以前から設定はしていましたが
当然無い方が良いのが当たり前ですが、残念ながら空モノのラジコンに墜落は付き物です。
テクノロジーの進歩によって昔より遥かに性能と信頼性は向上しましたが、飛をぶモノは墜落の危険性から逃れられません。
今回の話は操作ミスによる墜落ではなく、他の要因によりコントロール不能になった場合の話です。
墜落による最悪の事態は第三者に被害が出る事。
そんな事態の発生を少しでも減らす為に、プロポと受信機にはかなり以前からFaleSafe(フェイルセーフ)と呼ばれる機能が付いています。
ラジコンにおけるFaleSafeとは、何らかの理由で受信機がプロポの電波を受信出来なくなった場合に作動する保護機能。
と言っても「電波が途切れたら各サーボを一定の位置に保持する」程度の機能です。
大した機能ではなく、見える範囲に墜落させる設定と思っても貰って間違いありません。
どこかに飛んで行ってしまうのを避けるワケですね。
今までは適当に設定していましたが、もっと安全に出来ないのか?
久しぶりの飛行機だし、FaleSafeをラジコンシミュレーターを使って検証してみようと思ったのですよ。
昔ラジコン飛行機をしていた時は、ベテランフライヤーの人から聞いた設定をそのまま使用していました。
●エンジンCUT OFF
●ラダーFULL(左右何方でも良い)
●エレベーターちょいUP
この設定が有効なのか?という事からシミュレーターで検証しました。
何の根拠も無いその設定では、即死級な角度と速度で地面に突っ込みました。
数十メートルの範囲を旋回しながら落下したので、ドコか遠くへ飛んで行ってしまうという惨事は避けられます。
「ラダーいっぱい」とは言っても3D飛行みたいなエグイ角度ではなく、ノーマル飛行用の角度で30mmくらい。
まぁ実際FaleSafeの「見える範囲内に墜落させる」という最低限の目的は果たしていますね。
使用プロポは当然Jumper T16 Proです。
ドローンであればFaleSafeはBetaflight Configurator上で設定するので「No pulses」を選択していました。
コレのままでも、電波障害時はモーター停止して落下するので最低限の働きはします。
しかしドローンならモーターが止まれば即座に落下しますが、飛行機は翼があるので暫く滑空しちゃうんですよね。
モノは試しですよ
今回はプロポ側で設定するのでCustomを選択してSetを押します。
ココでFaleSafe作動時のサーボの位置を決めるワケです。
黒いバーは今現在のポジション、赤いバーがFaleSafeの設定値です。
まだテキトーな数値ですが、最適解を見つけたい。
シミュレーション開始
RealFlight G9.5でも当然同じNight Timber X1.2mを選択。
真上に急上昇して高高度からモーター停止で自由落下。
その時FaleSafe作動時の舵角(結構凡そ)から、どれ位の操舵量が良いのか試します。
マジで300回はやったわ (;´Д`)
何だかんだで一番良かったのは
●ラダー右30mm
●エレベーターアップ25mm
●エルロン中立
舵面の量は凡そです (;´・ω・)
コレなら飛行場から機体が出ていかない範囲で旋回を続け、エレベーターアップで少しでも速度を落せます。
・・・(* ̄- ̄)・・・
でもこの速度では当然機体は壊れますね。
写真写りが小さくて見にくいですが、速度が速いのでプロペラが風圧で空転しています。
・・・(* ̄- ̄)・・・
(。´・ω・)ん?
もしかして?
フラップ下げたらどーなのよ?(゚∀゚)
使えるモノはナニでも使わないとね!
シミュレーターならリスクも無いし。
100回くらい試してみた
やはりフラップがあると大分速度が落ちますね。
速度が遅いのでプロペラが止まっているのが分かります。
ハードランディングではあるものの、2/5位の確立でそのまま飛行可能な場合もありました。
設定次第で墜落のダメージを最小限に出来そうです。
コイツは有効利用しないとですね。
と言うワケで実際にFaleSafeを作動させてみた。
今度飛ばした時、疑似的に試してみますよ。
今回設定した舵面はNight Timber X1.2m専用。
やはり高翼機の安定性を見た気がします。
中翼機じゃこうはイカンでしょ。
当然の事ながら違う飛行機では参考になりませんので注意してね。
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