シフトペダルの位置調整をしたらソレだけで終わらなかった話

リトルカブのシフトペダルですよ

ブイブイ言わせながら疾走している99年式リトルカブです。

奥さんの為に買ったハズですが、何故か砂井さんが1番乗って遊んでいますよ。

しかしリトルカブはその名の通りリトルな分、砂井さんのような無駄な巨人にはちと不便なトコロも。


カブシリーズ最大?の特徴、シフトペダルなんですよ。

御存じの方が多いと思いますが、シフトペダルの前方を踏めばシフトアップ、後方を踏めばシフトダウンになります。


シフトダウンするには踵で踏むか、足を後方にズラして踏むらしいのですが、安定したライディングの為に可能ならステップから足を離したくない。

そうすると踵で踏むワケですが、砂井さんの骨格的にはもう踵がココから下がらないワケですよ。

これ以上は人体の限界なのでムリをするとアキレス腱ブッチ切れます。


身長184cmの砂井さんがリトルカブに座ると膝の角度が大きくなり、相対的に踵が伸びます。

なのでシフトダウンさせるアキレス腱のストロークが残されていなのです。

「いやもう少し曲がるでしょ?」ってご意見はごもっともなのですが、砂井さんの体の固さを舐めてはいけません。

体前屈は前人未到の-17cm

繰り返しますがマイナス17cmです。

大事なトコなので2度言いました (* ̄- ̄)

ワタシの手が地面に付く時は人体の切れてはいけない色々な何かがキレた時だけでしょう。


そんな時、以前試乗用のプレスカブを借りたカブ先輩さんからアドバイスを頂きました。

株「シフトペダルは好みで角度を変えられるで」

ホンマでっか (;´・ω・)

カブ先輩の徳が2ポイント上がった。


早速戻って現車を確認。

シフトペダルの付け根にボルトがあります。

コレを緩めれた外れるのね?


早速ボルトを10mmのメガネで外します。

うーん、思ったより長いボルトね。


ソケットを使った方が少し楽かも。


ボルトが抜けたらペダルを外側にスライドさたらすぽーんと抜けます。

このシフトペダルはリトルカブ専用パーツ。

スーパーカブよりステップの位置が高いのでシフトペダルも合わせて少し高くしているみたい。


抜いたペダル軸にボルトを戻すと取り付け穴に少し被る構造。


真下からペダル軸を見るとクビレがあり、ココにボルトが通る事によって万が一ボルトが緩んでもイキなりシフトペダルが脱落しないようになっているんですね。

ペダルと軸にはギザギザが刻まれているのでココをズラすと取り付け角度を調整できます。


ギザギザ1コマだけ前方にズラして作業完了。

踵によるシフトダウン操作が大分ラクになりました。

いやー、良かったヨカッタ。

今回は何のトラブルも無く無事におわ
「ガシャーン」

 

・・・(* ̄- ̄)・・・

 

傾斜地にサイドスタンドで停めてたら動いて転倒しました (;´・ω・)


キズは浅いぞ!しっかりしろ!

幸い大きなキズが付く事もなく無事か?と思ったんですが、何かステップが曲がってる気がしなくもない?

修正方法を調べると、このまま鉄パイプ等をかけて曲げるのが主流みたい。

でもカブのサイドステップはエンジンのクランクケースに直付けしてある構造。

下手をするとエンジン交換にまで発展しるらしいので、ココは慎重にイキます。

買ったばかりで壊したら泣きますよ? ( ;∀;)


ステップはクランクケース下部にボルト4本で付いています。

でも抜こうとすると今度はマフラーが当たって抜けない。

コチラを立てるとアチラが立たず。

マフラーを外すのは面倒だなー。


右のステップゴムを抜けば隙間から外せそうです。

なのでゴムを抜きますが、そのままではハート様でもないとキツくて抜けません。

ココはゴムにオイルを吹くと簡単に抜けますよ。

抜けたら速攻パーツクリーナーでオイルを落とさないとゴムを劣化させるので注意。


このゴムさえ抜けちゃえば隙間からステップを抜けます。

ゴムを外すのとマフラーを外すのは人によって手間の感じ方が違うのでお好きな方を。


抜けたステップの修正は、側溝のフタの穴を利用したとか色々方法が掛かれていましたが、アイテムが2種類必要と判断しました。

えぇ、もちろん血管がキレそうな程色々試した後に悟ったワケです。

ビ「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」

The Foolの権化たる砂井さんは一度経験しないと理解できない事が多いのですよ。


次の日

近所の工場の万力をお借りしました。

万力を考案した人マジ天才。

電子レンジを発明した人の次くらいに偉いと思う(嘘)

結構デカイ万力じゃないと歯が立ちませんので注意。


んで丁度良い感じの鉄パイプを曲がったステップに差し込みます。

ファイナルファイトばりに丁度良いパイプがその辺に転がっていたので助かりました。

早速ふんぬー (`・ω・´)

あれ?曲がり過ぎた (;´・ω・)

もう一回ふんぬー (`・ω・´)

あれ?戻り過ぎた (;´・ω・)

加減が難しいわね。

昨日はアレだけ渾身の力を込めてもビクともしなかったのに、ちゃんと固定してテコを使えば想像より簡単に曲がります。


数回グイグイして大体戻った感じ?


家に戻ったら早速修復。

マフラーとクランクケースの隙間を通して~


ボルトで固定して~


ゴムを付ければ完了なんですが、コレもまた付けにくい。

外した時みたいにオイルを吹くワケにはいきません。


砂井さんが自転車のグリップ交換時に編み出した技の出番ですね。

パーツクリーナーをゴムの中にたっぷり吹きます。


んでパーツクリーナーが蒸発する前に一気に急いて挿入!

パーツクリーナーの液体でスムーズにすっぽり奥まで一気にブチ込めます。

暫くグニグニしますが、パーツクリーナーが完全に蒸発したら固定されるので大丈夫です。


直った~ ( ´∀` )

シフトペダルの修正だけなら15分で終わったのに、不注意のせいで丸2日も掛かったのはアホの子っぽい。

でもまた色々勉強出来たので良いとします。

原付はタイヤの空気圧管理が大切らしい

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