チン(顎)マウントでバイク動画を撮りたい
先日知人のニャンコ大先生のガレージに行ったら、CBR600RRにアクションカメラが付いていました。
猫先生は冬季期間はバイクに乗らないのでそのカメラを借りる事に。
実は砂井さんはその昔、映像制作をしていた事があるんですよ。
GoPro系のカメラも数台使用した事があるんですが、当時の性能では満足な動画を撮影出来なかったんです。
しかし技術の進歩、特に手振れ補正の進歩で誰でも簡単に高品質な動画を撮影する事が出来るようになりました。
DJIのアクションカメラはAction5proが存在しているんですが、この型落ちのAction4はセール品として安価に購入したそうです。
元映像制作者として想像した、バイク動画で最もエキサイティングなカメラの搭載位置はチン(顎)だと思っていました。
「Chin」つまり顎先へカメラをマウントするのが良い、と思っていたもののマウント方法はベルトか接着が主流なんですよね。
ベルトは面倒だし、たまにしか撮影しないのに接着するのもアレだしね~ (;´・ω・)
何かもっと確実で簡単なヤツありませんか?って思ってたらDJIから理想的なチンマウントが発売されました。
今のところ唯一?だと思う、クリップ式のヘルメットマウントです。
強固に固定するため、クリップのスプリングテンションはかなり強めになっています。
暇な時にギュッギュッして握力を鍛えられますね。
早速Action4をマウントしてみました。
YAMAHA ZENITH YJ-21
砂井さんが所有しているヘルメットは全てシステムタイプです。
「システムヘルメットは重い!」って御意見も聞きますが、砂井さんの首はラ〇ウ様並みに鍛えてあるので1日中バイクに乗っていても特に気になりません。
話を戻すとDJIのチンマウントは、エアインテークやフリップアップ用のレバーに干渉しないのか?
また不意に外れたりしないのか?
とりあえずYAMAHAのゼニスYJ-21で試してみます。
あ、ヤマハのヘルメットってコスパは良いんですが南朝鮮製なんですよね。
買ってから知りました (;´・ω・)
ヤマハ発動機(Yamaha)
ヤマハ(Yamaha)バイクヘルメット システム YJ-21 ZENITH サンバイザーモデル メタルブラック Lサイズ(58~59cm) 90791-2366L
90791-2366L
顎クリップマウントはヘルメット下部から差し込む構造。
なので風除けの部分を取外しました。
とりあえず付けてみた
結構不格好です (* ̄- ̄)
でもまぁ一時的にしか使わないので気にしない。
エアインテークの開閉には干渉しませんでした。
システムヘルメットのマウスガード操作レバーも、奇跡のスペースが開いていて操作可能でした。
またグリップのギザギザは固いラバーになっているので、傷つき防止と滑り止めの効果があります。
しっかり噛ませれば結構な力で引っ付いていて振動等で外れる心配は無さそうですね。
問題発覚?
カメラの角度が下を向き過ぎていますが、構造的にこれ以上角度を上に向ける事が出来ません。
コレって設計ミスってヤツじゃね?(;´・ω・)
そこで昔使っていた中華GoProモドキの中華マウントを物色すると、樹脂製の延長アダプターを発掘。
これなら問題を解決できそう。
でもコレの樹脂がスッゲー脆い材質なのでちょっとだけ不安です。
パキッ!って折れるヤツですよ。
とりあえず今回は検証として使用します。
延長アダプターを追加した事でカメラを上向きにする余裕が生まれました。
延長アダプターを付ければ角度は大丈夫そうです。
しかしカメラもマウントも純正なのに、延長アダプターを使わないとダメな構造はどーなんでしょ?
このヘルメットの形状が特殊、ってワケじゃないしな~ (;´・ω・)
アダプターを標準装備とかにして貰えないんでしょうか?
フリップアップも問題なし。
でもカメラとマウントで結構な重さを感じます。
SHOEI ネオテック2
通勤ではゼニスYJ-21ですが、XJR1300ではSHOEIのネオテック2を使っています。
砂井さんからするとかなりの高級品ですが、ネオテック3が発売されてからセール品を購入したので大分お安く買えました。
ネオテック2にも風の巻き込みを軽減するチンカーテンが装備されています。
YJ-21と比較するとかなりしっかりした構造で、価格の違いが如実に表れています。
コレもパチンと取外しました。
このチンカーテンを外すと結構な風が入って来て夏は涼しいんですが、風切り音がかなり煩くなります。
取付けは問題なし。
角度問題も同じです。
ネオテック2でもエアインテークの開閉操作に干渉なし。
フェイスガード開閉ノブも隙間から何とか操作可能でした。
DJI顎クリップの本体はトラス構造ですが、ひょっとしてこの様な事態を想定しているのかしら?
だとしたら設計者スゲー ( ´∀` )
大丈夫ですね?
ちょっとだけ気になる事が
一見するとスキの無い顎クリップですが、唯一?の欠点はその上下に長い構造。
クリップ下部が長いので下を向くと首の付け根と接触します。
でもまぁ実際バイクに乗っている時は上を向くし、大した問題にはならないと思われ。
実際に跨ってカメラの角度を確認します。
10°くらい上向きに微調整して準備は完了です。
試走してみる
4K60FPSに設定して試走してみました。
特に何もしていませんが、手振れ補正の性能スゲー!!ヽ(; ゚д゚)ノ
非常に滑らかです。
予想通り、映像もチンマウントだとライダーの動きが入るので臨場感ある動画になりますね。
でも、音が・・・(;´・ω・)
映像はキレイなんですが、終始「ゴー!!」という風切り音で萎えます。
リトルカブで検証
4K60fpsで撮影しましたが、編集ソフトの制限でFHD60fpsになっています。
高精度な手振れ補正が優秀で非常に滑らかな映像にビックリ。
しかし以前ロードバイクにアクションカメラを積んだ時にも感じたんですが、カメラ内臓のマイクでは風切り音が凄いんですよね。
映像では終始風切り音が鳴り響いて精神を削られます。
バイクでは「音」も重要なファクターだと思うので、次回は対策してみたいと思います。
追記
カメラ自体の有用性は確認出来たので、今度は取付けの信頼性を向上させるためにアルミ製の延長アダプターをGET。
コレも中華製ですが、あの頼りない樹脂より断然丈夫です。
今まで使っていた樹脂製50mmに加え、35mmも付属しているので両方使用して取付けに余裕が出来ました。
しかしこの調整ネジ?が増えてちょっとジャマ、ってか鬱陶しくなりましたね (;´・ω・)
この製品には強く締めるための専用レンチとキャップボルト×1が付属していました。
この真ん中のヒンジ部分は「頻繁に触る必要が無い」、と判断してキャップボルトと交換。
コレくらいなら許容内ですか?
アクションカメラは頻繁に装着するワケではないので、コレで良いでしょう。
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