X680000計画の残骸を発見

数字の桁数は間違っていない

この間実家に帰った時、昔の自室で何気なくクローゼットを覗いたら昔作ったアホマシンの残骸を発掘。

ガワはシャープの名機X68000です。

X68kと表記されたり「ぺけろっぱ」と呼ばれたりした同機は今考えると貴重な実働機でしたが、当時は改造バカを地でブッこいてたので魔改造されたその中身は容赦なく廃棄されています。

ヒートシンクすら付いていないモトローラの68000CPUに代わり、爆熱のPentium4世代CPUをブチ込まれ現代(当時)に蘇ったそのマシンは「X680000」とネーミングされました。

世に言う「若気の至り」ってヤツですよ。

でもスリムなケースに極薄なクーラーという構成ではintelの失敗作?NetBurstアーキテクチャCPUによる爆熱を排熱出来ず、結構頑張った割に稼働マシンとはなりませんでした ( ;∀;)

そしてそのまま放置されていたのね。


このX68000、マンハッタンシェイプと呼ばれる細身の2棟構造が外観上の特徴的です。

今でも通じるデザインだと思いますね。

当時は日本メーカーが世界を席巻していた時代ですわ。


さっきも書きましたが動いていた中身は無慈悲に廃棄され、ドンガラだけが残った状態です。


M/Bが入っていた方の棟。

白いプラ板をベースにしてMicroATXサイズの基盤を入れていました。

当時はITXとかも無い時代。
汎用では最小サイズのM/BがMicroATXだったのです。


黄枠内のステーに3.5インチHDDをブラ下げていました。

当然SSDなんて存在しません。

M/Bのスロットの真上なので一切の拡張性を奪っていますが、サイズ的に拡張ボードを追加するのは不可能だったのでノーダメージ。


底部から伸びていたのは懐かしのパラレルケーブル。

しかもHDD用の40ピンじゃなくてFDD用、それも5インチサイズなのがまたウケる。


もう一方の棟には電源とFDD(フロッピーディスクドライブ)が詰まっています。

5インチのFDDなんて見た事無い人の方が多そう。

今後5インチフロッピーディスクはアンティークな団扇として人気が出てくると予想。

電源はPOWERMAN IW-P180F1-0 180Wってヤツ。
20ピンなので使い物になりません。

何かのケースに付いていたんでしょうが記憶にない。

当時はTFXなんて小型電源の規格は無い時代なので各社独自設計だったのです。


通常FDDは2台並んでいるモンですが、コイツは一味違います。

5インチFDDの奥に見えるのはスロットイン式のCD-ROMドライブ。

書き間違いではありません。

DVD-ROMではなくCD-ROMドライブです (笑)

しかも-Rとか-RWも無いのでRead Onlyですよ。


でもコイツがX68000の特徴を上手く再現していました。

PC-9800とか当時の5インチFDD搭載機は手動レバーで「ガシャ!」っと排出するのが一般的でしたが、X68000では「うぃ~ん」とイジェクトボタンによる電動排出でした。

そのイメージを残すためにオリジナルのイジェクトボタンにハンダ付けして電動動作をを実現。

イジェクトボタンを押せば「うぃ~ん」とCDが出てきます!

ココが自分を褒めたいポイントですね。


パワースイッチやリセットスイッチもオリジナルを活かしています。

右側のキーボードやマウスのコネクターが付いていたシリアルポートはUSBポートを埋め込みたいトコです。


以前使っていた星野金属のフルタワーケースとツーショット。

今では小型ケースに分類されると思います。


ちと考察

リビングに置いてあるセカンドマシンを持ってきました。

中身は第9世代のi3 9100FでなんちゃってHTPC(ホームシアターPC)でしたが、動画視聴はApple TV等でのストリーミング配信に移行しているので使用頻度は減っているマシンです。


内部を覗いて見ますよ。

コイツもMicroATXか (* ̄- ̄)

ドローンシミュレーターとか動かしていたのでビデオカードにはGeForce 1650が奢られています。

当時は1,5000円くらいだったこのビデオカードは今でもは1.5倍ほどに高騰したままですね。


ちょっとCPUクーラーの高さを測ったり~


X68000側のサイズを測ったりしてみます。

(-ω-;)ウーン

intel純正クーラーだと内側中央に穴を開けないと入りません。

排熱を考慮したらそれもアリだと思いますが、もっと小型のクーラーに換装すればなお良い。


後はFLEX電源を手に入れればイケる?

 

・・・(* ̄- ̄)・・・

 

イケませんでした (;´・ω・)

i3 9100Fは内蔵GPUが無いモデルでした。

なんでセカンドマシンにGPU無しモデルを選択したのか?
当時の自分に延髄切りを食らわせたい。

流石にこのスリム構造だと正攻法ではビデオカードは付きません。

ロープロファイルのビデオカードを分解するか?
ライザーカードで変則マウントするか?
素直にCPUを交換するか?


なんだかんだで結構お金がかかりそう (;´・ω・)

ま、今回は諦めてお掃除でもしてやりますよ。

またヤル気と資金があれば発動するかも知れない計画です。

コメント欄

コメントする

あなたのメールアドレスが公開される事はありません。 頂いたコメントは砂井さんの認証後に公開されます。 ※マークは必須項目です。


*