実は借り物だった90ccエンジン

砂井さんの普段の足である1999年製リトルカブは75ccボアアップを経てから、4速化したカブ90エンジンに乗せ換えていました。
ヘッドライトのLED化やリアボックスの搭載等、通勤用バイクとしてはある種の完成形に達したと思ったいます。
しかしこの90エンジン、実はニャンコ大先生からの借り物だったんですが、今回返却する事になりました。
借りパクしようと思ってたのに残念 (;´・ω・)

でも実はここ最近、エンジンからオイルが漏れ出していたのである意味丁度良いタイミングだった、と思う事にします。
いつもの猫ガレージへ

エンジン交換の為、ニャンコ大先生のガレージに行くと当然作業スペースとか無いんですけど?(;´・ω・)
モンキーとかモンキーとか、あと中華モンキーとかKSR50とか、とりあえず早く作りなさいよ。

早速始めますかね。
ここ数年弄りまくったおかげで、砂井さんもカブちゃんの整備レベルは”じごくのよろい”程度まで上がっています。
なのでまぁエンジン交換なんてあっと言う間ですよ。

作業を2人で分担しますが、2人とも協調性が皆無な変態なので作業スピードは思ったより上がりません ( ´∀` )

ちなみに一番オイル汚れが多かったのはこのドライブスプロケット周辺です。

砂「こ、コイツ動くぞ!?(;゚Д゚)」
何と言いう事でしょう?
普通はガッチリとハマって取外すのも困難なドライブスプロケットのシャフトシールが、なんと指で簡単にくるくる回る状態でした。
オイル漏れの原因はコレですね。
猫「シールは全部新品の中華製に交換したんだけどな~」
砂「もう答え出てますよ (;´・ω・)」

まぁ返すエンジンなので気にしない。
配線系はエンジン側もフレーム側も一切加工せず、変換アダプターを自作して対応していたので、戻す際にはアダプターを外すだけでOK。
やはりノーマルに戻す事を想定しておくと安心ですね。

吸排気系、配線、駆動系の取外しを確認したらエンジンを下します。
おっさん×2に追加して今回はジャッキも用意。
万全の布陣です。

1年10ヵ月に渡って活躍してくれた90エンジン。
リトルカブには最適なエンジンでした。
返すのが惜しい (;´・ω・)マジデ
今ニャンコ大先生の後頭部を巨大モンキーレンチで強打したらこのエンジンの事を忘れるんじゃないか?、と衝動的な軽い〇意を抑えつつ作業しています。
・・・(* ̄- ̄)・・・
何か全体的にオイルでしっとり濡れていますね。

元の75ccエンジンは大事に保管していました。
あ、猫ガレージに置いておくと猫の毛と謎の物体Xまみれになるので、当然砂井さんが保管していましたよ?
バイク自体は1999年製でも、このエンジンの走行距離は7,000km程度なので驚異のキレイさです。

エンジン取付けも同じくジャッキがあるのラク~ ( ´∀` )

エンジンマウントのボルト2本は上下でトルクが違うので注意。
上34N・m、下29N・mです。

キャブレター、マフラーからステップ等の小物パーツも復旧。
交換作業は45分ほどで終わりました。
試走

試走、と言うより試験走行を兼ねた帰宅です。
・・・(* ̄- ̄)・・・
全然回らないですよ? (;´・ω・)エンジン
全域でモタつきますね。
やはり調整は必要

まずマフラーを90cc用からノーマルの50cc用に戻しました。
以前の検証で75ccボアアップではノーマルマフラーの方が良い性能だったからです。

しかし調整のメインはキャブレターです。

各ジェット類は
MJ 98→95
SJ 40→38
と1段階絞りました。
エンジンのフケ上がりは上々ですが、もう少し実走を重ねて調整します。
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