MRA製ヴァリオツーリングが想像以上の防風効果でビックリしたなーもう!

XJR1300用に購入したMRAの汎用スクリーンが効果絶大!

往年のビッグネイキッドバイクはその威風堂々としたスタイルで、主に日本のおっさんにぐっさり刺さります。

かっこイイ!!( ´∀` )

しかしネイキッドバイクは風を切って走るのが醍醐味とはいえ、何事も”限度”っつーモンがあるワケですよ。
〇〇〇km/hも超えると風圧が結構キツいですよね。

短時間ならともかく、高速道路を長時間走るような時は風防が欲しくなります。


ビキニカウルは持っているんですが・・・

XJR1300に対して最初に施した防風対策はビキニカウルの取付け。

肝心の防風効果は限定的とはいえ一定の効果はありました。が、安く済ませようとXJR1300未対応の汎用ビキニカウルを購入しちゃったモンで、度重なる改修や終わりの見えない再塗装の嵐で実用化に至っていません。

XJR1300に激安ビキニカウルを付ける①(加工編)


ちなにみ現在に至っても猫先生のガレージの隅で改修作業中なのです。

やっぱね、ちゃんとした対応品を買いましょうね。


なら「スクリーン」ではどうなのか?

通勤に使っているリトルカブには小さい目のバイザーを装備していて、防風はもちろん雨に対しても一定の効果がある事は経験済み。
でもちょっとこの野暮ったいスタイリングは、リトルカブみたいなビジネスバイク以外ではキツいんじゃね?(;´・ω・)

ちなにみに「バイザー」呼称と「スクリーン」呼称は、その製造メーカーの名称に従っています。

極寒時の救世主「バイザー」で冬でも走る

そんな疑問を持ちながら期待せずにダラダラ調べていると、ドイツの”MRA”ってメーカーのモノがスタイリッシュで高性能、と聞きました。
でも案の定、なかなかのお値段です (;´・ω・)

確実な効果があるのか不透明な状況の中、お試しで挑戦出来る価格ではありません。


中古という選択

先日某オークションサイトで見つけたのがMRAの汎用スクリーン「ヴァリオツーリング」

防風効果の高そうな「ハイウェイ」は大き過ぎて野暮ったいし、「スピード」は大きさがビキニカウルと変わらなそうなので効果は限定的に思えました。

しかしこのヴァリオツーリングは可変フラップを装備していて、防風効果とスタイルを両立出来そうです。

あ、MRAのスクリーンには汎用品と車種別の専用品があので注意です。


・・・(* ̄- ̄)・・・

中古なので仕方ないとはいえ予想より使用感がありますね (;´・ω・)

正面の面積の小さいビキニカウルより、大きめの汎用スクリーンの防風効果はどうなのか?と検証してみます。


しかしコイツの前オーナーさん、まったくクリーニングもせず出品するタイプなのね (;´・ω・)

虫の当たった跡が生々しく残ったままですよ。


このスクリーンが付いていたバイクもXJR1300だったはずですが、よく分からんトコに接触跡がありました。


しかも固定用?なのか穴あけ加工もありました。


汚くてもさすがブランド製品、可変フラップの操作感は悪くない。

リンクの構造から、風圧で前方から押されても動きにくい構造になっています。


やはり洗浄からでしょう

とりあえず洗おう、キレイにしたるわ ( ´∀` )

MRAのスクリーンはアクリル製。
この手の製品では一般的なポリカーボネートではなく、傷つきやすいアクリルを使っているのは透明度のためですか?
ポリカーボネートの方が強度はありますが、日焼けして茶色くなりますしね。

とりあえずヘッドライトの日焼けを落とすクリーナーが余っていたので磨いてみます。


このクリーナーでは小傷は落ちません。

とりあえず今回は汚れが落ちればイイや。


拭き上げたらお次は水攻め。


乾燥したらプレクサスで仕上げました。

お手入れはこんなモンでイイか。


MRAの汎用スクリーンはバーハンドル固定か、ハンドルポスト固定の2タイプが存在します。

コレはバーハンドル固定タイプ。
このクランプ・マウントから2本のアームで固定します。

クランプは樹脂製なんですね。
剛性の点から金属製を求む。


固定クランプは22.2mmと1インチ(25.4mm)両対応。

XJR1300のハンドル径は22.2mmなので専用カラーを使用します。


クランプを仮止め~


スクリーンにはボールジョイントで角度調整可能なステー(200mm)が付いています。

ジョイントは付け根のボール部分をアレンボルトを締めて固定する構造。


ステーをクランプに差し込みます。

XJR1300にはもう少し長いステーが良いと思うんですが、ラインナップでは200mmが最大みたい。

240mmくらいのステーを販売して欲しい。


とりあえず仮固定してみました。

ステーはギリギリまで伸ばした状態で固定しています。

しつこいですが、せめてもう20mmくらい長いのが欲しい (;´・ω・)


ヘッドライトと随分隙間が空きますが、ステーの長さからこれが限界。
この位置では見えませんがメーターとの余裕もなく振動等で接触しそうです。

XJR1300のヘッドライト径は200mmと、一般的なヘッドライト径180mmより大径なのでスクリーンのR部と合ってませんね。
なので多少隙間があった方が目立たない?


クランプの固定位置やステーもギリギリに調整し、一番前に出した位置です。

だから220mmステーを求む。


メーターに当たらない余裕のある位置にすると、今度はスクリーンが随分寝てしまいます。
寝た位置だと防風効果が下がますよね?

防風効果を最大限高めるために可能な限り起こした角度にしたいので、メーターと接触しそうな場所に保護スポンジを貼り付けました。
接触を防ぐのではなく、接触しても大丈夫なようにする対策です。

スクリーンの前端側は着色してあるので外側からは見えません。


とりあえずこんなモンですか?


しかしステーを固定するクランプってどれ位のトルクで締めれば良いんだろう?

結構しなるし力をかけると動くんですよね。

2回目だけど金属製クランプも頼みます。


可変フラップはこの一番寝た状態から、


最大に起こした位置にしてみました。

おそらく最も整流効果が高そうだと思ったので (* ̄- ̄)


見た目のコッチの方がカッコイイ?


試走

とりあえず走ってみないと分かりません。

天気イイですね~ ( ´∀` )


近場の農道をブッ飛ばしてきます。


このMRAのスクリーンを見た時からちょっと心配だったのは、「2本のステーだけで完全に固定出来るの?」って事でした。

案の定、振動で少しブルブルします。
やっぱね、そーだよね (;´・ω・)

動画にすると分かりにくかったですね (;´・ω・)


そこでクランプ部を(`・ω・´)えいえいと下方に向け、メーターに押し付ける位置にしてみました。

メーターに保護用スポンジを当てています。


傷付き防止スポンジを介してスクリーンをメーターに押し付けた状態。
上端はまだ少しぷるぷるしていますが、スクリーン自体がしなるため。

ステー部から発生するぷるぷるは無くなりました。


あと砂井さんは乗車姿勢的にスクリーン越しに前方を見る事はありませんが、MRAスクリーンは曇りや歪みもなく前方が綺麗に見えます。

透明度の高いアクリルの特性が良く出ていますね。


しかし、何より一番驚いたのはその防風性能の高さ。

 

予想以上です!!(`・ω・´)

 

精々お腹の辺りの風圧が減るのかな?って思っていましたが、ほぼ上半身の大半をカバーしている印象。
肩から上や腕に風を感じる程度で、高速走行中でも風圧に耐える労力が減るので相当ラクです。

正直この防風性能には驚きました。
ハッキリ言って例のビキニカウルなんかと比較になりません。


更に固定がこの2本のステーのみなので、ある程度の速度を超えると風圧に負けて動くのでは?という心配もしていたんですが、それも杞憂に終わりました。
若干ぷるぷる振動するものの強度的に問題ありません。

非常に満足のいく結果に「キレイな新品を買い直しても良いかも」と思ったくらいです。

でもしつこいケド剛性アップのために金属製のクランプを求む (*´∀`人)


MRAのヴァリオツーリングは可変フラップのおかげなのか高い防風性能を発揮しました。
高価なブランドですが評判通りの性能に満足です。

来月帰省を予定していて高速道路を走るので効果を再確認します。

あとはこのスクリーンを付けたこのスタイリングが許容内か?だけですね。

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