スマホからBetaflightの設定が出来るSpeedy Bee Adapter2

屋外でのBetaflight設定にノートPCが不要

ドローン界隈では標準的なファームウェアになっているBetaflight。

厳密には他にも種類がありますが、Betaflight現在最も多数派だと思います。

ドローンの各種設定変更に必須なんですが、その為にPCとBetaflight Configurator(クリックで公式サイトへ)が必要です。

つまり飛行場所にノートPCを持って行く必要がありました。


ココで巨大な問題が!

日頃からPCはデスクトップが基本にして至高!!と言ってはばからない自作PC原理主義の砂井さん。

軟弱でヘタレかつ情弱の極みとも言える〇〇なノートPCなんて当然持っているワケがありませんよ( ゚∀゚)ハハ八八ノヽノヽノヽ

なので必要な設定は予め家でやっておき、飛行時に感じた設定変更は家に帰ってから改めて行う、という自業自得な手間をかける必要がありました。

更に帰ってから設定変更しようとしても短期記憶がアレなため「 何を変更するんだったかな?」と覚えてないので設定できない、とココまでがセットです。


ココまで達した人類の英知

そんな硬派なアナタにおススメなのが、ドローン用カメラでもお馴染みのRunCam製Speedy Bee Adapter 2です。

まぁ結構前からありますケドね。

Speedy Bee Adapter 2はスマートフォンとWiFi接続してBetaflightの設定を可能にするアダプターです。


コレは以前から存在していたヤツのバージョンアップ版。

世代が新しくなって一気に完成度を上げて来ました。

製品自体もエレガントなパッケージングになっています。

前モデルは基盤むき出し自分でハンダ付けが必要なワイルド仕様でしたからね。


2ポートのmicro-USB端子がありますが、1つはケーブルをU字に固定するだけのモノでダミー。

収納時の事まで考えてあるのは素晴らしい。

でもコレだと何方のポートを繋ぐのか分かりにくい。


答えは本体側面に書いてありました。

”Unplug then to FC”をざっくり翻訳すると「コッチ側のプラグを抜いてFCに繋いでね」となります。

英語力が低いモンで最初はコッチ側をFCに繋ぐモンだと盛大に勘違い。

まぁ間違えても動かないだけなので大丈夫ですが。


つまりこの配線でOK。


作動用バッテリーは1S~6Sまで幅広く対応。

1S時のみPH2.0コネクター、その他はXT60コネクターです。

試してないケド、1SでもコネクターをXT60にすれば動きそうではあります。

この程度のデバイスにXT60コネクターは流石にオーバーキャパではないかい?とも思いましたが、コレは出先で使用する他機種用バッテリーを流用する為にあえてXT60なんだと思われ。

確かに電動飛行機用のバッテリーが充電器のDC電源とSpeedy Bee Adapter 2用に丁度良い感じです。


続いてSpeedyBee Appというスマートフォンアプリをダウンロード。

Android、iOSともに対応しています。


ダウンロードしたアプリは初回のみログインが必要です。

新規作成は面倒だったのでiPhoneの砂井さんはApple IDでサインイン。

お好きにして下さい。


早速飛行機用に持ってた3Sバッテリーを繋いでみる。

赤いLEDライトが点灯し、電源ONとWiFi未接続を通知します。


スマートフォンのWiFi設定から「SBAdapter2_〇〇〇〇」を選択し接続します。

〇の部分はシリアルかな?
モノによって違います。


Speedy Beeアプリを立ち上げWiFi接続ボタンを押します。


正常にSpeedy Bee Adapter 2が検出されると上記の様に表示されるので”Contact”ボタンを押します。


コレはスマホの種類で違うかもしれませんが、iPhoneだと更に接続確認されます。

容赦無く”接続”をプッシュ。


正常に接続しました。

最近ようやくPID値を調整し始めたので、出先でチョイチョイ調整出来るのは便利です。

日本語表示はされず英語のみですが、今までPCからBetaflight Configuratorを使っていたなら十分操作出来るので問題ありません。

どうせ殆ど理解してないし ( ´∀` )

ただこのアプリは公式のBetaflight Configuratorではなく、あくまでRunCam製の互換アプリ

なのでFCファームウェアの更新やブラックボックスの解析等出来ない事もあるし、互換性も100%ではないでしょう。

しかしBetaflightのアップデートに対するアプリの更新は早いし、操作性も基本的にBetaflight Configuratorと同じなので、普段からBetaflightを触っている人なら問題無いと思います。

実際使ってみると、出先でPID値の変更やバッテリーによって警告電圧を変更したりと、思った以上により便利に使えます。

もっと早く導入しておけばヨカッタ~。

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