暖かくなってきたのでチャイルドトレーラー本格始動

まだ日本では珍しいので目立ちます

北陸も3月に入ったら大分暖かい日が多くなってきました。

静かに冬が過去るのを待っていたチャイルドトレーラー「ポルタス」もそろそろ出番でしょう。

このチャイルドトレーラーの詳しい仕様は↓で。

チャイルドトレーラーという選択


ドイツ製のチャイルドトレーラーを日本のショップさんが国内仕様にして他社より安価で販売しているのがこのポルタス。

BURLEY(バーレー)やTHULE(スーリー)等、サイクルトレーラーを製造する大手メーカーに比べると装備の割に安価なポルタスは、その低価格を実現する為に1グレードのみの展開になります。

なので2人乗り仕様しかありませんが、砂井sonは1人なのでお友達や荷物を積む予定。


早速乗り込んで頂いた砂井sonは嬉しそう?

シートのフィッテイングは昨晩ばっちり調整済みです。

こうして見ると座面は結構広いのね。

対して横幅は2名乗ったら結構狭そうです。


この日の気温は24℃と暖かいですが致死量の花粉も大量に舞っています。
なので走行風が入らないように前方スクリーンは閉めました。

上部にも換気用メッシュがあるのでこの位の天気ならビニールハウス状態にはなりません。


内部の砂井sonの様子を確認。

表情からは真意を読み取れませんが不満そうではない、と思う。


砂井さんの愛車BD-1とも接続完了。

いざ!

ガラガラ~、ってアレ?(;´・ω・)


前方キャスターを外すのを忘れていました。

小径車の20インチ(406)以下のホイールではキャスターが接地します。

別に接地していても走れるんですが振動と軽快さ対策の為に外しました。

700cホイールを装備するクロスバイク等では取り外しは不要です。

チャイルドトレーラーで走ってみた


自転車との接続を外さないならキャスターは不要ですが、出先でベビーカーとして使う場合は当然キャスターが必要になります。

ポルタスにはラゲッジスペースがあるので入れておきました。


近所の公園まで走行開始

颯爽と走行するポルタス。

道中このチャイルドトレーラーを見た親子から歓声が上がります。

砂井さんはこの他にもサイクルトレーラーやリカンベントなど、悪目立ちする自転車ばかり乗っています。

チャイルドトレーラーで本格的に走るのは初めてですが、自車に結構グイグイ荷重がかかりますね。


近所の公園に到着しました。

砂井sonはまだ歩けないのでベビーカー仕様にトランスフォームします。


(-ω-;)ウーン

一人だとちょっとやりにくいですね。


公園内を少し歩いてみました。

ポルタスは全高が高いのでハンドルの高さを低く調整しました。

この高さって日本人にはムダじゃない?


上部のスモークスクリーンを開くとメッシュになっています。

内部の様子も見れますよ。


ちょっと休憩。

僅かな時間でも停止するならパーキングブレーキをかける習慣を付けましょう。


さて戻って来ました。

またトレーラー仕様に変更します。


キャスターを付け外しする時のコツ?

キャスターを外す必要のある小径車での話ですが、お子様を乗せたまま1人でキャスターを付け外しする方法を模索しています。

まずはパーキングブレーキをしっかりかけます。

決して忘れないようにしましょう。


トーイングバーをトーイング位置にセットします。

この時はまだ自転車に繋げません。


この状態であればトレーラーを上下方向に自由に振れるのでキャスターを外しやすい。

キャスターが外れた状態でも静かに地面に置けば大丈夫。
当然乗っているお子様にも影響はありません。

この状態で自転車とトーイングバーを取付ける「ヒッチ」の位置を合わせます。

トレーラーではなく自転車を動かす方が安全で簡単だと思います。


んでカチっと接続。

この時ヒッチの接続に手間取って其方に注意が集中すると自転車が倒れやすいので注意。

まぁ倒れてもトレーラー側には影響無いのでお子様への心配は不要です。

試走も終わったので帰りますよ。


試走後に気が付いた点

トレーラー側の上下動が牽引車側に前後動として伝わる

走行中、路面の段差等でトレーラー側が上下に揺れると、牽引している自転車には前後に引かれる動きとして伝わります。


検証機材も無いのであくまで予想です。

①トレーラー側に荷重がかかるとトーイングバーを押し下げる方向へ力が働き、自転車側は後方へ引かれる。

トレーラー本体やスプリング式の連結部の剛性が低いので、段差等で荷重がかかると下方へしなり、自転車側を後方へ引く力が働くのだと予測。


②荷重が抜けるとトーイングバーが元へ戻ろうとして自転車側が押される。

先ほど①でかかった力が戻ると反対に自転車が押される方向へ力が発生すると予測。

この一連の動作がガタガタ揺れるたびに起こるので、走行中は結構な力で前後にゆさゆさと揺られます。

ドロップハンドル化で不安定なハンドリングが更に不安定になったBD-1では、ゆっくり走らないと危ないかもしれませんね。

まぁお子様を乗せた状態で20km/hを超えるような事は無いと思うし、普通の自転車なら安定しているので「押されるのがちょっと気になるな」と思う程度です。


チャイルドトレーラーの大きさと位置

ポルタス導入当初の記事にも書きましたが、ポルタスはトーイングバーの取付位置がトレーラーの中心ラインに来る設計です。

自転車側のヒッチはリアハブ軸の左端に付いているので牽引時トレーラーは自転車の中心より左側に寄る事になります。


なので実際走行する時はトレーラー側の左への偏芯全幅を考慮する必要があります。

路側帯や外側線の幅が狭い道路ではどうしても車道へはみ出します。

法律上牽引している自転車は歩道を通れず車道を走行しなければいけないので問題無いんですが、心理上はなるべく車道に出たくないですよね? (;´・ω・)


実際お子様を乗せて走る時は自動車の交通量や路側帯の幅など、走行ルートを熟慮する必要があるでしょう。

砂井さんの近所はド田舎なので幹線道路でも走らない限り大丈夫だし、サイクリングコース等の安全な場所までハイエースに乗せて移動出来るので特に心配していません。


小ネタ

自己責任ですが、乗員が1人の場合は空席側の前方キャスターを外した3輪状態でもド安定しています。

補助的な使用なら労力を軽減出来そうではありますが他人様には非推奨。

ポルタスで木場潟公園を走って来ました

2 Comments

  1. こういう細かいところまで分析してるサイトはなかったのでありがたいです。制動かけたときに慣性で押される感じがするような話までは聞いたことがあるのですが。センターから偏芯してるとは思ってなかったです。

    • まうさん、コメントありがとうございます。
      このブログは思った事を書いている駄文ですので恐縮です ( ´∀` )
      偏芯についてはメーカーの設計思想によりますが、個人的には自転車とセンターを合わせた方が本能的に走りやすい気がします。
      しかし慣れの範疇なので大した問題では無いでしょう。
      他メーカーはホントに高価になってしまったので、ポルタスみたいなモデルは庶民には助かりますね ( ´∀` )
      トレーラー側からの揺り返しは前後左右に複雑で、速度が高いと(自転車にもよりますが)少し危険を感じます。
      速度を15km/h未満に抑えていれば全く問題ありませんので、お子様を乗せている時は安全運転でいきましょう。

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