純正と同サイズを検証します

インナーパイプ径を変更してスロットル操作を軽くしたい本プロジェクトですが、現在は最も感触の良かったΦ32のインナーパイプを使って落ち着いています。
しかし、操作の軽さはインナーパイプだけでなく、グリップでも大きく変わる事が判明しました。
YAMAHA純正グリップウォーマーのグリップがあまりにも使い難いと分かったのです。
なので、ココはあえて純正と同サイズ(Φ36くらい)でも検証してみようかと思ったんですよ。
えぇ、当然迷走していますが、何か?(;´・ω・)

リターンスプリングが強いXJR1300の重いスロットル操作を軽減するには、インナーパイプを小径化する”ロースロ化”で対応する計画でしたが、重い理由がリターンスプリングだけではなく、YAMAHA製グリップにも原因があるのではないか?との疑問から当検証に至っています。
この最終検証のために、いつもお世話になっているActive製Φ36インナーパイプを購入。
YAMAHA純正グリップウォーマーが約Φ37なので、ほぼ同サイズになります。

このXJR1300には既にインナーパイプΦ32でENDURANCE製グリップヒーターが装備されています。
取外すのは面倒なのでグリップヒーターは配線をつないだままテキトーな場所にビニールテープで固定。
Φ36インナーパイプは検証用のデイトナ製グリップを付けてお試しです。
ここ最近、グリップ交換ばかりしている気がする (;´・ω・)

テキパキとΦ36のインナーパイプを交換し、ハウジングを仮止めしてスロットル操作をすると、何という事でしょう?
内部の何かに引っかかってスロットルが回りません。
何でやねん (;´・ω・)

上側スロットルハウジングの内部を見るとリブが付いていました。
コレに当たってるのかしら?(;´・ω・)
Active製インナーパイプはワイヤー巻取り部の”径”以外は同じデザインですが、径が大きくなった分、外側のハウジングに干渉したモノと思われます。

なら不要な位置にある突起は切断しちゃおう ( ´∀` )
安い社外製品に対しては容赦ないタイプの人間です。

再度グリップを付けて作動確認。
・・・(* ̄- ̄)・・・グリグリ
当然純正とほぼ同じΦ36なのでΦ32と比較したら相応の重さは感じるものの、径が大きくなっている分なので問題ありません。
それより純正グリップウォーマーで感じた抵抗感が皆無になっています。
コレって・・・?(。´・ω・)?
ちょっと待ってくださいよ?(;´・ω・)

砂井さんの書き方が悪いので分かり難かったかもですが、今まで「純正」とか「YAMAHA製」とか言っていたのは「YAMAHA純正グリップウォーマー」の事。
ココでまた用意させてもらったのはXJR1300純正グリップ(インナー付き)です。
操作が激重だったのはYAMAHA純正グリップウォーマーの方だったんでないかい?って疑問が浮かんだんですハイ。

改めてXJR1300純正グリップでの操作も試してみます。
・・・(* ̄- ̄)・・・グリグリ
ActiveのΦ36と変わらない感触でした。
いや、僅かにコチラの方が操作が軽いか?(;´・ω・)
XJR1300の強いリターンスプリングの重さは相応に感じますが、YAMAHA純正グリップウォーマーの時に感じた強い抵抗感、ってか摩擦感がありません。
総括すると、砂井さんXJR1300の激重に感じたスロットルの重さは、YAMAHA純正グリップウォーマーが原因だった!て事ですか?
最終判定は?

色々試した結果、砂井さん的にベストなインナーパイプ径はやはりΦ32だと思います。
つまりグリップ単体タイプのグリップヒーターに、Φ32のインナーパイプが最適だ、と結論付けました。
Φ36は原因不明の抵抗感が無くなったとはいえ、やはりリターンスプリングの強い反力が操作しにくい。
Φ32では純正75°から88°と13°程度スロットル操作角が増えますが、そのデメリット以上に軽くなるスロットル操作は発進、出力増減、減速時のブリッピング等、あらゆるシチュエーションでメリットが大きいと感じました。
YAMAHA純正グリップウォーマーはヒーター機能に不満はありませんが、インナーパイプの取外しが困難なのが致命的。
更にグリップの材質が悪いのかグローブによっては滑りやすい。
なので今回はお役御免とありなりました。
XJR1300に限らず、機械式スロットルのバイクでスロットルの重さに悩んでる人は、1段階だけ”ロースロ化”するのが効果的だと思います。
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