予約してから長かったなぁ
DJIの新型ドローン「Mavic Mini」です。
機体重量199gは同社の空撮ドローンでは最小最軽量モデル。
一番のポイントになるのは、200g未満のドローンは航空法の制限を受けないので飛行可能な範囲が広がる事ですよね。
ちなみに航空法以外の規制や制限はあるので注意。
年々厳しくなるドローン規制に嫌気がさしてきたのでコイツの性能が気になります。
本体セットのみなら待たずに買えるらしいですが、バッテリー3個+その他諸々を同封したこのFly More Comboは品薄で大分待たされました。
どうやらバッテリーの生産が追い付かないらしい。
世界的にもかなり売れてるみたいですね。
やっぱ皆さん航空法の制限がウザかったのね ( ´∀` )
海外メーカーのDJIがわざわざ日本ユーザーの為にこんなモデルを作ってくるとは思いませんでした。
しかしDJIもこんなに売れるとは思ってなかったんじゃない?
ケース付きなのは助かりますがDJIのケースはイマイチな事が多いので今回はどーでしょう?
機体とプロポ、2WAYハブ、その下に電源アダプターとケーブルも入ります。
ちなみに機体よりプロポの方がデカくて重い。
何か真っ黒過ぎてデザイン上のアクセントが無いプロポです。
本命の機体を手に取ってみる。
スッカスカで軽い!(;゚Д゚)
199gってこんなに軽いのね~。
軽過ぎて(カラーも?)チープってか、Amazonで売ってるMavicモドキのパチ物ドローンって言われても違和感ない。
重さを測ってみるとジャスト199g (;゚Д゚)スゲー
何が凄いって、この激安でオンボロなはかりでも正確に199gって表示した事にビックらこいたわ。
Fly More Comboにはプロペラガードも付属。
この手の製品はプロペラの回転面の一部をガードするタイプが一般的ですが、コレは立体的に覆うので安全性はかなり高そう。
Mavic Miniの大きさでこのガードなら、上位モデルでは難しかった狭いトコや人の近くまで寄って撮れたり出来そうです。
最初からソレがお目当てでしたケドね ( ̄ー ̄)
ちなみに公称飛行時間は18分ですが、このプロペラガードを付けてると12分と短くなるので注意。
実質8分くらいな感じです。
このプロペラガードは分解出来ないのでかなり嵩張ります。
持ち歩きには激烈不便。
どうしようか考え中ですが妙案が浮かぶ可能性は限りなくゼロ~⤴
当然付属のケースは既にキツキツなのでプロペラガードの居場所なんぞありません。
セット販売するならこの辺も、ねぇ?(;´Д`)
あとプロポのスティックを毎回外さないと収納出来ないのもマイナスポイントか?
フタが2~3ミリ浮くだけなので無理やり閉まらない事もありませんが、繊細なスティックに圧を掛けるのもチョットね。
コレまた社外ケースを買う羽目になりそうな予感。
Mavic2とプチ比較
ちょっとMavic2 Zoomと並べてみる。
小さいわ~。
色が安っぽいわ~ (;´Д`)
ラミネートフィルムも販売されてますが、あまりカラフルなヤツにすると益々トイドローン色が濃くなりそうだし止めとこ。
プロペラの取付けにはクイック的な機構は無く、直にネジで締めるタイプ。
少し面倒ですがそんなに頻繁にする作業じゃないし軽量化の為ね。
Mavic Miniのジンバルの外装はプラ製で小さくて見るからに軽そう。
対してMavic2 Zoomはアルミ?の様な金属製で質感は大分違います。
個人的に重要だと思った点。
Mavic MiniはSモード時、機体の最大傾斜角は30°ですが、ジンバルの可動範囲は35°と範囲内に収まっています。
なのでMavic Airで少し話題になった「Sモードの最大傾斜角よりジンバルの可動範囲が小さいので映像が傾いちゃうぞコラ」問題は(無風なら)大丈夫そう。
もちろん急制動や突風等の姿勢制御でコレを超える場合はありますが、物理的に足りないMavic Airより全然マシなレベル。
あまり語られませんがドローンのジンバルはダンパーも非常に大事な機能。
Osmoみたいなジンバルをドローンに括り付けたとしても、振動で映像がジェロっちゃってコンニャクですからね。
この辺がアクションカメラとの大きな違い。
アレの手振れ補正ではこの様な振動を消しきれません。←実際試した
バッテリーは3個付属します。
2WAY充電ハブにはバッテリー3個全部入りますが充電は1個ずつ順番にされるのは上位モデルと一緒。
急ぐ人は社外品で同時充電可能な充電器とかありますよ。
バッテリーは2SのLipo(リチウムポリマー)ですが、定格電圧は7.6Vとハイボルテージ仕様になっているのは少しでも飛行時間を稼ぐ為か?
ちなみに海外版の大容量バッテリーは7.2Vと逆に低くなっています。
この充電ハブはモバイルバッテリーからUSB給電可能なのが地味に便利。
逆にMavic Miniのバッテリーから外部に給電出来るのでモバイルバッテリーの代わりにもなります。
その辺が「2WAY」なワケですが、日本版はバッテリー容量が少ないので出番は無さげ。
Mavic Miniのバッテリーは手に取ると大きさの割にスッゲー軽く感じます。
249gの海外仕様では2S 2400mAh(8,800円)のバッテリーで飛行時間は30分。
日本仕様はバッテリー容量を1100mAh(4,730円)と、容量を半分以下に減らして199gを達成しているので体積の割に軽く感じるんですね。
公称飛行時間は18分なので安全マージン取って実質12~13分くらい?
上位モデルと同じ”インテリジェント・バッテリー”という名称ですが、自己放電機能は無いので保管時とか注意。
ちなみに右のMavic2用バッテリーは4Sで3850mAh(16,500円)と重量、出力、大きさ共に段違いですが、価格も桁違い。
Mavic2 ZoomやTinyWhoopもそうですが、バッテリーにテプラで番号を貼っています。
コレで各バッテリーを順番に使い、使用回数が偏らないようにしています。
DJIのドローンは制御アプリでバッテリーの充電回数を見る事ができますが、その為に毎回起動させるのメンドイし。
機体のおケツにはバッテリー接続口。
その下にSDカードと充電用Micro USBポートがあります。
フタも何かチープ感が盛大に漂う気がしますが、軽量化の為ペラペラなだけで加工精度は高い。
DJIが他の中華ドローンメーカーとは違うトコですね。
上位モデルのMavic2には下部ビジョンセンサーがあります。
コイツのお陰でGPSの届かない屋内や深い森の中でも(有効高度なら)安定した飛行が可能なのです。
その他全周に障害物検知センサーを持つMavic2ですが、Mavic Miniも下部のみセンサーがあります。
しかし見るからにセンサーの大きさが違うからか精度は落ちるようです。
上位モデルのMavicシリーズには前方ビジョンセンサーが付いています。
このMavic Miniもソレっぽいデザインですが前方センサーは付いて無い。
シリーズ共通のデザインにしただけの様です。
上のMavic2のプロポは前面ディスプレイに機体の情報が表示されて超カッコいい。
対してMavic Miniのプロポは最低限の機能のみ。
実際プロポの画面を飛行中に見た事ないのであまり気になりませんケドね。
付属するスマホと接続するケーブルにはホルダー?みたいなのが無くてプラプラします。
なので外す時にチョット気になる。
Mavic2プロポの裏側には機能割り当て可能なボタンがあり、コレが結構便利でした。
Mavic Miniのプロポには無いのは残念。
またUSB Type-Aポートの有無も違います。
iPad miniを付ける時はコッチを使ってたので新たにMicro USBのケーブル買わないとイカンね。
Mavic Miniの真骨頂
Mavic Mini最大のセールスポイントはやはり軽量さ。
航空法の制限を受けない重量なのも重量ですが、物理的に軽いってのも大事です。
Mavic2は全ての備品が入ったこの状態だと4kg以上もあり、鈍器として蛮族と戦えるレベル。
機体とプロポだけの最小限構成でも1,760g。
充電器はもちろん予備バッテリーすら無い状態でも、この重量では自転車旅に持っていくのは厳しい重さでしょう、ってかヒルクライムで死ぬ (;´∀`)
でもMavic Miniなら充電器+2WAYハブ+予備バッテリーや予備プロペラなど(プロペラガード以外)全て含んで1,100g。
充電器無しとか必要最小限にすればもっとダイエット出来そうです。
この軽量さが航空法云々を含めてフットワークの軽さに繋がります。
当然ながら物理的な大きさも小さい。
小さなサイクル用バックパックにも楽に入りそう。
こうしてみるとDJIがMavic Miniを単なる軽量機ってだけではなく、低価格に抑えているのが分かりますね。
DJIが「EVERYDAY FLYCAM」というコンセプトの元、”初心者への裾野を広げる”為のモデルらしいので当然か。
カジュアル用途なら上位モデルのMavic Airを廃版に追い込むねんじゃね?
長くなったので一旦切るか (;´・ω・)
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