包丁を研ぐってド素人には難しいんですよ (;´・ω・)
奥「包丁が全然切れないだけど」
ある日奥さんから入った苦情です。
砂「砥石で研がないと切れなくなるよ」
奥「砥石ってナニ?」
これ以上の議論は不毛と判断しました (;´・ω・)
まぁ、いつもの日常です。
でもね、砥石で研ぐのって結構難しいんですよ。
特に角度の維持が難しい。
下手な人が研いでも切れ味は戻りません。
砂井さんは国宝級のブッキー(不器用のエレガントかつキュートな俗称)なのでウッカリ、「いやー、包丁を砥いでたらソーセージが出てきて、よく見たら切断した自分の指だったよ~」なんてボケをカマす可能性も否定出来ない。
ソコまで行かなくても今まで幾つもの名刀が野に散ったのです。
コレ↑は数年前、新潟県の燕三条地場産業振興センターで見つけた変なモノ。
金物や刃物なら燕三条ですよね ( ´∀` )
高級なベアリングを内蔵したスライドに包丁を付け、「バ〇でも職人の様に上手く研げちゃいますぜ旦那」マシン(命名砂井さん)で、お値段は破格の30,240円。
見た瞬間「〇カじゃねーの?」って思ったのはナイショな。
ムダに滑らかに動くのがまたウケる。
そんなアナタに救世主が!!
コレは数年前から使用している包丁研ぎ器。
その名も「ウォーターシャープⅢ~」(ドラ〇もん風)
新潟県燕市にある片岡製作所さんが開発した製品です。
最初見た時は「こんなの子供騙しでしょ?」とか「ホントにこんなので研げるの?」って思ったんですが、コイツはホンモノですぜ兄貴!
疑ってメンゴ (;´・ω・)
使い方
フタを開けると内部には3つのローラーがあり、それぞれ粗研ぎ、中研ぎ、仕上げの砥石になっています。
準備は使用前に水を補給するだけ。
水の量?
テキトーで (* ̄- ̄)
フタを閉めたら準備完了。
スリットと砥石に角度が付いていますが、きっとこの角度がとっても重要なんですよね?
ちょっと見にくいですが、「1」と書いてある荒砥ぎからイキマス。
スリットに包丁を合わせて軽く押し当て、前後に7往復させます。
刃先から根本まで万遍なくスライドさせましょう。
次いで「2」の中研ぎも同じように7往復。
力を掛け過ぎないようにね。
最後に「3」の仕上げも7往復して完了。
作業時間は僅か数十秒です。
一応、片岡製作所さんの”使い方動画”も貼っておきます。
コレでホントに切れ味が戻るの?
試しに自家製ローストビーフを切ってみる。
今回のローストビーフは会心の出来。
半ナマの柔らかい牛肉を3mm程度に切りましたが問題無し。
やっぱ包丁の切れ味を試すならトマトでしょ?
柔らかい完熟トマトもスパスパいけます。
切れ味は最高なんですが、切断面が何か汚いのは砂井さんの包丁練度のせい。
そう言えば以前お母さんに「アンタの包丁捌きはスゴク危(あや)うくて心配」って言われたな (;´・ω・)
このウォーターシャープナーⅢ、一見するとオモチャっぽくて心配になりますが、実力はホンモノです!
本来刃物を研ぐのは技術が必要なんですが、こんな簡単に切れ味が戻るなんて正に砥石界の革命でしょう。
安物の包丁でも、この砥石なら2ランク上の切れ味に生まれ変わりますよ。
当然の事ながら砥石ローラーは消耗品なので交換が必要ですが、砥石ローラー単体でも販売されているので安心です。
切れ味抜群って事もそうなんですが誰でも簡単に研げるって事が革新的ですよね。
ホントにおススメです!
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