ノーマルは柔過ぎる
50ccの原付1種から75ccにボアアップして原付2種へと進化したリトルカブ改。
ボアアップ作業は一筋縄ではいかなかったものの現在は快調に走行しています。
超絶的にカワイイ癒し系のご当地ナンバーが良く似合っていますが、乗ってるのは無駄にデカイおっさんなのが玉に瑕。
しかしこのボアアップ仕様のリトルカブ、30km/h制限から解放されたのは良いのですが元は原付なので本来は30km/h前後での走行を想定していた設計。
ブレーキこそ強化していますが60km/hで走行するには前後サスペンションが頼りないんですよ。
2cm程の段差でも「ガンッ!」っと底突きして脊椎に響くし、減衰が弱い(無い?)ショックはぼよんぼよんと落ち着きが無い、ってか安定性が無くて危ない (;´・ω・)
この状態で60km/h走行するのは正直心許ないワケです。
柔いなら強化すればイイじゃない
んなモンでGETしたのは東京堂のYSSショックアブソーバー。
フロント用です。
いや、リアも注文したんですが発送が遅くてまだ届いていないのよ (;´・ω・)
フェーン現象でクッソ暑い中ですが、汗だくだくで作業開始。
ブレーキとスピード計のケーブルを外したらシャフトを抜きます。
シャフトは12mmでナットは17mm。
付け外しの詳しい方法は↓の記事からお願いします。
簡単に外れました。
この時フロントフォークが地面に付かないように浮かせるのは、下にジャッキを噛ませるのが一般的な方法かと存じます。
しかしながら砂井さん的にはリアキャリアに重量物を乗せる方法を採ります。
だってパンタジャッキ持ってないんだもん。
重りのミネラルウォーターは2リットル×6本で12kgですが、フロントホイールが外れた状態ならこの重量でも大丈夫です。
もちろんセンタースタンドがある前提ですが。
フロントサスペンションを固定しているのは↑の上下2ヵ所。
上側は影で見にくいケド12mmのボルトです。
下のリンク部はボルト14mmとナット17mmです。
特に何も考えず緩めてOK。
上は12mmのボルトです。
結構固く締まってるな (;´・ω・)
直ぐ上にあるボルトと間違えないよーに。
2本のボルトを外すとショックが下方にズルズルと抜けます。
上側が少し固着している場合は「えいえい!(`・ω・´)」と引っ張ります。
左右の向きを間違えないように1本ずつ作業します。
ショックの下部はコの字のステーに対して内側にオフセットしているので取り付け時の向きの注意。
リンクアームは12mmナットと⊕ネジで固定されています。
外す時は各パーツの向きに注意。
絶望的な短期記憶も持つ砂井さんは写メ必須事案です。
パーツクリーナーでフキフキ~ ( ´∀` )
リンクの後部はカシメてあって簡単に外れそうにありませんね。
一度腰を据えてやりたい。
一度室内に移動
外は死ぬほど暑いのでエアコンの効いた快適空間で作業します。
リンク中央のショック側のブッシュはそのまま抜けるので苦労なし。
本来自転車用ですが、シマノの万能デュラグリスでグリスアップです。
カシメてある後部のフォーク側は⊖ドライバーでコジったら外れました。
コッチも洗浄→グリスアップです。
灼熱の屋外に戻る
ブッシュのグリスアップが終わったらいよいよYSSショックに交換します。
各部の向きに注意ですよ。
組み上がったショックをフロントフォーク下からズルズル~と挿し込みます。
特に注意点も無し。
よく見るとYSSショックのナット穴には出っ張りがありますね。
理由は不明ですが、特に問題無さそうなので無視して続行。
ちょっと調べたんですがナットのトルクは分かりませんでした (;´・ω・)
上が29N・mで下が25N・mですか?
誰か知ってる人が居たら教えて~。
反対側のショックも同様に交換。
チラリと覗く赤いスプリングがカッコいい。
江戸っ子も半纏の内側に凝ったモンです。
フロントホイールを戻します。
防錆用にシャフトにもグリスアップしときました。
ココのトルクは44N・mと今回の作業での最大トルク。
汗がダクる (;´・ω・)
ブレーキとスピード計用のケーブルも忘れず取り付けたら完了。
見える?
あまり見えんね (;´・ω・)
分かる人にだけ分かる渋さ、と自分に言い聞かせます。
さっそく跨ると明らかに沈み込みが少なくなっていますね。
走行してもぼよんぼよん感は半減?
でもリアはぼよんぼよん状態。
お次は後ろですよ。
ショックアブソーバ交換お疲れさまでした。
次のチューンナップは、減量ですか?(鬼笑)
熱いなか、お互いに頑張りましょー。
減量する為にバイクを封印して自転車しますかね (;´・ω・)