夏場のエンジンコンディションを確認したい
愛車リトルカブは当然の事ながら空冷エンジン。
発生した熱は外気で冷やすだけという簡単構造ですが原付バイクでは一般的な冷却方法。
ノーマルなら問題になる事は無いでしょう。
でもボアアップ等色々なカスタムをしていると夏場の温度上昇が気になります。
走行後に焼けた臭いがする事あるし (;´・ω・)
原付バイクは弄り倒すモノと思っても、なるべく大事に長く乗りたいのでエンジンコンディションの把握は大事だと思うのですよ。
そんなバイク愛溢れるアナタのお悩みを解決してくれるのが油温計。
デイトナのコンパクトエアーテンプメーターを買ってみました。
「コレは気温計では?」と思った人は鋭過ぎてキレッキレで流血事故を起こすでしょう。
えぇ、間違えて注文したので油温センサーも追加しましたよ (;´・ω・)
世の中には触れて欲しくない事もあるのです。
油温計にはオイルキャップに挿す簡易タイプも人気ですが、走行中も温度変化をリアルタイムでモニターしたいのでデジタル表示出来るコレを選択しました。
爽やかに取付け開始
当たり前ですがニャンコ大先生ファクトリーに突撃して作業してます。
まずは動作チェック。
この手の安物中華デバイスは買った直後から壊れていた、なんて事は珍しくないですからね。
(ニャンコ大先生の)手持ちの予備バッテリーに直結して電源ON!
うむ (* ̄- ̄)
普通に電源入ったね。
ヨカッタね。
油温計本体はハンドル上部に付ける事にしました。
配線はスロットルケーブルに這わせます。
んでハンドルカバー内を通して下からコンニチワ状態にしておきます。
電源はドコから取るかな?
マニュアルではバッテリーから直接取る事になっています。
⊖はレギュレーターと一緒にボディーアースに落として、
⊕はウインカーリレーの上流から分岐させる事にしました。
⊕側を2又にする配線を追加します。
この状態でもう1度通電チェック。
ACC(アクセサリー)ONでセンサーに電源が入る事を確認します。
配線の続き
電源ケーブルはバッテリーボックスを開けたフレーム内から這わせます。
なるべくスマートに配線したいですからね。
どうせ作業するのはニャンコ大先生だしね。
油温計本体はタコメーターにステーを追加してマウントします。
「カブにタコメーターとか必要?」と思われる人も居るかと存じますが、コイツは11,000rpmは回りますのでね。
追加したステーに強力両面テープを張り付けて、
油温計を固定します。
もう2度と外れないレベルの超強力両面テープだそうです。
油温計と電源ケーブル、温度センサーの配線を本体側のコネクターと接続します。
余った電源ケーブルはタイラップで固定してからフレーム内に押し込んで隠しました。
えいえい (`・ω・´)グイグイ
まぁココまでは簡単なんですよ。
ココまでは (* ̄- ̄)
温度センサー
最大の難関、温度センサーの取り回しです。
ドレンボルトと交換するタイプなんですが、コレは取付け前から配線のイメージが出来なかったので行き当たりばったりです。
とりあえず温度センサーと別売りのフィッティングを取付けます。
リトルカブに適合するフィッティングはR1/8 M12×P1.5サイズです。
ギュー (`・ω・´)っと締めました。
まぁ漏れなれば良いのですよ。
コレとドレンボルトを交換するワケですね。
しかしながらエンジンオイルはつい先日交換したばかりなんですよ。
なのでバイクを横にしてオイルが漏れないようにしました。
純正のドレンボルトを外して~
温度センサーの付いたフィッティングを付けます。
当然フィッティングはグルグル回しますのでセンサーケーブルのコネクターは外したままです。
メガネが通しにくいのでスパナで固定。
舐めないようにね。
あ、写ってる足はニャンコ大先生のモノです。
アンダーカバーを付けると見事にケーブルがコンニチワしてます。
何かに擦ったら根元からブッチ切れる事不可避ですが「まぁそんな擦る事なんて無いでしょ ( ´∀` )」と全く根拠の無い、都合のイイ解釈で華麗にスルー。
ケーブリングは悩んだ結果、最短距離を這わす事に。
温度センサーは電気抵抗の変化だけだろうし、プラグコードのノイズとかは多分影響無いと思うので特に配慮してません。
温度センサーケーブルのコネクターはセルモーターの隣に配置。
別に理由があるワケではなく、たまたまこの位置になっただけ。
今後はエンジンオイル交換等、ドレンボルトを外す必要がある場合にはこのコネクターを外す必要があります。
外さないと温度センサーのケーブルがネジ切れますぜ。
全ての配線が終わったらエンジン始動!
リトルカブに乗ってここまで来たので余熱分の43℃表示は妥当でしょう。
試走を兼ねて帰ります
この日の外気温は30℃。
ここ最近の猛暑と比較すれば涼しい日です。
走行中の温度上昇は思ったよりゆっくりなのね。
試験的にちょっと走ってみますよ。
75ccなので法定速度でいっぱいいっぱいです。
ブロロロロ~
結構上がってきた?
帰宅直後
全開運転からいきなり停車という空冷エンジンには酷な試験を実施中。
停車直後から温度が上がっていきます。
停止前から+5℃程度の温度上昇を確認しました。
この程度であれば35℃を超える猛暑日でも平地走行なら90℃は超えないと思います。
でも、もう少し負荷を掛けて検証したい。
夜間におけるバックライトの視認性も悪くない。
メーターパネルやタコメーターはLEDバックライトですが、まぁなんだ、正直眩しいんですよね。
この油温計程度の明るさが丁度イイ感じだと思うものの、この手のバックライトって直ぐに暗くなってしまう印象もあります。
温度上昇を見る以外でも寒冷時の暖気運転にも便利そうですね。
油温が5℃より低いと赤く表示される低温警告機能付きなので油温が上がるまで40km/h以下でゆっくり走る、とかエンジンに優しく出来そうです。
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