ボアアップ後にエンジンが焼き付いた (;´・ω・)

ショックだったので写真は無い

クラッチとオイルポンプも強化品に交換

無事75ccにボアアップを果たした砂井さんの愛車リトルカブA-C50。

5分程度のアイドリングも問題なし。

車載していつもの河川敷へ移動、試走してみます。

 

ブロロロロロ ( ´∀` )

 

エンジンの慣らしもあるので4000回転以下で試験走行。

それでも全域でトルクが太くなっているのがハッキリ分かります。

 

ブロロロロロ ( ´∀` )ゴキゲンダゼ!

 

カタカタカタ

(。´・ω・)ん?

何か変な音した?

カタカタガタガタガタ!!!

アレ?ヤバイ?
停止しよう。

 

ガタガタガガガ!

 

ぷすん

 

 

・・・(* ̄- ̄)・・・

 

何がどーしたのですか? (;゚Д゚)

 

もしかして焼き付いた?

 

異音の発生から一瞬だったね。


ニャンコ大先生を呼び出す

砂「変な音がしてエンジン止まったのだが?」

猫「とりあえず行きます」

ハイエースに積載し緊急搬送された後にニャンコ大先生が到着。

砂「焼き付いたんじゃない?(;´・ω・)」

猫「そんなバカな」

今度は砂井家で急遽開腹手術となりました。

1日で2回シリンダーを外す人も珍しい?

ピストンは真っ黒です。

まぁオイルべったりだったしね。


ピントンを見てみる

はい!

見事にヤラれてます!

ごりごりです。


当然シリンダー側にもがっつり傷が入っています。

原因は分かりませんが、新品のボアアップキットが数分でお亡くなりになった事に間違いございません。


猫「磨けば大丈夫」

砂「マジっすか?(;´・ω・)」

ダメ元で磨いてみる。


いまいちニャンコ大先生が信用ならないので知り合いの某1級整備に聞いてみた。

砂「焼き付いたこのピストン磨いて使える?」

整「それはもうゴミです。」

無慈悲な回答ありがとうございました。


焼き付きは起こしたものの、低回転だったからかコンロッドにはダメージは無いようです。

・・・(* ̄- ̄)・・・

無いよね? (;´・ω・)

クランクシャフト交換は高くつくよ?


原因を探す

入れたばかりのエンジンオイルを抜きたくないので横倒しにしてクランクケースを開けました。

ホントはこんな砂利のトコで作業したくありませんが、無風だし、どうせもう壊れてるし (;´Д`)


とりあえず焼き付いた原因を探す為にオイルポンプを見てみよう。

ポンプにアクセスするにはクラッチを外さないといけません。


オイルポンプにコンニチワ。

キタコの強化タイプでノーマル比1.3倍の吐出量になるそうです。

でもこれ自体にトラブルが起こるほど複雑な構造じゃないんですよね。

って、(。´・ω・)ん?

何かカバーが膨らんでね?


とりあえず洗浄して室内に持ち込みました。

やっぱりカバーの部分が膨らんでる気がする。


横から見ると一目瞭然。

隙間が開いて反対側が見えてます。

あ、ボク原因と犯人分かっちゃいました ( ´∀` )


通常オイルポンプは軸から出ている切り欠き部分がクランク側のシャフトと嚙み合って回されます。


今までの作業を振り返る

ニャンコ大先生はショックドライバーでポンプのネジを締めていました。

手応えが分からないので、軸部の切り欠きが合っていないまま強引に締め込んでしまったと思われます。

 

このブログでも何度か書きましたが、本来ニャンコ大先生はぶっ壊れたマッドメカニック
トラブルを自ら招き寄せる類の危険人物です。

でも最近のバイク弄りで砂井さんの中の評価が急上昇していました。

ニャンコ大先生は最初から諸刃の剣扱いである事を知っていたのに、それを忘れて何でもかんでも頼んでしまった事が今回の敗因でしょう。


話を戻して

軸部の切り欠きがズレた状態で強引にネジを締めたその結果、ポンプの軸がカバー部分を押し上げ変形させました。

その後シャフトが回転してポンプ軸の嚙み合わせが強引に合ったようですが、変形したカバーの隙間からオイルが漏れ出すので油圧が上がらない状態になります。

なのでアイドリング程度ならギリギリ潤滑されても、走行時すると油膜が全然足りないので焼き付いたのだと思われます。


ポンプのカバーを外して裏側を見るとポンプ軸の跡がくっきり残っています。

僅かに回った跡もありますが、コレは切り欠きが合っていない状態でエンジンを始動し、回転した事によって切り欠きが合った時に付いた傷だと推測。


2日後

もう一度同じモノを購入しました。

虚しい (;´Д`)


新品と比較すると分かりやすい。

軸部の長さが全然違います。

スチール製のカバーが変形する程強引に押し込まれた結果です。


原因が分かってスッキリしたトコロで新品のポンプを取り付けます。

押し込まれた方のシャフトは大丈夫だよね?

多分大丈夫だろう、と希望的観測で作業を進めます。


コトン、と簡単に入りました。

ニャンコ大先生、アンタこの程度の事が出来なかったのですか?(#´∀`)ピキ


今度はドライバーで締め込みます。

ドライバーでは大したトルクはかからないので渾身の力で締めます。


クラッチのナットの回り止めをするロックワッシャー。

今回は再利用でイイよね?


さすがに短期間(2日)で3回もクランクケースを開けたので、もう慣れたモンですよ。

まぁ今回は焼き付きの原因が判明しただけでも良かったとします。

でも当然これからもう一度ピストンとかを交換しないとね (;´・ω・)

2個目のキタコ75ccライトボアアップKIT

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