BRS製、某キャンドル風ランタンは使えるのか?

いわゆる中華製ノクターン

コレ↑は本物。
スノーピークのキャンドル風ランタン「ノクターン」

絶対的な明るさではなく雰囲気重視の人気ランタン。

発売当初は売切れ御免でしたね。

メーカーの定価は3500円(税別)

写真の2018年限定モデルは4980円(税別)でした。

雰囲気重視のノクターン


でもね、人気商品だとやっぱ出ますね。

中華製が (;´・ω・)

”BRS-55”っていう製品です。

勝手に「パクターン」と命名しました。

お値段はなんと1800円(税込)
税込みなので消費税分を考慮すれば本家の半額以下。

現在は類似製品がBRS以外のブランドからも販売中。

この手の中華製アイテムは、何処ぞのOEMが氾濫して別の中華メーカーから続々類似製品が出ますね。


本モノのノクターンを持ってるのに、ついうっかり興味本位で購入しちゃったので比較してみる。

ケース比較。

右はスノーピーク(製造は南朝鮮)、左がBRSです。

ロゴ以外は同じに見えますが左のBRSのはフタの嚙み合わせが固過ぎ。

外す時はケースが変形する程の力が必要です。


本体も瓜二つ。

少しは意匠を変えて”オリジナルだ!”と言い張る気すら無い事に、ある意味漢気を感じる今日この頃


バルブのトコは両方ペイント。
BRSの方は少しかすれてますね。

この写真では判別しにくいですが、本体の細かい表面処理なんかも全然レベルが違います。


本体の造形も結構違います。

左の本家はエッジが立ってますが、右のBRSは丸みがあります。


気になって各所のサイズを調べてみる。

すると結構色んなトコのサイズや、ネジ込むトコの造形なんかも違いました。


BRSはガラス(ホヤ)を保護する、この金属のリングの固定が緩くて直ぐに外れます。

スッコスコです ( ´∀` )

接着するか?
でも家に耐熱の接着剤なんてあったかな?


ガラスも汚れていますね。

あとこのガラス部分も本体から簡単にスッポ抜ける。

本家に比べると色んなトコが緩い感じなのがウケる。


まぁ、ガラスのヨゴレなんてフキフキすれば簡単にキレイになります。

中華製をイジるならこの程度の事で評価を下げてはイケません。


上キャップの爪は起こしても緩さは変わらないですね。
材質が違って金属そのものが弱い感じ。

こんなのでも無いとホヤの破損率が上がりそうだしな~。
やはり接着するか?


あと至るトコにキズがあります。

ココまでの不具合?を許容出来ない人は、やはり中華製を買ってはイケません。

慣れるとこの程度の事は気にならなくなりますね。

国産は綺麗だね~って思う程度に人間性が向上するというか、細かい事を気にしないというか、まぁ懐が深くなりますね。


両者の外観上の違いは本体の色とロゴ。

ロゴはそんなにカッコ良くはないですが、この部分はスノピも「※」マークですしね。

あと矢印→の回転するネジの部分が若干グラグラします。
ココはノーマルノクターンもグラグラしてました。

限定モデルでガタが無くなりましたケドね。


点火しました。

んん? (;´・ω・)
なんか炎が強くなったり弱くなったりと安定しない。

ハズレを掴んでしまったかな?


色々試行錯誤して原因判明。

スノーピークのOD缶では取付け部からガスが少量漏れていました。

この部分をキツく増し締めしたら解消。

この辺はOD缶のメーカーで違うと思われ。


うん、安定してますね。

ついでに本家とコラボ。

パッと見では全く違いが分かりません。


ちなみに回転止めのピンが入ってる場所。

オリジナルでは狭い切欠きの方に付いているんですが、砂井さんはガスの調整幅を広くする為にコレを広い切欠きの方へ変更しています。

BRSは最初からこの改良?がしてありました。

中華製なんで組み立てしたオバちゃんが間違ってタマタマこの状態になった、て事も否定出来ませんが (;´・ω・)

とにかく個人的にノクターンには必須の作業が必要無かったです。

余談ですが、中華製のランタンやバーナーはガスの量が多い傾向があると思います。

危ない程ね。


ちょっと部屋の電気消してみよう。

・・・( ^ω^)・・・

悪くないね?


ついでにフュアーハンドも点灯。

取り敢えず今日はコレで一杯やろう。


このBRS製ランタン、細かい品質に差はありますが価格差と実用性を考えたら全然使えます。

まだまだ至らない点はありますが、同じ中華製でもメーカーによって品質は年々向上していますね。

この手の中華製品には開発メーカーとしたら当然色々問題があるんでしょうが、消費者としては選択肢が増えるのは悪くない。

安いので気兼ねなく使い倒せるものイイね。

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