宮崎のラーメンは何ラーメン?
今回出張先の宮崎県ではとりあえず食いまくりました。
新コロさんがアレだったので仕方ないとは言え、去年行った時は宿泊施設から出られない軟禁状態。
唯一のご馳走がコンビニのお惣菜というあまりの扱いに「てめぇの血は何色だ?」と上司に文句を言う夢を見ました。
なのでなおさら食に対する執着が3割増しなのです。
休日初日は「チャンポンハウスたつや」さんに訪れました。
しかしチャンポンを食う為ではありません。
昭和の食堂の様な趣の店内。
当然嫌いではない。
厨房も何やらスゴイ事になっています。
ココでは名物のカツサンドを持ち帰ろうかと思いましてね。
コイツがヤバイ奴らしいですぜ、旦那。
宮崎は基本的に物価が安い。
ココを基準にしちゃうと他県で暮らせなくなりますよ。
この手のお店でカロリー表示があるのは珍しい。
何かカツサンドの脂質が致死量に見えますが見なかった事に。
カツサンド400円(税込)です。
カツサンド自体の超弩級な大きさに圧倒されますが、申し訳なさそうに張り付いた半分サイズの食パンが辛うじてコレがカツサンドである事を主張しています。
何もココまでカツサンドに拘る必要性をまったく感じませんが、こーゆーのは嫌いではありません。
しかし!このカツサンドには恐るべき秘密が隠されていました!
このカツサンドはまさかの2個セットなのです!
2個セットで400円!!
安いぜ!って以前にこんなに食えるか!!
味は美味かったですが、その油に負けて半分後輩に押し付けあげました。
カツの味自体は非常に美味しいんですが、出来立てのサクサク状態で食べないとムリゲーと判明。
移動は自転車と戦友砥部良軍曹さんの車です。
ちなみに宮崎での移動はオシャレなシティコミューターであるキャリーミーと、青森からの戦友砥部良軍曹さんの車です。
砥部良軍曹さんには去年もお世話になりっぱなしでスミマセン。
福岡豚骨が食べられる「屋台骨」
砂井さんは普段外食をする時は基本的に「どこのラーメンにするか?」しか選択肢を持ちません。
ラーメン以外のモノの入力コマンドは受け付けない脳内設計なんですよ。
ココ「屋台骨」というラーメン屋さんは農産物直売所の中にある珍しい立地。
いや、珍しくはないかもですが、大抵この手のお店は高速のSAレベルだと思いますよね。
メニューは宮崎ラーメンと屋台骨ラーメンの2種類。
宮崎ラーメンはご当地メニュー。
屋台骨ラーメンは福岡トンコツだそうです。
砥部良軍曹ファミリーは屋台骨ラーメンを選択、なら砂井さんはご当地の宮崎ラーメンを選択するべきですが、砥部良軍曹の「屋台骨ラーメンの方が美味い」との発言にあっさり信念を変更。
他人のおススメには素直に従うので、生命保険屋さんにも「コイツちょろい」とか思われているハズ (;´・ω・)
屋台骨チャーシュー800円(税込)
実はトンコツでチャーシューを頼むのは珍しい。
ただ何ですか?このモヤシの量は?
確かにトッピングでモヤシの頼んだのは他でもないこの砂井さん自身ですが、この量は想定の3倍多いでしょう。
もう替玉1回分とかあるね?
・・・(* ̄- ̄)・・・
( ゚д゚)ハッ!
ひょっとして替玉のカロリーを控える人向け?
ムムム、豚骨は慣れ親しんだ福岡トンコツで美味い。
硬めをたのんだ麺もボソボソし過ぎず良い感じです。
流石は砥部良軍曹のおススメですな。
黒豚チャーシューも美味い。
福岡に行った時はあまりチャーシューが美味いと感じなかったんですが、ココのは美味いですね。
さてモヤシ行くか、モヤシ。
この辺りのモヤシは細めなのが標準みたい。
だから何よ?この量 (;´・ω・)
もうラーメン食ってんだかモヤシ食ってんだか分からなくなってきましたが、間違いなくモヤシ食ってます。
ラーメンじゃなくてモヤシ食ってます。
青島に行ったなら「岩見」
釜揚げうどん「岩見」さんは青島駅の正面に位置する有名店。
ラーメンじゃなんかーい!とか言う無知な意見は無視の方向で。
開店直後に入店したんですが5分後には満席。
更に待ち人の列が出来ていました。
うどんか蕎麦を選択可能。
サイドメニューも人気らしい。
壁には有名人が来店した時の写真が飾られています。
宮崎は巨人軍の冬季キャンプ地なので野球選手も多く映っていました。
残念ながらプロ野球には3μg(マイクログラム)くらいしか興味がありません。
月見うどん640円(税込)+魚ずし2ケ220円。
うどんは出汁が強く効いていて美味しい。
でも正直うどんは丸亀製麵でも全然美味いと思うのであまり差を感じない (;´・ω・)
うどんはね、まぁ好きですが冷凍でもそれなりに美味いしね。
青島に行ったら食べた方が良いと聞いたのでね。
魚ずしってのは押し寿司みたいなヤツでした。
塩分多めで濃い味です。
宮崎ラーメンの盟主「さといも」
さといもは宮崎ラーメンの代表格として栄養軒さんと人気を二分する人気店らしい。
栄養軒を立ち上げた人が次に開いたお店と聞きました。
さといもの由来は不明です。
休日のお昼時だったので行列になってえらい繫盛してまんがな。
(-ω-;)ウーン
さっきウドンを食べたので控え目にしよう。
ラーメン630円(税込)
コレが宮崎ラーメンですか。
ああ、そう言えば他のお店でも付いてましたね、お新香。
宮崎のラーメン屋さんではゴハンの有無に関係無くタクワンが出て来ます。
こーゆーご当地色を体験するのが楽しい ( ´∀` )
スープは豚骨独自の臭みやトロみが無く、あっさりしていますが当然味はしっかりあって美味しい。
今までない系統の豚骨スープです。
麺は中太ストレート麺。
福岡では当然細麺ばかりですが、この麺はモッチリとしていて程よい嚙み応えが良いですね。
チャーシューも美味しいので次回はチャーシュー麺大盛にしたい。
さといものラーメンはスープ、麺、チャーシュー等が主張し過ぎない、高いバランスを保った凄いラーメンだと思います。
マイナーだけど美味いじゃないか!
宮崎ラーメン ( ´∀` )
西都にある小さなお店「七福」
大通りから少し外れたトコにある七福さんは西都(さいと)にあるお店ですが、ホントは近くにある福太郎にも行く予定でした。
でも本命の福太郎は定休日だったのですよ。
七福は砥部良軍曹さんにおススメされたのです。
まぁおススメされないと来ないであろう立地とビジュアルですね。
店内は狭いですが、カウンター、テーブル、お座敷まであります。
近所の常連さんばかりみたい。
メニューはラーメン1本のみ。
美味いラーメン屋に多いスタイルです。
チャーシュー麵800円(税込)
見た目は普通?
ツルツルとした中太麺が宮崎ラーメンの証。
ちょっと麺が柔らかいですね。
好みの問題ですが、もっとコシの強いヤツが好き。
チャーシューは冷たいんですが、スープに沈ませ温めるとホロリと柔らかくて美味しい。
チャーシューも150円の差なのでチャーシュー麺一択でしょう。
今回のベスト!「しば田製麺所」
青空の青さが南国っぽくてキレイ ( ´∀` )
北陸の空は灰色なので見習って貰いたい。
日向新富駅に近い立地にあり、明るい黄緑色の壁が特徴のしば田製麵所さん。
お昼時とはいえ大行列です。
良い天気ではありますが、もう冬なので寒い (;´・ω・)
しば田製麵所さんはつけ麺で有名なお店ですが、砥部良軍曹から「ラーメンも美味い」と聞きました。
ならラーメンだ!
豚骨魚介ラーメン850円(税込)
つけ麵のお店って基本魚介が多いですよね。
つけ麵のお店らしい、こってり濃厚なスープが美味い。
ゴハンいけるヤツです。
この麺が最高!!
つけ麺屋さんの麺ってモッチリした太麺が多いですが、ココの麺はコシが強いのにモッチリ感がスポイルされていない!
超絶なバランスの麺です。
自家製麺を謳っていても大した事無いお店も多い中、ココは間違いなく製麵所の面目躍如。
このチャーシューがウルトラ美味い!!
次回は絶対チャーシュー増しです。
聞くとチャーシュー丼も美味いらしい。
チャーシューだけ豚一頭分売ってくれんかな?
次回はチャーシュー大盛+チャーシュー増し+チャーシュー丼の3連コンボだ!
宮崎なら地鶏ですよ「杉乃井」
西都の飲み屋街にある杉乃井さん。
砥部良軍曹のおススメです。
この日は座敷が埋まっていたのでカウンター。
オシャレです。
居酒屋とはいえメニューはかなり豊富。
何でも美味い、と聞きましたが注文するのは決まっています。
宮崎県って言ったら地鶏。
ラーメン食べなくても地鶏だけは食っとかないとこの世に生を受けた意味が無いとまで断言出来る。
自治体には「もう地鶏県と改名して欲しい」と要望を上げる予定。
宮崎地鶏の炭火焼きは他県でも見かけるようになりました。
でも本場宮崎の地鶏炭火焼きは半ナマなんですよ。
つましレアね。
結構珍しくないですか?
ビールが何杯でもイケるヤツですよ。
そして地鶏のタタキ。
カツオのタタキを食ってる場合ではありません。
タタキは最近はドコも慎重になって宮崎県内じゃないと見かけなくなりました。
あっさりで焼酎が何杯でもイケるヤツですよ。
締めで行ったのは辛麺発祥の「桝元」
辛麺って石川でも聞くようになりメジャーになった感がありますが、砂井さん的には非常に迷惑です (;´・ω・)
そう言えば黒サーファーさんも「8番ラーメンの辛麺が美味い」とか言ってたけど、普段から「8番ラーメンは不味い」と石川県民を敵に回す発言をしているのに、更に辛いラーメンとかあの人は救いようがありませんね。
カレーはカレーの王子さままでにしておけ。
注文はタブレットを使用した焼肉屋さんみたいなスタイル。
麺の種類と辛さと量を選択します。
基本はこんにゃく麺らしいですが、見た目がこんにゃくに似ているだけで盛岡冷麵と同じ韓国麺だそう。
韓国面に落ちたか。
辛さ1倍のこんにゃく麺で値段は忘れた (;´・ω・)
溶き卵とニラが浮いた辛そうなスープが絶望的。
辛さ0にも出来ますが、どうせ来たなら少しでもご当地を感じないとね。
でもまぁ死刑宣告に近いんだけどね。
意を決してスープを飲んでみると、ゴマの風味と僅かに甘さをを感じるもやはり辛い。
シャバシャバであっさり目のスープですが口当たりとかもうどうでもよくなってきて辛い。
最終的には辛いしかありません。
砂井さんは辛いものを食べると辛いしか感じなくなります。
特徴的な透き通ったこんにゃく麺。
盛岡冷麵も食べた事は無いんですが、コシが強いってか強過ぎない?
硬い訳ではなく、独特の歯応えですが顎が疲れるヤツで一言で言えば辛い。
もっちりモチモチでとにかく辛い。
どんぶりの底に溜まった具材をスプーンですくうと芋みたいな食感のモノが?
・・・(* ̄- ̄)・・・
ニンニクだなこりゃ。
ニンニクなので当然臭いが辛い。
ちなみに砥部良軍曹のは10辛の中華麺。
もはや人の食い物の色彩ではない。
もう地獄でしょう、コレ。
コチラは中華麺です。
こんにゃく麵がアレだったので、コッチの方が美味そうですが辛いので要りません。
なぜ締めにこのお店に連れて来たのか?
お酒で感覚がマヒしているハズなのに辛さはこんなに脳髄に刺さるのか?
辛い(からい)と辛い(つらい)は同じ字なんですよ。
今回はまた砥部良軍曹に大変お世話になりました。
いつの日か石川に来られたら接待は任しておいて下さい。
必ず血液を濃厚豚骨スープと化してあげましょう。
宮崎の味、楽しんで頂けたようで何よりです。
(最後の辛麺は余計なお世話でしたねwww)
あーでも、肉類地鶏しか食ってないっすね。
次回ウチに来たら、ウチの庭で宮崎牛焼いて食いますか。
小松に行く機会があれば、一緒に塩焼きそば食いに行きましょう。
あと、秋吉の焼き鳥とでんにょももオナシャス。
先日はお世話になり大変ありがとうございました。
牛とかマジヤベーですな。
コチラに来た時は健康診断で引っかかる程食わせるので血液に注意してください。