バイク用ドラレコの振動が酷いのでカメラに防振対策を施す

振動が酷すぎて映像が波打ってます

砂井さんの所有するXJR1300には前後カメラが付いています。
いわゆるドラレコですよ。

最近はバイクでもドラレコを付けるのは珍しくなくなりましたね。

フロントカメラはヘッドライト下部に、ビキニカウル固定用ステーを介して取り付けられています。


このフロントカメラをマウントているおよそ2mm厚のステーは必要十分な強度だと思っていたんですが、映像を見ると振動がまぁドイヒー (;´・ω・)。

エンジンの細かい振動を拾っちゃって波を打ったようなグニョングニョンした、控えめに言ってキモい動画になっています。

以前カメラをハンドルバーに付けていた時はコレほど酷くはなかったので、エンジンの振動でステーが共振しているのが原因と推測。

これではナンバープレートが不明瞭になってドラレコとしての存在意義が問われる事態になりかねません。
ってかもうなってます。


なら防振だ!!

砂井さんは防振対策のプロとして国家資格を持つ(嘘)、生粋の防振マニア

今までも色んなモノを防振してきましたが、この事態ではやはり砂井さん自ら動かなければなるまい ( ̄ー ̄)

NEO Smartの防振対策


ステー側は剛性の向上

防振の基本は基礎部分の剛性UPです。
土台側はしっかり固定されていないと、いくら防振対策をしても効果が半減します。
今回の原因?のように共振しちゃうと本来の振動以上の余計な動きになって伝わります。

ちなみに”強度”ではなく”剛性”UPなのがポイント。

カメラ取付けステーの再選考は面倒だったので、家にあった同形状のステーを2枚重ねにする荒業で剛性を確保。


L字ステーなので重ねてズレた分のボルト穴を広げて元の位置に固定。
コレでステー側の処置は完了です。

単純な対策ですが過剰なくらいの剛性UPしています。


カメラ側に防振アイテム

しかし本当の防振対策はココから。

ステー側には必要以上(と思われる)剛性を与えたので、このカメラマウントに本格的な防振対策をしていきます。
と言ってもやる事は単純なんですが。

なんかこのアングルだとカメラが凄くデカく見えますね (;´・ω・)


まずはカメラ純正の3M両面テープを剝がします。

3Mの両面テープは強力な粘着力ですが、アルコールを使うと簡単に剝がせますよ。

ちなみに無水エタノールとかは結構なお値段ですが、燃料用アルコールなら安いのでおススメです。


防振対策の要アイテム

今回の防振アイテムとしてご登場願ったのは「振動吸収シート」さん(製造から)26歳独身。
このシートは砂井さんが20代の時、ラジコンヘリコプターのジャイロ用防振マウントとして購入してあったモノ。

ただの防振シートじゃなくて、超マニアックな防振アイテムな辺りに砂井さんの変態度が現れています。

30年近く前の年代物ですが、
まぁなんですか?多分大丈夫よね? (;´・ω・)
まだグニグニしてるし。

この振動吸収シートは現在は入手困難なので、今なら一般的な耐震ジェルシート等で代替します。
5mmくらいの厚さでぐにぐにしてるモノなら大丈夫だと思います。


エンジンラジコン機の燃料にも耐えるモッチリ強力な両面テープと、18,000rpmの振動を吸収する6mm厚のぐにょぐにょ素材(名称不明)の性能は折り紙つき。

経年劣化による性能低下も(たぶん)問題無い、と思われるくらい盛大にぐにょぐにょしてます。

防振シートは接着面の全てに貼るのではなく、写真のように間隔を開けて貼ると効果的。
ぐにょぐにょ防振力UPです。


マウントに貼り付けました。
既に強力な接着力を発揮しています。

触るとむっちゃグニグニです ( ´∀` )


非常に強力な両面テープだ、とはいえ万が一に備え最低限の保険は掛けておきたい。

脱落防止措置として防振シートを潰さない程度にタイラップで緩く固定しました。
デイトナのカメラマウントにはタイラップを通す穴が開ているので、この状態なら防振シートが剥がれたとしてもカメラが脱落する事はありません。


前後左右はもちろん、上下方向も自在にぐにぐにします。

ぐにぐに度は(感覚的に)340%アップです。


コレで見た目の変化は最小限に防振対策は完了しました。

肝心の結果は?


思った以上の効果が出ていますね ( ´∀` )
あの波打ったぐにょぐにょ感は皆無。

路面の凹凸で発生する上下動以外は殆ど無く、細かいエンジンの振動は完全に消されています。
映像のぐにょぐにょは防振シートのぐにょぐにょで相殺されました。

ぐにょぐにょ(/・ω・)/バンザイ

流石は防振対策のプロ(自称)の砂井さんですね!

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