ついにバイクを格納するスペースを確保!
砂井さんの家は結構古いんですが内部はリフォーム済み。
そのリフォーム時に隣の家を繋げた、ちょっと変わった構造をしています。
なんちゃってリフォームをしているので内部は外装ほど古くはありませんが、元々は別の家2軒だった名残として「玄関が2つある」という謎構造になっています。
更に普段使用していないコチラの玄関は腐食が激しく現在は開閉不能。
事実上使えない玄関でしたが、実際特に不便は感じていませんでした。
使わなくても困ってないワケなんですが、当然の事ながら使えた方が便利です。
いつまでも放置しておくものアレなので、今回ついに修理を決断したのですよ。
更にどうせ修理するのなら便利に改装したい。
具体的にはココにXJR1300を格納したいのですよ。
何かガレージ内で整備をするには狭過ぎて役に立ないでしょうが、雨風を完全に防いてくれる単純な車庫としては十分な空間だと思うのです。
イロイロ間取りを測って計算してみます。
床面がL字をしている必要は無いな (* ̄- ̄)
あの柱がジャマね。
えぇ、もちろんどんぶり勘定ですが、何か?
玄関の外には15cmほどの段差が設けられています。
よく見るこの構造は、洪水等による床下浸水を防ぐ為のモノなんだそうですよ。
でもバイクを入れるには致命的な構造でもあります。
ホームセンターに売ってるスロープくらいでは太刀打ち出来ない標高ですよ。
・・・(* ̄- ̄)・・・
ピーンとキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いきなり改修開始
実際はイキナリではなく、事前にちゃんと業者さんと相談しています。
実はこの改修、去年の年末に計画していたんですが、能登沖地震の影響で10ヵ月も遅れてしまっていたんですよ。
あ、ちなみに砂井家も軽く被災してまして、まだ割れた瓦の修理は行われていません (;´・ω・)
古い構造体の撤去
腐食が進んでしまって戸ごと外さないと開閉出来なかった引き戸は、バコーンと豪快に取り払われました。
写真に写ってませんが、上部も開口面積を増やす為にゴッソリ外れてます。
初期段階で新しいドアを設置
開口部の確保が終わったら早々に新しいドアが仮接地されました。
防犯上の理由で先に取り付けるのが普通なんだとか。
引き戸だったモノは観音開きタイプのドアになっています。
メインの玄関は他にあり、コチラはあくまで勝手口になるので一番安いドアにして貰いました。
それでも観音開きのドアって普通のヤツより高いのですね (;´・ω・)
ちなみに施工中の内部はこの様になって隔離されています。
でも隙間から風が入るよーん。
風と一緒にホコリも入るよーん。
細かい施工
連日「ゴリゴリ」「ギュイーン」と豪快な音を立てて、ご近所さんから生暖かい視線が降り注いでいる気がしますが、完全無視で工事は進んでいきます。
ドア枠を作っていますが、家側が結構歪んで斜めになってました。
古いから?
それとも地震の影響?
たぶん両方 ( ´∀` )
玄関内の床の表層部分が剝ぎ取られています。
L字だった玄関は豪快に開墾されました。
このスペースにバイクを収める計画ですが、この柱が無ければもうちょっと広く出来たのにな~。
切ったらダメ?柱。
あ、やっぱダメ?(;´・ω・)
剥いだ床部分のコンクリは、床を抜いた開口部に詰めて有効利用していますね。
外側は玄関と接続道路の段差を無くすスロープの為の木枠の設置。
もう玄関前の全てをスロープにしちゃう作戦です。
玄関のゴリゴリタイムは終わったみたい。
あとはコンクリを流し込むだけ。
住宅地に静けさが戻り、砂井家の不評も戻るハズです。
たぶん (;´・ω・)
数日後
最終工程としてコンクリを流し込みます。
固まる前のドロドロした生コンって、斜めに塗ったら平らにならないのかしら?
何かこう、低い方へ流れて形が崩れそうじゃない?
内部もコンクリが流し込まれています。
この玄関は勝手口だし、床面はこのままの見た目にしました。
経費削減のため特に意匠的な施工は行いません。
更に数日後
コンクリートが固まり、木枠を取り外すとキレイなスロープが出来ています。
玄関内はツルツル仕上げですが、スロープ部は滑り止めのためザラザラ加工になっています。
しかしまだU字溝のフタから数cmの段差があります。
コレはスロープの上部でバイクのお腹を擦らないように、スロープの角度を可能な限り緩くするための施工です。
この程度の段差なら乗り越えられなくもないでしょうが、もうちょっと滑らかにしたいですよね?
更に数日後、対策がされていました。
なるほど、こんな方法ですか。
側溝側には施工出来ないので、スロープ側に角材を取付けて角度を稼いでいます。
今まで使用していた側溝のフタも、無加工で再利用可能です。
これなら問題無くスロープを上れますね。
完成した図。
段差に対して設けられたスロープは、更にバイクのお腹を擦る心配が無いようにその角度も配慮されています。
開口部の幅は余裕の125cm。
また高さも210cmを超え、ヘルメットを被った状態でバイク跨ったまま出入りしても安心です。
実際に入れてみる
まずは当初の計画通り、エンジンをかけたまま走行して入庫。
あっけなくスルスルと上ります。
もうちょっとドキドキしながら慎重になるかと思ったんですケドね。
幅とか傾斜とか全く問題ありませんでした。
出庫は?
出す時は跨ってブレーキをかけたままズルズルと後退します。
コレもあっさり超簡単。
つま先立ちのよちよち歩きだと危険かも知れませんが、砂井さんの身長184cmに及ぶワガママBodyでは足着きの余裕が違います。
ムダに体がデカくてヨカッタ ( ´∀` )
ひょっとして?
もしかして?と思っていたので人力での入庫を実行。
予想していたより簡単に上がりました。
少し勢いをつければ思ったほど力も要りませんね。
コレはコレで有りですな。
玄関内も格納するだけなら十分なスペースが確保されています。
今後はココがXJR1300の定位置に
完全格納で台風が来ても安心安全。
しかし思っていたより出入りがスムーズでヨカッタわ~。
単純な格納しか考えていませんでしたが、これくらいのスペースが有ればプレクサス塗るとか、チェーン清掃くらいは出来そう。
それにしても柱がジャマね~ (;´・ω・)
この柱さえ無ければリトルカブも入れられたのにな~。
やっぱ切る?
え?絶対ダメ?(;´・ω・)イケズー
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