まだやってんの?って思ったでしょ? (^^;)
前回の実験?で純正ガスならもちろん問題ないんですが、安価なノルマルブタンでは火力調整が出来ない事が発覚したSOD-372ことストームブレイカー。
もう少しイロイロ試したいのよね~ (;´・ω・)
ノルマルブタンでは圧力不足のため火力調整が上手く出来ないんでないかい?と予想したのです。
ココで少しガス缶について考えてみる (* ̄- ̄)
メーカーとグレードでも違うんですが
一般的にOD缶には
①プロパン
②イソブタン
③ノルマルブタン
の2~3種類が含まれています。
各ガスの沸点は
①プロパン(-42.1℃で最も高圧)
②イソブタン(-11.7℃で高圧)
③ノルマルブタン(-0.5℃で低圧)
となっていて沸点が-0.5℃のイソブタンでは氷点下なら点火すら出来ません。
(気化熱が必要なので気温がこの沸点より10℃位高くないと燃焼は困難です)
ココでポイントになるのはガスの沸点の差(圧力差)です。
ガス缶にはこの2~3種類のガスが混合されて入っているんですが、圧力の高いガスから最初に出てくるんです。
混ざって一緒に出てくるんじゃありません (* ̄- ̄)
一番高圧なプロパンが最初に出てきます。
プロパンは火力も強いので寒くても最初のうちは元気に燃えるんですね。
でも最初に無くなるのもプロパンなのです。
次はイソブタン、最後にノルマルブタンが出てきます。
寒い時、OD缶のガスが少なくなってくると最後まで使いきれない事が多いのは、ガス缶内に沸点の高いノルマルブタンしか残ってない状態だから。
高価で低温に強いOD缶ガスですが、10~35%(メーカーによる)のプロパンを使い切った後はCB缶と変わらなくなるんですね。
ちなみに国内メーカーでは100%プロパンってガス缶は存在しません。
そこでユニフレームの「プレミアムガス」です。
コレはノルマルブタンじゃなくて高い方 (;^ω^)
ユニフレーム公式HPより引用
CB缶ですがイソブタン95%で残りもプロパン他。
CB缶としては高価なんですがイソブタン含有量からするとコスパ最高です。
プロパンを使い果たしたOD缶よりは全然使えるハズ!
プロパン10%、ノルマルブタン90%
なんてショッパイOD缶より火力は全然強いですよ。
SOTOのパワーガス250トリプルミックスSOD-725Tは通販でも600円前後。
プロパン、イソブタン、ノルマルブタン混合(内訳不明)で内容量230gです。
ユニフレームのプレミアムガスは3本セットで1250円(税込)なんで1本417円。
イソブタン95%で内容量250gです。
ユニフレームは基本定価販売ですが、砂井さんはショップの特売で買い込むので1本350円ほどで入手しています。
・・・(* ̄- ̄)・・・
プロパンが必要な極寒じゃなければプレミアムガスでも十分じゃね?って発想。
そもそも氷点下でキャンプとかしないし (;´・ω・)
いつもの検証です
実験の為とは言え半分以上残ったガスを大気開放。
もったいないオバケ出るね (´;ω;`)ブワッ
検証の為SOTOのOD缶の中身を”アレ”しました。
アレ ( ´∀` )
なのでOD缶の中身は殆どイソブタンです。
点火~。
もちろん問題ありません。
ビジュアルでは純正ガスと100円ガスの中間くらいの炎です。
予想通りね。
イキナリ弱火も全然OKですよ~。
かなり絞れますね。
ココまで絞ると少し燃焼が不安定になりますが。
弱火まで絞るとバーナーヘッド(穴が開いてるトコ)が赤熱するな 。
コレは純正ガスでも同じだったんで大丈夫よね?
説明書にも弱火禁止なんて書いて無いし。
再度全開!
大丈夫ですね。
イソブタン運用なら問題はありません。
が、最初の構想よりランニングコストは上がりましたね。
・・・(* ̄- ̄)・・・
購入してから判明した予想と違う性能に、このストームブレイカーの用途がハッキリしなくなったな (;´・ω・)
いや、ハナから衝動買いですケドね。
次はもっと明確に使用燃料の差を調べてみよう。
ついうっかりコメントする