E-MaxのTinyHarkⅡ FreeStyleが評判通りの高性能だった

今更ToothPickネタですか?

ToothPick(トゥースピック)は直訳すると”爪楊枝”の事ですが、ドローン界隈におけるToothPickとは、TinyWhoopのFCとモーターを使用した派生モデルの事。

ToothPickは2019年頃TinyWhoopのフレームとプロペラを変更しただけの機体から始まったと記憶しています。

プロペラガードが無いので大径プロペラが使用出来き、スピードや運動性能、飛行時間等はTinyWhoopよりかなり良いらしい。

しかし当然プロペラガードが無いので人が居たり狭い場所での接触には注意が必要です。

運動性能が高い、とは以前から聞いていましたが今まで手を出していませんでした。

理由はその名前の由来にもなっている細いフレーム。

細いアームに頭でっかちなこの形状が超絶カッコ悪いと思ってたからなんですよ (;´・ω・)


ToothPickデビューした理由

しかしE-MaxのTinyHawk Ⅱ FreeStyleは別格でしょう。

コイツは何てったってカッコイイ!

文字通りフリースタイル機然としたそのスタイルは、他のToothPickとは歴然の差がありまくりで比較する事すらおこがましいと言えるでしょう。

このTinyHawk FreeStyleも初期型はカメラが汚いとか、VTXが25mWで弱いとか不満点がありましたがⅡにマイナーチェンジして弱点を克服してきたのが購入理由。


ちょっと戻ってケースから。

改良型であるⅡではVTX出力が200mWに、カメラも高画質のRunCam Nano 2へと変更されています。


砂井さんが思う残された欠点はバッテリーコネクターがPH2.0なのと、受信機がFC内蔵タイプなトコくらいではないかい?

このクラスの2S機は未だに1Sバッテリー×2個仕様が多いですが、ひょっとしてそっちの方が2Sバッテリーより効率が良いのかしら?

個人的にはバランス充電器が不要、ってくらいしかメリットが思いつかないんですが。


プロペラを付けると純正ケースに収まらない様に見えますが、スポンジを抜くと収まります。

・・・(* ̄- ̄)・・・

別にケースを使う予定はありませんが、とりあえず言ってみた。


純正ではPH2.0コネクター1S 450mAhバッテリー×2仕様。

コネクターは今メインで運用しているXT30コネクター2S 450mAhバッテリー仕様に変更します。

なのでXT30コネクターの2S 450mAhバッテリーと、外部受信機にFrSky XM+も追加購入。


とりあえず箱出し状態で動作確認

最初はテストも兼ねてノーマル状態でBINDまでしてみます。

FC内蔵受信機はFrSkyプロトコル。

機体下面のバインドボタンを押しながら通電してバインドモードへ。


とりあえず正常に飛びましたが、操作しても動かない!?(;゚Д゚)って思う程の鈍感な設定にちょっとだけ焦った。

ちょっとだけな (* ̄- ̄)

予め「ノーマル状態の飛びはマイルド」と表現されたブログを読んではいましたが、ミニサーキットでエンジンカートを乗った後に、大型タンカーを操舵したくらいの体感差です。

タンカー乗った事無いけどな (* ̄- ̄)

驚くべき事に、飛行時間はホバリング&遊覧飛行とはいえ7分間も飛んだのはスゴイ。

ToothPickの効率の良さをいきなり体感出来ました。

あと飛行音が静かですね。


今までTinyWhoop系ドローンしか飛ばした事が無かったんですが、安心安全なプロペラガードが如何に効率を悪くしているか実感出来ました。

FCやモーターが同じ構成でも、ToothPick構成の方が圧倒的に効率が良いので飛行時間は長く、運動性能が高い。

場所によってはプロペラガード付きの機体の方が重宝しますケドね。


早速カスタム

大した価格差が無かったのとモデル末期で海外サイトでは在庫が無かったので、今回は珍しく国内サイトから購入。

ブザーが予め取り付けてあったのが親切です。

更に国内販売店だとVTXの系統図↑(モザイク処理済)が付属しているのは開局申請時に便利ですね。

BetaFPVのVTXはメーカーの系統図では説明が足りず、自分で調べながら作り直したので苦労しました (;´・ω・)


外部受信機追加

次にFrSky XM+受信機と取り付けます。

FC内蔵の受信機では全然距離が短い事が多く、この機体も数十メートルで警告が出ました。

せっかく飛行性能が高いのでもっと遠距離まで行って欲しいしね。

配線はAWG30だとまだちょっと太いかな?

でも手持ち配線では最細だしまぁイイか。

配線図は簡単。

でも老眼で見えない (´;ω;`)ブワッ


FC側のRx配線位置は御覧の通り。

基盤のハンダ付けを行う金属部分(ランド)と配線に予め予備ハンダを盛っておきます。


サクッと終わりましたが正直この手の細かい作業は苦手なのです (;´・ω・)

老眼かつ国宝級のブッキーが恨めしい。


受信機の保護&短絡防止に透明な熱収縮チューブをAmazonで購入。

残念な事にド田舎のホームセンターでは黒いタイプの熱収縮チューブしか売ってませんでした (;´・ω・)

仕方なく通販したケドこんな大量にどーしよー?

あと10年は戦えそうです。


まぁ雑念は振り払って作業を続行します。


受信機のアンテナはフレームに付けたタイラップに沿わせ熱収縮チューブで固定しました。


バッテリーコネクターもキャパシタ付きのXT30に変更。

配線の途中で繋いでる辺りに隠しきれない手抜き感が香ばしく醸し出されていますが、分解すんのがメンド―だったんですわ。


物理的な作業は全て終わりました。

手裏剣みたいなプロペラがカッコいい ( ´∀` )


2S 450mAhのバッテリー込みの重量は92gと、来るべき審判の日(2022年予定の100g規制)にも安心です。


ココからソフトウェアの設定

外部受信機を取り付けたので設定の変更が必要です。

Betaflight Configuratorを起動し、ポートのUART1のシリアル受信をONにします。


次いで基本設計の受信機を初期設定のSPI、FrSky Dからシリアル接続SBUSに変更。


OSDに表示されるRSSIの数値がおかしかったので設定をCLIコマンドラインから”set rssi”で確認するとscaleが50、offsetが20でした。

set rssi_offset = 0
set rssi_scale = 100
save

と変更したら(多分)正常値を示しています。


マイルドと呼ぶにはあまりにも鈍感なPID設定は、当然自分好みに変更。

それでもまだ慣れてない機体なのでWhoop系ドローンより大分マイルドにしました。

ちなみにノーマル状態↓
EC Rate  0.80
Rate     0.60
RC Expo 0.60


全ての設定を終え飛行試験も完了。

ついでにFCのファームウェアを4.1.0から4.2.9にアップデート。

特に問題なし。


最後にJumper T16 Proプロポのアイコン画像もサクッと制作。


なんかカッコいい画像を見つけたので起動時のスプッラシュ画像もイイ感じに作成。


T16の電源OFF時にチラッと見える壁紙も我ながらカッコいい。


肝心のフライトですが、Whoop系に見られるProp Wash等の悪癖が無く非常に素直で飛ばしやすい!

勝手にワンランク技量が上がったと勘違いしそうになります。

むき出しのプロペラが飛ばせるシチュエーションを制限しますが、この飛行性能の高さはソレを補って余りありまくりです。

ToothPick人気の理由が納得出来ますね。

無人ならこのTinyHawk Ⅱ FreeStyleメイン、狭い場所&人の居るトコはTinyWhoopと使い分けていきますよ。

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