交換作業に入ります
前回はカブ90用のPB16キャブレターを中古で入手した話でした。
ガスケット等、必要な小物パーツが揃ったので作業に入りたいと思います。

レッグガードを外したらエアクリーナーボックスも外します。
ボックスは下から4本のネジで固定されています。
キャブとチューブを繋いているバンドも忘れずに。

パッカーン
エアクリーナー自体は50cc、70cc、90cc共用なのでこのまま使用可能。

リトルカブ50用は先がカットしてますが気にしない。
インテークチューブはキャブ側の径は同じですが、内部の径は結構違いますね。

チューブをエアクリボックスに「おんどりゃーヽ(`Д´#)ノ」と押し込んで交換完了。

本来ならガソリンを抜いた方が良いんしょうが、今回は燃料コックを流用するのでOFFにしてバルブごと外せば漏れません。
純正品だとこの辺の互換性も安心です。

ホーンやクランプの付いたステーを外します。
砂「ふんぬー!(# ゚Д゚)」
ばきっ!!
めっちゃ固着してたのはエンジンの熱が伝わるから?

ちょっと見にくいですが、キャブから出ているエアーベントチューブがクランプに通っているので抜いておきます。

チョークのワイヤーも外します。
アウターを固定しているクランプを緩めて先端のタイコを抜けばOK。

スロットルケーブルもバルブごと抜きます。
赤〇内のネジを緩めますが、固かったのでプライヤーでトルクを抜きました。

スプリングを押し上げてワイヤーをサイドの切欠きから抜けばスロットルケーブルがバルブから外れます。
ジェットニードルを曲げないように注意。

いよいよキャブ本体を外します。
今回はインテークマニホールドごと外しますよ。
ボルトは8mmでした。

外したキャブレターを比較してみる。
PB16のインマニは拡大加工してありますが、確かエンジンポート側はPB13と同じくらいだったハズ。
エンジンヘッド側のポート径はノーマル状態なので拡大加工は今回は無意味、ってか段差が生じる分ちょっと不利に働くかな?

吸気口の径は両者同じなので純正エアクリーナーが使えます。
コレ、大事。

当然C90用PB16キャブの方が奥にあるベンチュリー管の径が大きい。
PB13は円に近い楕円でΦ13、PB16は縦長の楕円でΦ16相当です。
どーでもイイ話ですが、パイプ等の直径を表す「Φ」←コイツは「ぱい」じゃなくて「ふぁい」と読みます。
結構間違えている人が多い、ってか私も誤読してました (;´・ω・)

キャブの背面はポート径はもちろん、ネジの間隔も違うのでインマニの流用は不可です。

スロットルバルブの径も当然違いますね。

スロットルバルブ本体。
径だけじゃなくて肉厚も結構違うんですね。

何故かチョークケーブルを固定するステー?の向きが違います。
どっちでもケーブルは届くのでこのままイってみよう。

エンジンの吸気ポートは当然細いまま。
インマニの拡大加工のせいで生じる段差で流入気流が乱れそう。
某1級整備士に相談したところ
1「吸気ポートを拡大加工すれば良い」
との事でした。
でもポート加工にはヘッドを外さないとダメだし、その為に更に色々外さなければならないハズ。
・・・(* ̄- ̄)・・・
今回はダメ元でこのままイってみます。
とりあえず一度交換してみる

早速PB16キャブレターを仮組み。
するとあの前方に張り出したチョークケーブルのステーがエアークリーナーボックスに干渉する位置なのが判明。
やはりPB13キャブ用のステーと交換しないとダメですね。
更に深刻なトラブル発生

順調に行ってたと思ったら案の定トラブルです。
スロットルケーブルが繋がるコレ。
アウターケーブルの受け部分の長さが違います。

ケーブル自体の長さじゃなくて、アウターの受けが長いので相対的にインナーケーブルの長さが足りない状態になり、スロットルが全閉しません。
アウターをカットして使うかC90用ケーブル買うか。
(-ω-;)ウーン
通勤にも使うし、今回は諦めてノーマルのPB13に戻そう (;´・ω・)
以降リトライ編へ続く。
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