リトルカブの高回転焼き付き対策?その2

前回からの続き

リトルカブの高回転焼き付き対策?

次は焼き付き防止の効果は全く不明ですが、とりあえずCDI交換をしてみます。

この作業に根拠とかエビデンスとか言われる系のアレはありません。

何となく?(* ̄- ̄)

まず右のカバーを外します。


カバー内の一番上にあるコイツがノーマルCDI。

買うと結構なお値段がします。


ゴム製のカバーに覆われています。

横にスライドさせれば簡単に抜けます。


樹脂?みたいなので固められて内部へのアクセスは不能。

リトルカブ4速の純正CDIは10°~22°の自動進角らしい。


武川のHyperなCDIです。

巷で言われている話では全域で33°固定進角らしい?

低回転でもこの進角ではアイドリングに影響ありあそうですね。


そのままコネクターを差し替え、ゴム製のカバーで取付け。

なんの工作も不要なので交換自体は非常に簡単です。


さてエンジン始動。

アイドリングがめっちゃ高くなったのでアイドルアジャスターで調整。

それ以外は特に問題ありませんね。


燃調に異状は無いと思いますが、濃い疑惑があったので試しにMJを98→92に交換してみる。

95じゃないのは持ってい無いからです。

するとちょっとオイルが焼けた様な臭いがします。

ヤバそうなので早々に戻しました。


慣らし運転

同時に交換したピストン、シリンダーが新品なので慣らし運転。

数十km走った所でプラグの焼け具合を確認するとイマイチ?

ってかやっぱ薄くね?(;´・ω・)


41T→39Tへのハイギアード化は数値より影響がありました。

発進時には以前より明確にモタツキますが許容内。

経路にある陸橋の登坂も4速でギリギリ失速しない範囲です。

元々最高速を伸ばすのではく、巡行時の回転数を減らす目的なのでコレも問題無し。

寧ろ1速2速できちんと引っ張る必要が出て走りやすい。


200kmほど走った後の感想

予想より悪い方に変化を感じたCDIの交換。

アイドリングの「トットットット」という鼓動感は面白いんですが、中低速のピックアップが鈍くなるのは仕方ないとしても、肝心の高回転がイマイチ伸びないかな?

エンジン始動は良いんですが温まるまでアイドリングは不安定になりました。

この武川CDIは全域で進角が33°固定なので低回転が鈍くなるのは予想範囲でしたが、意外に高回転も伸びないとなると利点がありません。

色々試しましたが結局ノーマルCDIに戻しちゃいました。

改めてノーマルCDIで走ると中低速トルクがあって乗りやすいし、最高速も変わりません。


41T→39Tは僅かなハイギアード化だと思ったんですが、想像以上に重くなりましたね。

平地メインなのでこれでも問題無く走りますが75ccではこの辺が限界のギア比だと思います。

1速→2速→3速のシフトアップも5000rpmくらいまで引っ張らないとキツイ感じで、向かい風が強いと最高速度に達するまで時間がかかります。

でもソレは武川CDIでの話。

ノーマルCDIに戻したら中低速トルクに粘りが出て乗りやすくなりました。


プラグはですね、少なくとも熱価の変更による違いは正直全くかりません。

でもやっぱコレって薄いですよね?


やっぱりジェットも変更してみよう。

現在はMJ98でSJ42と平均値より大分デカいジェットが付いています。

確認の為にもう一度MJ92に下げたら明らかに不調になりました。
走行後にアイドリングしなくなってキックもスカスカでヤバイ。


標準の6番プラグ↓

砂井さんのリトルカブは1999年式ですが、走行距離が1300kmと驚異的に短かったのでプラグ当時のまま。

つまり20年以上前のプラグなのですよ。

すると今まで焼け色だと思っていたコレ↑って経年劣化的な別の要因だったのでは?


突然出てきた「やっぱ薄かったんじゃね?」疑惑。

試しにMJ100に大きくしたらスッゲー好調だったのですよ。

なので更に102に上げました。
102では100との変化を感じませんでしたが温度低下には貢献するハズ、と思ってこのままにします。


最後のコレも効果的な対策なんじゃないかと思うエンジンオイル。

この間焼いちゃった時は他グレードどころか他メーカーのオイルと混ぜたヤツだったんですよね (;´・ω・)

基本的に夏はG2(10W-40)、冬はG1(10W-30)でいこうと思っていたんですが、今後は粘度の高いG2で統一しようと思います。

コレらの調整後は高回転域での力強さが増しました。
燃調を濃くしたのは当たりでしたね。


(2023.5.26追記)

更に50kmほど走行後

プラグを確認すると、今度はちゃんと焼き色が付いていました。

やはり薄かっただけ?


(2023.6.25追記)

更に400kmほど走行

原付で金沢まで行くとか正気か?と周囲の人から罵声を受けながら爆走。

交通量が多かったものの国道でも車の流れに付いて行けます。

気温21℃で最高油温は78℃。
焼けるような兆候はありません。
50km/hくらいで走るより60km/h+αの方が油温は低いです。

ギア比を上げた分なのか最高速も伸びました。
以前はパワー的に限界だと思っていたので、ギア比を変えても速度は変わらないと予想していたんですよね。
今は燃調がキマッたからか明らかにパワフルでもっと回りそうです。
スピードは十分出るし、もう壊したくないので回しませんが。

向かい風や陸橋などによる負荷でも法定速度+αを維持するのが余裕。
今まで交通量の多い大きな道路は避けていたんですが、コレなら堂々と走れますよ。

まぁハッキリ言って絶好調でございます ( ´∀` )ノシ

コレでもっとハイカムの音が静かなら完璧なんですが。

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