ストームブレイカーのガス性能に嫌気がしてね
そんなに必要も無いのにSOD-310も買っちゃう砂井さんはもうダメかもね。
何で買ったかって?
火器が好きだから ( ´∀` )
前回検証したSOD-372 ストームブレイカーはガスでの運用はイマイチってか、全然ダメダメでした (;´・ω・)
アレはガソリンで使用するモンなんだと結論。
でも砂井さんはガスで使う事の方が多いのですよ。
ソコでSOTOのSOD-310 ウィンドマスターまでイってしまったワケです。
SOTOが誇るマイクロレギュレーターの性能に脱帽です。
コレはナチュラムさんで購入した限定セットなので全く同じのはもう売ってないみたい。
ハードケース付きなのがイカス ( ´∀` )
この4本足の五徳は個人的に必須 (`・ω・´)
もう標準装備で良いんじゃね?
是非ともセットで買うべき装備だと思います。
実用性はもちろん、メカ度も上がりますよ。
あと壊れてもゴトクだけ交換出来るのも利点です。
ハサミの様にカチャっと開いて、
バーナーヘッドに挟む感じで簡単に付きます。
折りたたみの足はもう少し作動に抵抗があった方が良かったかな? (* ̄- ̄)
意図しない時にパタパタ動いてちと鬱陶しい。
収納も本体に抱っこちゃんで小さくなります。
風に強いすり鉢状のバーナーヘッドで炎は集中タイプ。
熱伝導率の低い金属(チタンとか)のクッカーだと焦げ付きに注意した方がイイですね。
でもね、バーナーは火力こそ正義だと思うんですよ。
(異論は認める)
燃やしてナンボですよ?
ストームブレイカーは結構アレだったしね (;´・ω・)
ホントにコイツは大丈夫~?
いつものヤツよ~ ( ´∀` )
と言う訳で今回も実験開始。
前回の検証と同じですが一応説明すると、水500mlを沸騰させる時間を使用燃料別に計測します。
今回はSOTO純正のOD缶と、中身をゴニョゴニョしてノルマルブタンが入ったコールマンのOD缶を使用します。
最初はコールマン。
中身は安いノルマルブタンです。
ホームセンターとかに売っている4本で350円とかの安いCB缶のアレ。
炎の勢い(と燃焼音)は結構強い感じです。
少なくともノルマルブタンを使用したストームブレイカーの2倍(当社比)はあるね。
沸いたよ~ん。
あ、言い忘れましたがこの日は気温22度、湿度66%です。
前回は26℃だったので結果をそのまま比較するのはムリがありますが、予想では結構良い線イクと思いますよ?
結果は2:32。
ST-310レギュレーターストーブの2:08より若干遅いですが、気温が低いしアッチは元から低圧なCB缶仕様。
根本的にガス流量が多いのだと思います。
今度はSOTO純正ガスです。
新品のOD缶なので圧力差でプロパンが出てるハズ。
燃焼音も勇ましい感じです。
沸いたね (* ̄- ̄)
ほほぅ?
気温差を考えれば恐らく手持ちのバーナーでは最速なハズ (`・ω・´)
参考に前回の結果↓と比べてみる。
前回は気温26℃、今回は22℃なので注意ですよ。
(スマホは横にして)
SOD-372 ストームブレイカー |
ST-310 レギュレーターストーブ |
US-D | SOD-310 ウィンドマスター |
|
ガソリン | 2:10 | |||
プロパン | 2:19 | 2:10 | ||
イソブタン | 2:59 | |||
ノルマルブタン | 3:45 | 2:08 | 2:51 | 2:32 |
多分SOD-310はOD缶仕様のバーナーでは最高クラスの性能だと思います。
それでもST-310レギュレーターストーブは断トツですね。
低圧なノルマルブタンでこのタイム (;´・ω・)
CB缶を使える気温が高い時ではトップクラスです。
今回は試してませんが、コイツにプレミアムガス(イソブタン)を使用したらトップ性能だと思われ。
流石に気温10℃を下回るとキツイでしょうが、他のバーナーはもっとキツくなるハズだし。
OD缶仕様のバーナーが優れているのはプロパンが残っている時と重量だけかもね。
もともとOD缶仕様のバーナーやランタンをCB缶で運用すると(暖かい時期でも)パワー不足になるのは、高圧なガスに合わせた設計なので低圧なガスでは流量が減るからだと思うのですよ。
マイクロレギュレーターのスゴさ (`・ω・´)
(写真はイメージです)
冷えてドロップダウンしてしまったガス缶も、バルブを強制的に開ければまだガスを噴射出来ます。
通常のバーナーやランタンはガスの最大流量が抑えられているので、もっと多くのガスが流れる様にすればドロップダウンを遅らせる事がホントは出来るんですね。
(写真はイメージです)
でもそんな大きなバルブ開度だと気温の高い時にガスが出過ぎてしまうのでファイアーしたりして大変危険なのです。
だからメーカーは安全上、ガスの最大流量を気温が高い高圧な時に合わせて設計してるハズ。
冷えたガス缶の圧が下がってバルブ全開にしても、バルブ開度が足りず必要量のガスが流せない設計の理由はコレなんですね。
安全管理とかザルな中華メーカーのランタンとかではありますケドね、常時ヤバい量のガスが出るヤツが (;^ω^)
そこでマイクロレギュレーターです。
砂井さんの周囲に居るアウトドアマンはマイクロレギュレーターの作動原理を理解していない人が多いんですが、確かに分かりにくいですよね (;´・ω・)
ウルトラ簡単に言えば、マイクロレギュレーターを搭載した火器はもともと最大ガス流量が物凄く多い設計なのです。
でも高温(高圧)時でも危険な流量にならない様に、スプリングテンションとガス圧でバランスと取っているマイクロレギュレーターが放出ガスの圧を抑えて(結果的に)流量を制限しているんですね。
ガス缶が冷えて供給側の圧力が低下すると、スプリングの力でレギュレーターがOPEN側に動き流量を自動で増し圧力を一定に保つ、っていう設計。
なので従来のニードル式バルブのバーナーでは、バルブを最大開度にしてもマイクロレギュレーターを搭載したバーナーよりガスの最大流量は少ないのよ。
でも結果からみるとOD缶のウィンドマスターより、CB缶を使用するST-310 レギュレーターストーブの方が凄くね?
低圧なCB缶仕様なので設定されたガスの流量が多い(バルブ開度が大きい)のが決定的に有利なのだと思います。
プロパンを使用するならウィンドマスターが高性能でしょうが、プロパンの含有量が多いスノピの金缶でも35%でソレを使い切ったら残りはイソブタン。
イソブタン同士ならST-310の方が高性能です。
それにプロパンじゃないとダメな気温ならガソリン使うしね (;´・ω・)アタシ
風に弱いので自作風防付けたをST-310ですが、コレにすり鉢ヘッド付けたら無敵じゃね?
負けてるのは重さとサイズだけか?
ST-310 | 350g |
SOD-310 | 87g(4本ゴトク使用時) |
密かに計画している自転車キャンプでは重量とサイズを優先してウィンドマスターを持って行きますがね (* ̄- ̄)
でも、すり鉢ヘッド搭載したマイナーチェンジ版のST-310出たら絶対買うわ。
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