WE製SVDのガス使用量を削減したい

バルブノッカーの解放タイミング調整です。

最近は暖かくなってきましたね。
と言っても三沢の最高気温はまだ11℃ですケドね (;´・ω・)

それでも今までよりは暖かいんですよ。

久しぶりに引っ張り出してきたWE製SVDのGBB(ガスブローバック)です。

なんかこの間のSCARが悪くない感じに調整出来たんで、ひょっとしてコイツもイケそうな気がする~って思ったんです。


RS製PSO-1を乗せるに相応しい性能にしたい。

頼むよ、ホント (;´・ω・)


ガス量の調整

とりあえず今回の目標は無駄に多過ぎるガスの削減です。

分かりにくいですが、矢印のポッチがバルブノッカー(ファイヤリングピン)

ハンマーに叩かれてマガジンのバルブを押します。

マガジンのバルブを一度押したバルブノッカーはロックが解除されるまでバルブを押し続けるんですが、ここで問題になるのがバルブのロック解除タイミング。


つまりね、

発砲後、ボルトキャリアが後退していきます。


ピストンが伸びて行きますが、まだバルブは開放中。

通常ならもう閉鎖しているポイントです。


もうピストン後方が完全に抜け出ているのにノッカーはまだロックされてバルブを押している状態(段差のある部分まで飛び出ている)でガスを出し続けています (;´Д`)

この為無駄に大量のガスを使用して燃費が悪くなり、また体積の少ないマガジンが冷えやすいので初速が変化しやすいんですね。


レシーバーを上から見ています。
ボルトキャリアを外すと見えるこのポッチ部分がロック解除パーツです。

正式名称が分かりませんので適当に命名。

このパーツがボルトキャリアによって押されると、バルブノッカーのロックが解除されガスの放出が止まります

つまり、このパーツをもう少し早く押す様にしたいんです。


上記のロック解除パーツを押すのがボルトキャリアにあるこの出っ張り部分

今回はこの部分を盛ってバルブ開放タイミングを調整したいと思います。


分かりにくいですが、エポキシ樹脂接着剤で盛っています。

他の人のブログでは1mm厚のアルミ板を数枚貼ってパテで埋めたりしてましたが、砂井さんにそんなスキルはありません (;´Д`)
代わりに以前ハマっていたラジコン飛行機で培った技術でやってみました。

セロテープでガイドを作って流し込むのが砂井さん流。
ドライヤーで加熱すると粘度が下がって流し込みやすくなります。

強度? 知らんがな (;´・ω・)


お昼ご飯を食べに行っている間に固まりました。
実用硬化30分のタイプですが、最終強度が出るのは24時間後です。

ここからカッターとヤスリで成型します。


カリカリ~ (`・ω・´)

(-ω-;)カリカリ~


(-ω-;)カリカリ~

・・・( ^ω^)・・・

悪くない出来 ( ´∀` )

まだ最終硬化までいってないんでカッターだけでイケたわ~。


延長した長さは12mm

参考にさせて頂いたブログの記事を見ると8mm延長していましたが、ソレでは足りなかった様ですので長めにしました。

後から削るのは簡単なんで。


作動チェック (`・ω・´)

おおっ!

思ったよりジャストな開放位置じゃね?
(写真のバルブノッカーの段差が隠れているのが開放状態)


分かりやすく比較

加工前のノーマル状態。

ピストンが完全に抜け出て、さらに4mmほど後退してからやっとバルブノッカーが開放されています。

この部分が完全にムダだったの (;´Д`)


調整後。

ピストンのシール部がボルトキャリアから抜け出る直前でノッカーが開放されています。

本来ボルトキャリアは最初にガス圧を受けた後は慣性で後退するだけなのでコレでもまだ遅い様な気がしますが、とりあえずはコレで様子を見ます。


肝心の燃費は改造前のデータを取り忘れたので不明 (;´・ω・)

ヒーターでマガジンを温めないと撃てない気温なんですが、重いリコイルはまったく変わっていません。
無駄になっていたガスの分をカットしただけなんで当然と言えば当然か。

試射時のデータとかは後日まとめてから出したいと思います。


ちなみにSVDのボルトキャリアの重量はピストンノズル込みで298gと、そんなにヘビー級でもありません。

でもリコイルは最強 ( ´∀` )

ドカンドカンと凄まじいリコイルを発生させます。

世界ガスブロリコイル選手権があれば間違い無く優勝候補でしょう。

フルオートの無いセミオート専用だからこそ出来た設計なのか?
コレで射撃精度も良かったらイイのにね。

でも、いつかフレームぶっ壊れそう。


テスト動画

コンデジのマイクなんで音がショボい。
実際は近所迷惑にならないか注意が必要な程の爆音です。

イロイロ撮り直してたらタマが無くなったんで動画は短いの。

実際このペースで20発撃ってもボルトストップまでしっかり掛かります。
室温16℃でこんだけなら十分ですね ( ´∀` )


テストで撃ちまくったんですが、盛った部分が全然摩耗してない。

減ったらアルミ板でも埋め込もうと思ってたのにね。

やるな!エポキシ!

外気温は4℃とマガジンが直ぐに冷えちゃうんで10発程しか外で試射出来ませんでしたが、同じWEのSCARくらいの精度は有りそう?

暖かくなるのが楽しみですな。

早くG2に死ぬほどブチ込まないとね。

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