キャブレターからガソリンが漏れる
キャブレターを純正のPB13からカブ90用のPB16に交換し、見事パワーアップを果たして爆走中のリトルカブA-C50。
でも少し気になる事があるんですよね。
駐車してしばらく経過するとキャブレターのドレン穴から少量のガソリンが漏れているのを発見したんですよ。
年式不明の少し怪しいキャブなので仕方ない。
漏れる量は一晩でお猪口2杯分くらい?
このリトルカブはキッチン奥の勝手口に置いてあるので料理中に漂ってくるガソリン臭が気になります。
ドコから漏れているのか?と覗き込んでみるとキャブレターのフロート室から出ているドレンでした。
フロート室内のガソリンを抜く時に使うヤツね?
でもドレンボルトを増し締めしても漏れは解消しません。
ちょっとキャブを外してみる
状態を確認する為にキャブを外してみよう。
まずはエアクリボックスから外します。
(。´・ω・)ん?
インテークチューブがガソリンで少し濡れてるな。
キャブの吸気口からも少し漏れてますね?
吹き返しか?とも思いましたが、それにしては時間が経過しているしなぁ (;´・ω・)
まぁとりあえず放っとこ。
外したPB16キャブを自室でチェック
やっぱりドレンボルトがダメになってるのか?
この辺の構造を調べてみると、ボルトに付いている小さなOリングはボルト側から漏れないようにする為のモノなので今回は関係なし。
テーパー状になっているボルトの先でドレン穴を閉める構造のようです。
つまり先が悪い?
原因を探る
流石にガソリンで試すのはアレなので代わりに灯油を入れて漏れのチェックしてみます。
・・・(* ̄- ̄)・・・
4時間放置しても全然漏れません。
次に水を入れてドレン側から空気や水を噴射して調べるとドレンボルトはちゃんと閉鎖していると判りました。
でも長いストロー状のトコからはボルトに関係なく空気や水が出てくるのを確認。
コレはフロート室内のガソリンが多過ぎる時に抜く為のドレンで、ドレンボルトに関係なく出てくる構造なんですね。
(-ω-;)ウーン
つまり原因はガソリンがフロート室内に多く入り過ぎるオーバーフローじゃね?
道理で吸気口からも漏れるワケですな。
フロート室内にガソリンが必要量溜まるとフロートが浮力で持ち上がり、フロートに付いた小さなピンでガソリンの供給口を塞いて流入を止める仕組み。
このフロートとピンが正常にガソリンを止められないとガソリンが溢れて出て来てしまうのがオーバーフローです。
手持ちの道具で修復を試す
キャブレターのオーバーフローは(旧車では)結構メジャーなトラブルらしい。
なので某1級整備士からの助言を試してみます。
ガソリン供給口にゴミ等が溜まって正常に閉鎖出来ない事が結構多いらしい。
割り箸の先を細く削ってガソリン供給口をぐりぐりします。
コレで詰まりの原因を削るワケですね。
あとはピンとフロートも新品に交換すると良いみたいですが、なるべくお金を掛けたくないので純正キャブのPB13から移植して様子見。
対策後
あ、上手く映ってない (;´・ω・)
結果はお猪口2杯分だった漏れが大さじ1杯になった程度。
根本的な漏れ自体は解決は出来ませんでした。
当面の対策として停車したら燃料コックを閉めれば良いんですが、何か気に入らないなぁ (;´Д`)
(-ω-;)ウーン
PB16の交換にはあれだけ苦労したんですが今回はちょっと思うところもあるし、とりあえず純正のPB13に戻すか?
コメントする