排煙装置にはガスグリルの方がベストなのか?
今回自作した排煙装置は見事に煙を排出し、匂い残りは一切ない快適な室内BBQが可能でした。
しかし脂の飛び散りが物凄くて炭火焼きは断念。
リビングじゃなくてガレージとか納屋だったら問題無いんですケドね。
やはりベストマッチなのはイワタニの炉ばた焼器「炙りや」ですか?
焼肉プレートよりコッチの方が美味しいと思うんですよ。
砂井さんの勝手な脳内ランキングでは
●美味しさ順
炭火焼き>>>炙りや>>焼肉プレート
●後片付けのラクさでは
焼肉プレート>>炭火焼き>>>炙りや
だと思うんですよ。
炙りやは直火ではなく、輻射板を赤熱させた遠赤外線で焼きます。
ガス調理器の中では炭火焼きに近い効果なんですね。
分解出来るので洗うのも(比較的)簡単なハズ。
室内焼肉にはもってこいなアイテムなのです。
いや、今回初めて使うんですケドね。
当然ですが、今夜は焼肉だ!
ファイアグリルsoloには御退場願って、代わりに炙りやさんがテーブルに鎮座します。
試験なのでテーブルにはアルミホイル、床には新聞紙が敷き詰められています。
見た目はアレですが汚れる範囲が不明だし、何より掃除がラクなので。
炙りやの水受けに水を入れて準備完了です。
パワーコントローラーでダクトファンを始動。
電圧を調整してファンの回転数を制御出来ます。
ちなみにMAX運転では33Wでした。
色々な回転数で排煙具合を試してみますよ。
着火したら数十秒で輻射板が赤熱してきます。
少し火力を絞って焼肉を開始。
トップバッターは炎上の貴公子豚バラさん~。
炭火でも大丈夫だったので当然の事ながら何も問題なし。
でも脂が飛ぶ飛ぶ (;´・ω・)
アンタも炭火焼きと変わらんくらい脂が飛ぶのね。
試しにさっきファイアグリルsoloで焼いた炭火焼きと比較します。
(´~`)モグモグ
全然美味しいですね!
流石に炭火焼き特有の香りは無いんですが、同じようにふっくら焼けてます。
コレなら十分代替になりますよ。
とりあえずミノが美味い!( ´∀` )
タレの味付けが絶妙です。
コストコの牛タンも最高!
炙りやは想像以上に美味しく焼けますね。
しかし炙りやのこの焼き具合、炭火に負けずとも劣らない美味しさです。
良いお肉が更に美味しくなりますね。
もうフライパンで焼いたお肉なんて食べられない (;´Д`)
テーブルのヨゴレ具合も炭火並みだったんですケドね。
食べ終えたので色々観察してみた
吸気部を見上げると不織布フィルターが溶けています。
やる気ねーなコイツ (#´∀`)
直接火が当たらなくても、熱い脂跳ねを吸い込むと簡単に溶けてしまうんですね。
稼働中のダクトに手を当てると結構熱い (;´・ω・)
具体的に何℃かは不明ですが、手の平で温度を測る方法を調べると次の様に書いてありました。
50℃ やや熱い 触れていると手の平が赤くなる
60℃ 熱い 3~4秒触れていられる
70℃ 超熱い 指1本で3秒程度触れていられる
ならダクトにはずっと手を触れていられるので50℃くらいですか?←希望的観測
(2020.12.5追記)
非接触型温度計を購入したのでファン部分の温度を計測してみたら、なんと52℃程度しかありませんでした。
グリルから発生する超熱い熱風だけではなく、周囲の冷たい空気も一緒に吸い込んでいるからだと推測。
なのでファンの回転数を下げると本体の温度が上昇します。
どの道ファンは全開じゃないと煙が逃げるので温度的にも丁度良かった感じですね。
さて、お片付けしますよ。
水受けはゴイスーな事になってます。
余分な脂が落ちるのは網焼きの良いトコですよね。
網のお掃除は大変ですがね (;´・ω・)
炙りやさんは余ったガスを全開にして玄関先に放置。
汚れを焼き切る作戦です。
テーブルに敷いたアルミホイルはベットリ。
脂、やっぱり飛ぶなぁ。
炭火焼きと変わらなくね?(;´・ω・)コレ
試験運転の時は10分程でしたが、今回は1時間30分くらいの稼働時間です。
ダクトファンは長時間高温と脂に晒されてたワケですよ。
大丈夫ですか?(;´・ω・)
全然大丈夫でした!( ´∀` )
しっとり脂で濡れていますが変形も無く良好。
後は耐久性ですね?
暫く使ってみないと分かりませんが、この排煙装置はコレからの冬に大活躍しそうです。
もし故障したら金属製のシロッコファンにしてやる。
翌日の朝
寝室から這い出したのは朝の6時。
おっさんの朝は早いのよ (;´・ω・)
肝心の匂い残りですが全くありません。
マジ無臭 ( ´∀` )
当然床のヌルヌルもありませんよ。
排煙はカンペキだった!
恒例の後片付けです。
ファイアグリルsoloはいつもの厚手アルミホイルシールドであっという間に終わりました。
漏れた脂とロストルを洗っても10分で終了。
ファイアグリルシリーズは掃除のしやすさが最大のセールスポイントだと思います。
・・・(* ̄- ̄)・・・
炙りやの方が掃除が少し面倒ですね?
いや、かなりメンドイ (;´・ω・)
網とかゴシゴシしてると朝から血圧上がるわ~。
今回の反省と改善点
①不織布フィルターは不要
熱に弱く簡単に溶ける根性無し。
ダクトファンには漢の直管で耐えてもらいます。
②炙りやでも脂跳ねがスゴイ
脂跳ねはかなり飛びます、ってか炭火と殆ど変わりません。
なら炭火でよくね?(;´・ω・)
コレは何か対策が必要ですね。
③炙りやは掃除が面倒
部品点数が多く構造が複雑で洗いにくい。
寧ろアルミホイル敷いたファイアグリルsoloの方が圧倒的に全然簡単です。
実際掃除のしやすさは
焼肉プレート>ファイアグリル>>>>>>炙りや
の順ですわ。
④パワーコントローラーは不要
吸気を暫く観察していると、この風量のダクトファンは全開に近い回転数じゃないと煙を吸いきれない事が分かりました。
意外にも煙の量は関係無く、ある一定以上の吸気量が必要な様です。
恐らくグリル上部に発生する上昇気流を全て吸えないとダメなんだと思います。
そんなワケでファンは常に全開運転。
コントローラーには工場扇専用になってもらいます。
⑤排煙装置の吸気部が影になって暗い
焼いてる網の真上に吸気部が被るので暗くて焼け具合が分かりにくい。
小さなライトなんかを付けたいですね。
炙りやはとても美味しく焼けるんですが、洗いにくいのは減点が大きい。
少なくともノーマル状態ではトータルでイマイチ判定ですかね。
新たなる対策が見えた!
(。´・ω・)ん?
・・・(* ̄- ̄)・・・
使ってないガラステーブルと余ったプラダンを見ていたらアレが沸いてきましたよ?
インスピレーションが!(`・ω・´)
次回は脂跳ね対策(他)だ!!
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