ミニベロのギア比を考える時に使うアプリ

BD-1のギア比です

今はもう極寒(でも暖冬)の冬なので倉庫に眠っているBD-1(フレッタ)です。

砂井さん所有の自転車の中で一番長く乗っているモデル。

当然”フレーム以外は社外品”状態でドロップ化したのが最終カスタムでした。

BD-1の過去記事はコチラ


このBD-1、通勤仕様でサイクルトレーラー「Travoy」を牽引するのがデフォになってます。

Travoyは非常に便利で気に入っているんですが、重量増のため当然ペダルの漕ぎは重くなります。

ミニベロなのでギア化を稼ぐ為にフロントのチェーンリングは60Tと大径。

旧型BD-1でフロントダブルのカスタムはトラブルが多いらしいので、チェーンリングはシングルが前提のお話です。

今までの仕様はフロント54Tでカセットは11-25の9速。

チェーンリングを60Tに変更してからは11-28を使用していました。

その後10速化したのと同時にTravoy牽引の為カセットも11-32へ変更していました。

Travoyの過去記事はコチラ


ココから本題

更に今度はチェーンリングの歯数を見直そうかと思ってます。

今まではBD-1単体で乗る時の為に高速側のギア比を考慮しワイド化していましたが、今後Travoyを引かないでBD-1に乗る事は皆無と思ったからです。

でも基本的にレース器材(ロードバイクとMTB)の知識と経験が基本になっている砂井さん。

ミニベロのギア比を考える時はホイール径が違うので直感的に分からず計算が大変でした。

でも数年前から便利なアプリを見つけて使っています。

それがこのBikeGearCalって無料アプリ。

実際使ってみますよ。


砂井さんロードバイクのギアはフロント50-34、リア12-25の10速仕様。

カセットは他にも持っていますが結局レースやヒルクライム、ロングライドでもこの12-25のみで乗ってました。

トップは11Tが欲しいと思った時もありましたがコンポが10速なのでワイド化を嫌い、今の仕様で落ち着いた次第。

ま、下りで60km/hを超えるようなら足を止めて休むので問題アリマセンでしたね。


このアプリにロードバイクのギア数を打ち込みます。

今回は一番軽いローギアで計算してみますよ。

①中央上側にはタイヤサイズ(700×23c)を選択。

②左下にはフロント(インナー)のギア数34T。

③右下にはリア(ロー)のギア数25Tを選択。

④左上にはケイデンスをそれぞれ入力します。

ケイデンスは通勤前提なので80rpmと低めですがココはお好みで。

すると右上に速度が出ます。

フロント34T、リア25T、ケイデンス80でロードバイクを漕ぐと13.7km/h出るって事ですね。


コレをミニベロに適用してみる

ミニベロでロードバイクと同じローギアにするにはどれ位のギア比にすれば良いのか?って問題をスピードの数値で演算出来るワケです。

BD-1はタイヤが18×1.5でフロントは60T。

この状態で同程度の速度になる様にカセット側の数値を変えます。

すると29Tでほぼ同じになります。

実際29Tは無いので一番近い28Tにしました。
(当時のロード用コンポは28Tまでしか無かった)

速度を基準に考えるとタイヤ径を含めたギア比が計算出来るワケですよ。

個人的な考えではミニベロでのローギアはロードバイクと同じ位でOK。
でもハイギアは15~20%低いギア比にします。

タイヤ径を含めた最終減速比をロードバイクと同じに出来ても、ミニベロではエネルギー損失が多くてその速度を維持出来ないからです。

パワーメーターで比較すると小径タイヤの効率の悪さが可視化出来て良く分かります。


その後、10速化した時にTravoyを牽引するのを踏まえカセットを11-32へ交換。

コレで更に約10%軽くなりました。

トップは11Tのままなのでワイド化です。

ホイール径の小さいミニベロならワイド化しても変化は少ないと思ったのです。


ちなみにトップ側は一般的なフリーなので物理的に11Tが限界。

ケイデンス90で41km/hという速度は正直もう少し欲しいと思いましたが、BD-1はハンドリングが不安定なトコがあるのでこの辺で妥協。

しかし実際走ってみると高速巡航が難しいミニベロでは不満のないギア比でした。


そして今回

最近は特にサイクルトレーラーTravoyに積む荷物の量が増えてきました。

BD-1のロー側のギア比が足りなくなってきたんです。

もう少し軽いギア比にしたいんですが、コレ以上ワイド化はしたくない。

・・・(* ̄- ̄)・・・

 

ピーン! (゚∀゚)

 

今までは高速側ギアを残しておきたかったので実行していませんでしたが、Travoyで牽引しっぱなしなら高速ギアは要らないね?と思ったんですよ。


つまり

フロントのチェーンリングを小さくしようと思いました。

現在は60Tですがコレを小さくすればワイド化せずにローギア化出来ます。


代わりにハイギア側が犠牲になり速度が出なくなりますが、Travoy牽引仕様では平地の巡航速度は22km/h程度。

追い風や緩い下りを考慮しても35km/h分位のギア比があれば十分じゃね?


実際フロント53Tで最高速度を計算すると36.2km/h。

コレ位なら実際十分か? (;´・ω・)

普段は全然ブッチ切っているんですが、そもそもTravoyの推奨速度は24km/h以下。

向かい風で死ねるレベルの前面投影面積だし、この程度の最高速度でも十分そう。


53Tならローギアは更に11%軽くなります。

コレはロードバイクならフロント34×リア31とほぼ同じ数値。

(-ω-;)ウーン

今後Travoyを引いてチョイとした山まで自転車キャンプする予定があるのですよ。

やはりこの程度のローギアにしよう。

53Tのチェーンリングは一般的なので多数ありますが、旧型BD-1の持病ともいえるチェーン落ち回避の為に外側にリングガード付きのモノを推奨。

ワタシはチェーン落ちが完全に無くなりました。

でもPowerToolsのチェーンリングは高いなぁ (;´Д`)

コメント欄

コメントする

あなたのメールアドレスが公開される事はありません。 頂いたコメントは砂井さんの認証後に公開されます。 ※マークは必須項目です。


*