦長の楕円でΦ16相当です。

どーでもイイ話ですが、パイプ等の直径を表す「Φ」←コイツは「ぱい」じゃなくて「ふぁい」と読みます。

結構間違えている人が多い、ってか私も誤読してました (;´・ω・)


キャブの背面はポート径はもちろん、ネジの間隔も違うのでインマニの流用は不可です。


スロットルバルブの径も当然違いますね。


スロットルバルブ本体。

径だけじゃなくて肉厚も結構違うんですね。


何故かチョークケーブルを固定するステー?の向きが違います。

どっちでもケーブルは届くのでこのままイってみよう。


エンジンの吸気ポートは当然細いまま。

インマニの拡大加工のせいで生じる段差で流入気流が乱れそう。

某1級整備士に相談したところ
1「吸気ポートを拡大加工すれば良い」
との事でした。

でもポート加工にはヘッドを外さないとダメだし、その為に更に色々外さなければならないハズ。

・・・(* ̄- ̄)・・・

今回はダメ元でこのままイってみます。


とりあえず一度交換してみる

早速PB16キャブレターを仮組み。

するとあの前方に張り出したチョークケーブルのステーがエアークリーナーボックスに干渉する位置なのが判明。

やはりPB13キャブ用のステーと交換しないとダメですね。


更に深刻なトラブル発生

順調に行ってたと思ったら案の定トラブルです。

スロットルケーブルが繋がるコレ。

アウターケーブルの受け部分の長さが違います。


ケーブル自体の長さじゃなくて、アウターの受けが長いので相対的にインナーケーブルの長さが足りない状態になり、スロットルが全閉しません。

アウターをカットして使うかC90用ケーブル買うか。

(-ω-;)ウーン

通勤にも使うし、今回は諦めてノーマルのPB13に戻そう (;´・ω・)


以降リトライ編へ続く。

リトルカブのキャブレター交換③(リトライ編)

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