アレ?なんか偏芯してね?
実は以前、キャリーミーのチェーンリングを交換した時に気が付いてました。
写真じゃ分からないんですが、クランクが2.2mmくらい偏芯していてクランクの角度によってチェーンテンションが変わるんですよ。
クランクを90°ずつ回してチェーンテンションを測ると分かります。
しかも、クランクを空回しすると右のクランクの動きに合わせて車体が盛大に揺れるますね。
動バランスも合ってない (;´Д`)
某ミニベロ専門店に並んでいた自転車を店員さんに言って調べてみたら、2017年モデルの在庫8台全てに偏心が確認出来ました。
パシフィックの品質管理もアレですが、この事を追求した記事が他に無いのも驚きです。
気に入らなければ交換すれば良いのですよ
走行性云々な自転車ではありませんが、どうにも歪んでるのは気持ちが悪い。
交換しよ~そうしよ~。
用意したのはシマノの製品群で一番安いホローテックⅡクランクとBBです。
まず、リアのデタッチャブルリアフォークを緩めてチェーンテンションを抜きます。
左右4本のボルトで固定されているので緩めます。
写真のイモネジはチェーンを引くヤツ。
コレも緩めておきますよ。
BBはいわゆるスクエアタイプです。
BB軸のクランク取付けボルトを外します。
ちなみにスクエアタイプのBBは、軸の細さがショボく見えて嫌いなのも交換理由なのです。
あくまで個人の主観ですよ。
で、外すとメスネジが隠されているのでココに、
コッタレス工具を正ネジでねじ込みます。
この時は手締めで十分です。
専用工具を持っていない場合は自転車屋さんへGOきききき
次にコッタレス工具内側のボルトを締める方向に回すとクランクが抜けてきます。
結構固いですよ (;´・ω・)
スクエアタイプのクランクは圧入です。
取付けの時は最初に外したクランク取付けボルトをねじ込めば圧入されます。
クランクが外れたら今度はBBです。
これまた専用工具が必要。
ちなみにBBはボトムブラケットの略です。
この様にモンキー等で外します。
この時工具のギザギザの噛み合わせが浅いのでナメない様に注意が必要です。
また左右でネジの向きが違います。
BBやペダル等、クランク周りは左右で正ネジ逆ネジ違うので気を付けましょう。
外れたカセットBB。
歪んでいるのはコイツではなかったですね。
正確に計測出来ませんでしたが、クランクの取付け孔が偏心しているのだと予想します。
BB取付け部はテーパー加工がしてあります。
国外仕様にある「スピードドライブ」と呼ばれるクランク変速システムを取り付ける際に必要な加工です。
”サイクルショップしぶや”さんで取り扱いがありますが、もう一台キャリーミーが買えるくらいのお値段でぶっ飛びます。
一度ぶっ飛びました。
BB取付け部の幅は68mmでしたよ。
ここにシマノホローテックⅡのBBを取付けます。
やはりコレが業界スタンダードですよね~。
え?もう古い?
ロードバイク界隈ではね (;´・ω・)
専用工具とトルクレンチで取付け。
トルクは40N・mです。
いざ付けようとしたらネジ山の精度がイマイチですね。
可能ならネジを切り直した方がイイと思います。
ホローテックⅡのBBは、本体に締め付け方向とトルクが書いてあるのが超親切ですわ。
クランクのチェーンリングを交換しておきます。
写真の”ペグスパナ”が必要ですが、幅広のマイナスドライバー等でも代用可能。
左クランクです。
シマノの2ピースクランクはコレマタ専用工具で左右から圧をかけます。
最後に左クランクを固定して完了。
クランクにも規定トルクが書いてあります。
12~14N・mですよ。
2本のボルトは交互に締めましょう。
なんかチェーンリングとガードが反対ですが、コレは苦肉の策なのです。
キャリーミーはダブルクランクを使用した場合、チェーンリングを外側に付けないとチェーンラインが出ません。
ガードをさらにチェーンリングの外側に付けようとするとスペーサーが必要になり、またチェーンリングボルトも長いものに交換が必要なんですが、コレが結構高いのよ (;´Д`)
ガード無しもシンプルですが、今度はチェーンリングボルトとナットを短いヤツに交換しないと付きません。
とりあえず安く既存のパーツで済ます為にこの様なスタイルになりました。
気が向いたら直そう。
気が向いたらね ( ´∀` )
ブラックのクランクは引き締まってカッコイイですが、もともとポップな感じのフレームにはどうかな?
後はしなりを感じるペダルと、ママチャリの様な利きが悪くダサいフロントブレーキのキャリパーと、
手が痛いグリップをエルゴンタイプに交換して終わりですかね?
まぁ、次の出張までクローゼットの中で寝かせます (* ̄- ̄)コレ
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