BD-1をドロップ化したら超カッコイイ

当初は予定していなかったカスタムなんです

コレは通勤仕様のBD-1(フレッタ)
所有する自転車の中で一番使用時間が長い自転車。

知名度の高いフォールディングバイクですが、(birdyじゃない)初期のBD-1はハンドリングがパネェ不安定という設計上の持病を持ってました。

コケる程ではないですが確かに落ち着きのないハンドリングです。

下りの高速コーナーは緊張感あるよね (;´・ω・)

なので最初はドロップハンドル化なんて考えもしてませんでした。


しかし去年導入した加茂屋さんの”シルキーバーディーFサス”で劇的にハンドリングが改善。

もちろん不安定なトコは残っていますが大分マシになったのです。

そうすると今度はね、年間走行距離が一番多い自転車なのでハンドル周りのカスタムをしたくなる。

正直フラットバーでは長時間乗りたくない (;´Д`)

オンロードならドロップハンドルがイイわ~。
手の平の向きが縦になるのが自然で楽な姿勢だと思うのです。

フラットバーは手の平が横向きになるので疲れるし、肘張った姿勢になる。
長時間乗ると掌の付け根が痺れるのよね~。

そのせいか普段はバーエンド付近を持っています。

色々なトコロを持てるドロップハンドルは今後のキャンプツーリング等にも生きてくるハズだしね。

 

今時BD-1のドロップ化なんて珍しくもないカスタムですが、そのおかげでネットに情報が溢れているので失敗は少ないハズ。

BD-1のFサス交換


ハンドルの選考とクランプ径

早速ドロップ化の為のパーツを準備。

実はコレ、去年からチマチマ集めていました。
一度に買えないもんで (;´∀`)

カスタムの要となるハンドルはシマノPRO LTコンパクトをチョイス。

ロードバイクもPRO VIBE コンパクトで慣れてるし、PROのアルミ製品はコスパも高くて最高。


図体はデカイが絶望的に体が硬いワタシ。

体前屈は怒涛の-12cmで、計測員に「マジメにやってます?」とか言われる事多数。
コッチは大マジメだ 凸(゚Д゚#)ゴルァ!!

と言う訳で砂井さんはコンパクトタイプが必須。

前傾姿勢があまり強くならないのがイイね ( ´∀` )


ここで問題になるのがハンドルクランプの径。

現行のbirdyは標準的な31.8mmなんで問題無いですが、BD-1は25.4mmと太古のMTBサイズ

ひと昔なら25.4mmのドロップハンドルも数種類有りましたが、現在はNITTOのシャロー(競輪用?)くらいしか無い。

前記のPROも当然31.8mmなんで何とかしないとね。


現行品(birdy用)の31.8mmハンドルステムも単品で売ってましたが、税別30,000円オーバーとビルが建つんでないかい?ってくらいの、スーパー・ウルトラ・グレート・デリシャス・ワンダフル・ボンバーな超セレブ価格 (;´Д`)

そこで白羽の矢を立てたのがRIDEA(リデア)の”ESF2 Extendable Stem”です。

本来コレはハンドルバーの位置を変更するパーツ。
コラム側25.4mm、ハンドル側31.8mmというクランプ径になっています。

コイツを25.4→31.8変換アダプターとして使用する訳ですよ~ ( ̄∇ ̄*)ゞ

2ヵ月間かけて位置とか計算したから大丈夫!なハズ。

あ、一見同じに見えるESF1ってヤツはハンドルクランプが25.4mmなんで間違えないように注意ですよ。


このインゴット削り出し感がイイですね。

ゴツく見えますがアルミ製なので比較的軽量な220g。

ホントはレッドを注文したんですが、品切れだった為に在庫のあるチタンカラーにしました。


ロードバイクのポジションを基準にサドルからハンドルクランプまでの距離を比較。

直線距離でBD-1の方が約35mm近い。

リラックスポジションです ( ´∀` )


リデアのアジャスタブルステムは60mm。


普通に付けると今度はロードバイクより25mmもハンドルが遠くなるんでダメね。

国宝級に体が硬いのでムリよ~。

ロードバイクのポジションが限界の前傾姿勢なので、それより近くしないとイケないのです。


なら真上に向ければイイんじゃね?って案を実行したのがコレ。

当然ですがハンドル高過ぎ。

60mmも高くなれば当然だわさ (;´・ω・)

じゃーどーすんのよ?って、
ちゃんと考えてありますのよ~ ( ´∀` )


加工しちゃうのよ

このBD-1のハンドルコラムはアジャスタブル構造なので上下に動きます。

今も下限ポジションなんですが、物理的な限界まで下げられる長さを測定。


ステムには回転止めの為?かコラムにはピン穴が、上下するステム側にはピンが出ています。

この機構は必須ではないと思いますが、万が一クランプが緩んでもハンドル操作が出来る様に生かそうと思います。

つまりピン穴を下側に追加する訳ですよ。

一番下の穴から先程測った長さ分、下方に印を付けます。


いきなりギュイーン!

この手の作業には思い切りが大事 (* ̄- ̄)

ワタシは思い切りが良過ぎてよく失敗します。

でもコレはある意味病気なんで治りません。

コラムは上方より根元の方が肉厚になっていました。
力の掛かるトコなんで何があっても自己責任ですよ。


開けた穴のエッジ処理をして完了。

今回のカスタムで加工が必要なのはコレだけ。

・・・( ^ω^)・・・

だよね? (;´・ω・)


ポジションの確認

矢印がノーマルで一番下のピンの位置。

ハンドル位置は物理的にはもっと下げられます。

その限界位置まで下げてもピンで固定される様に赤〇の穴を開けたのです。


仮組してみますよ。

ステムのボルト2本を抜いてサクッとフラットバーを外します。


リデアのステムとドロップハンドルを仮止め。

当然このままではハンドル位置が遥か上空で酸素が薄いわ~ (;´・ω・)


ステムを限界位置まで下げて新しく開けた穴に入れます。

限界の下限位置でピンはジャストミ~ト。

穴の下側が少し歪なのは開ける位置を少し間違ったから (;´・ω・)


限界位置まで下げられたステム。

ステムの長さは60mm、コラムを下げられた量が約50mmなんで、元の位置と比較してハンドルは10mm上がっただけで済みました。


ドロップ化によってブラケットを持つので手の位置は更に遠くなります。

ロードバイクよりリラックスポジションを目指しているのでハンドル位置が10mmアップした位なら全然問題ありません。

まぁ、このハンドルポジションは身長184cmとムダにデカイくてシートポストが高い砂井さんだから可能だと思われます。

このやり方では身長175cm位の人だとサドルよりハンドル位置が高くなってしまうので非推奨。

試しにハンドルを握ると意外に剛性感も悪くない。

そりゃロードバイクに比べたら劣りますが、フォールディングバイクとしては優秀だと思います。


本格的にカスタム開始

コンポは去年4700系ティアグラに換装したので当然STIもティアグラ。

「105の方がコスパ良いよ?」って聞きますが、ホイールに10速縛りがあるので仕方なし。

左右セットですがフロントはシングルなので左は飾りです。

勿体ないけど左右合わせないと持った時違和感が出るのでしょうがない (;´Д`)
なのでヒマな時にカチャカチャして遊ぶ事が出来ます。

Di2(電動)に慣れてると、変速機構を内蔵したブラケットは角ばってて握りにくいね。


BD-1のドロップ化で最大の障壁はブレーキですね?

死ぬほどネットで調べて一番トラブルが少ないと思われるミニVを選択。

シマノ製でグレードは一番低いBR-R353。
もう市場にはコレ位しか出回ってない様です。

スポーツバイクのディスクブレーキ化が進んでVブレーキ自体が下火だから?

ミニVとか更にマニアックだから仕方ないか (;´・ω・)

ちなみに「BD-1にはリア用Vブレーキが2つ必要」って聞きますが、違いはブレーキシューの固定方向なので左右入れかえればドッチでも付きます。


STIレバーもサクッと付けますよ。

ハンドルもシマノだしSTIとの相性もバッチリだよね?


ココからブレーキ交換。
ノーマルのVブレーキワイヤーを外します。

結構サビてますね。

SUSグレードのステンレス製ですが過酷な状況だと錆が出ますな。


今まで頑張ってくれたデオーレのVブレーキ。

でも外して終わり、ではありません。


コイツにはカプレオのフネが付いています。
コレをミニVに付け替え。

Vブレーキにロードバイク用のブレーキシューを付けられるのでミニベロには便利。

Fretta(BD-1)ブレーキシュー交換


作業中の砂井部屋。

狭いぜ! ( ´∀` )

でも外での作業は春4番くらいの強風でムリなのよ。

今日は気温も3℃と寒いし (;´Д`)


BD-1のブレーキはフロントでもリア並みの長さが必要なのです。

コレは近所の自転車屋さんから2000mmを2本購入。

インナーとアウターともシマノ純正SUSです。


ブレーキワイヤーを張っていると、リードパイプを固定するヤツに泥除けが干渉するのを発見。

コレもミニV換装時によくある事と事前に情報は得ていました。


この部分は力が集中するトコなので削るのはNG。


それなら泥除けの方をブッ叩けばイイじゃない。

コレはアルミ製で柔らかい ( ´∀` )


「逃げ」の分をヘコませてやったぜ!

かなりボロい泥除けなんで可能な荒業です ( ̄ー ̄)


でもフロントはブッ叩いた位ではダメそうな位置。

モロ被りです (;´Д`)

・・・( ^ω^)・・・

やっぱ泥除け外そう (* ̄- ̄)


外された泥除け。

ブッ叩かれ損です (;´Д`)

でもこんな事もあろうかと代替案があるし。


一通り換装が終わって外されたフラットバー御一行様。

将来的にフラットバーに戻す可能性もあるのでこのまま保管します。

シフターさん、一瞬しか使わなくてゴメンね (;´∀`)
もう二度と使わない気がするケド許してね。


試験走行

さて、とりあえず試走してみますか! ( ´∀` )シソー

・・・(* ̄- ̄)・・・

 

今3月下旬だよね?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

明日にしよう (;´Д`)

 


明日

バーテープだけ無かったのでオーソリティで買ってきました。

お気に入りのメーカーが無かったケド、まぁしょうがない。


気温が上がって昨日の雪は一気に解けました。
午後には完全消滅です。

遂に完成したBD-1ドロップ化。

カッコイイ ( ´∀` )


便利だが野暮ったい泥除けを外し、本来のスポーティさを取り戻した感じです。

やっぱスポーツバイクは泥除け無しの方がカッコイイ。

でもビジュアルはイケてなくても実用にはあった方が良い泥除け。

そこで以前ロードバイクで使用していた伸縮式の泥除けを新たに装備しました。

GIZAのFLINGERリアフェンダーです。

コレは後ろだけですが前後セットも売ってますよ。


このフェンダーは必要な時だけビヨーンと伸ばします。

フルカバータイプに比べたら泥除け性能は劣るでしょうが、見た目はスマートになったから良しとします。


コラムを上に延長する形で配置したリデアのアジャスタブルステム。

思ったより違和感ないね?


真上を向くのでもっとダサいかと思ってたのに。

メカ度は40%アップ。

(2021.11.9追記)
RIDEAのポジションチェンジャーは「くの字」に組むと何かカッコ良くなると判明しました。

Birdyカスタム⑧ハンドル位置の調整


まだ寒いので軽くしか試走してませんがシフトは当然バッチリ

ハンドリングも想定内のモノです。

ダンシングは少し不安定かもですが、元々フラットバーでも不安定だったしBD-1の特性なので放置。

慣れれば問題無いレベルです。


あと、コレも以前からなんですがフロントブレーキの感触は良くない

STIとミニVの相性、とかではなくフラットバーの時からでした。

ワイヤーの引きは重いしブレーキが効いてからの感触もグニグニしてます。

フロントは曲げ部分が多いので仕方ないのか (;´Д`)

使用しているのはシマノ純正ブレーキケーブルなんですが、もっとフリクションの少ないヤツとか無い?

日泉のケーブルが評判イイので今度試すかな?


とりあえずコレで自転車通勤再開に向けた準備は終了。

いつでもイケます! (`・ω・´)

・・・( ^ω^)・・・

まだ雪が降るんですケドね。

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