何か根本的に間違っている気がする
前回はキャブレター交換は無事終了したものの、その後の試験走行でスロットルを1/2以上開くとモタついて回らない状態のまま終わりました。
この時はMJ(メインジェット)が濃過ぎるんだと判断。
リトルカブの純正MJは75~78、カブ90では82~85が付いていますが、今回中古で入手したキャブレターにはメーカー不詳の95が付いていました。
中古で入手したこのキャブレターは85ccにボアアップされた車体に付いていたらしいんですが、50ccには大き過ぎるMJだと思ってコレは使用せず85から始めて更に80→75と薄くしていったんですよね。
でも症状は改善するどころか無事悪化 (;´・ω・)
「押してダメなら引いてみな」の精神
そこで1度エアクリーナーを外して試運転してみました。
ジェットが濃いと予想される場合はエアクリーナーを外すと薄くなって調子が良くなる、と故障探求に使えるって聞いたからです。
でも結果は予想に反してアイドルもやっとの超絶不安定さを披露。
少しでもスロットルと上げると止まっちゃうね。
でもチョークを引くと何とか回ります。
・・・(* ̄- ̄)・・・
コレって
薄いんじゃね?(;´・ω・)
濃いと思い込んで逆に調整しちゃってたのかしら?
部屋に戻って再考察
スロットルが50%程度から全開位置で不調になるのでメインジェットが原因なのは間違いないと思うんですよね~ (;´・ω・)
と唸りながら何気にジェットホルダーを見ると穴が塞がってる?
こんな小さい穴をホジホジ出来る「丁度良いサイズの何か」なんて無いよね?
と思って見回すとワイヤーブラシの毛が丁度良さそうな感じだったので1本切断。
無事にホジホジ出来ました。
穴は全部キレイに開きました。
コレが原因?
でもソレならニードルジェットも影響されるよね?
今回全くカンケー無い話ですが、リトルカブA-C50用PB13と、カブ90用PB16ではジェットホルダーに空いた空気穴の数も違うのね。
両キャブ共バラバラ状態。
・・・(* ̄- ̄)・・・
ココは基本に返って洗浄から始めよう。
100均のステンレスボウルにキャブクリーナーをブシャーしました。
キャブクリーナーは初めて使ったんですが、不気味に甘い臭いが健康にヤバそうだと本能が叫んでいる気がする。
とりあえず数時間付け置きタイムです。
4時間後
僅かに付いていたカーボンも落ちてキレイに生まれ変わった気化器御一行様。
時代はインジェクションなのに新規にキャブ整備レベルを向上させているのがウケる。
燃調が薄いんじゃね?疑惑があるのでMJは最初から付いていた95に戻しました。
正直50ccにはデカ過ぎると思いますが行き詰っているので起死回生の一手でもあります。
順調に組み立てていきます。
この2週間で何回バラしたか分かりません。
ちなみにエアスクリューにOリングが無いタイプは古いんですか?
組み上がったPB16さん。
明日試走してみよう。
明日
ぶぃーーーーん!!
・・・(* ̄- ̄)・・・
超絶的に絶好調なんですケド?(;´・ω・)
主観ですが全回転域で1割増しのパワーアップって感じだし、最高回転数も上がってかなり回ります。
コレはキャブクリーナーで洗浄とか関係なく、ただ単にMJ95が最良な燃調だっただけだよね?
純正なら簡単だと思ったのに随分回り道をした気がしますが、まぁとりあえず走れるようになったので良しとするか。
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