結構腐食が進行しています
砂井さんのチョーカッコイイXJR1300は中古の割に比較的綺麗だったとはいえ、2008年製なので結構な年月が経過しています。
あちこち汚れ箇所があるワケですよ。
アルミ製のメーター回りはザラザラ腐食があります。
視界にめっちゃ入る場所なので気になる部分ではありますが、ヘアライン加工も施されたココは素人には手が出せません (;´・ω・)
まぁ仕方なく放置する方向で。
ステンレス製のエキパイも磨き対象なんですが、予め購入しておいたWAKO’Sのメタルコンパウンドが猫ガレージ内にて行方不明なので後回し。
あの魔窟で見失ってしまったら、今世紀内の発見は絶望的かと思われます。
今回のターゲット
購入前から気になっていたマフラーエンドの腐食。
アルミ特有の白いサビがびっしりガビガビです。
造形上、結構目に付く場所なので何とかしたいワケですよ。
触ると表面は少しザラザラしています。
猫「コレくらいなら簡単に落ちるよ?」
砂「マジか (* ̄- ̄)」
信用ならないニャンコ大先生からの後押しもあり、このマフラーエンドのサビ落としにチャレンジしてみます。
作業前の大前提
マフラーエンドを磨くには、やはりこの部分を取外したいワケですよ。
でもネジが3本付いているんですが、コレって外しても大丈夫なヤツですか?
内部にナットが落ちて「ハイ終了~!」ってならない?(;´・ω・)
なんて思いながら恐る恐る外してみる。
ぱっかーん
・・・(* ̄- ̄)・・・
マフラーは単体で完結していて、このエンドはマフラー構造に全く関係のない、完全に”単なる意匠パーツ”となっている事が判明しました。
完全に見た目だけのパーツなんですね。
なら尚更見た目は拘らないとね。
固定ボルトにはワッシャーの他に、断熱・制振ワッシャーがマフラー側に付いているので無くさないように注意。
ステンレス製の細い線を座金状に固めた感じのモノです。
簡単に外れてヨカッタわ~。
コレで磨き作業に集中出来ます。
どうやって磨く?
最初はボン〇ターですよ。
柔らかいスチールウールでコスコスします。
コレで擦っている最中は細かい粉が大量発生するし、手もちくちくするので手袋推奨です。
うおー!!
えいどりあーん!!ウオオオオアアアア(# ゚Д゚)アアアアアッッッッ!!!!!
(*´Д`)ハアハア
腱鞘炎になるわ (;´・ω・)
(-ω-;)ウーン
表面のガビガビは取れて手で触るとツルツルするんですが、見た目は全然汚い。
クリア層の下が腐食してるっぽいんですが、そのクリア層がこれまた頑固でその下まで全然届きません。
禁断のスポンジサンドペーパーを投入!
強固なクリア層を相手にする為、3Mのサンドペーパーでゴリゴリいってみます。
攻撃力は数倍に跳ね上がりますが、磨き対象へのダメージもバリ高いので使用には注意が必要です。
猫「エッジが削れるよ (;´・ω・)」
砂「多少の犠牲はやむを得まい (* ̄- ̄)」
あのまま〇ンスルーで磨いてたら年号が変わっちゃうわ。
番手を上げながら磨くと腐食部分は削れてきました。
無事エッジも削れてきました。
猫先生の言う通り、少しエッジ部が丸くなっちゃいましたが気にしない。
腐食部分は無事に落ちたので次の段階に移ります。
光沢出し
一体何年前の物体だ?っていうくらいボロい入れ物に入っていた、みんな大好きピカールです。
しかも液体じゃなくて研磨剤の多いネリタイプ。
あぶら粘土みたいな臭いがします。
ピカールを柔らかい布に付けてぬりぬり~。
磨き磨き~ (。・ω・)エイエイ
1時間後
・・・(* ̄- ̄)・・・
少し光沢が出てきましたがまだまだ先は長そうです。
終わりが見えねぇ (;´・ω・)
文明の利器
もうね、エアーでバフバフでギュイーンですわ。
最初っからコレでイケって話ですわ。
ギュイーン
摩擦熱で結構熱くなるのね。
ヲイヲイ、コレまじスゴくね?
やっぱ最初から使えばヨカッタ~ (;´Д`)
うーん、でも猫先生は「鏡みたいになるよ?」とか言ってましたが、ソコまではね~。
やはり仕上げは柔らかい布で手作業ですよ。
最後のフキフキ~ ( ´∀` )
鏡面、か?
一応、モノが反射して写るくらいにはなりました。
今日はコレくらいで勘弁してやるか。
かなりキレイに磨けたものの、アルミ材丸出しなのでこのままでは直ぐに腐食しそうです。
最後の仕上げ
やはりクリアーで保護する事にします。
信頼のヤマルーブ製耐熱クリアーさんにご登場願いました。
ヤマハのケミカルブランド「ヤマルーブ」は信頼性の高い人気製品です。
さっそくブシャー!してみます。
ブシャー!( ´∀` )
ここで注意点があります。
ヤマルーブの耐熱塗料は150℃で15分以上加熱しなければ完全硬化しません。
口コミに「ベタベタのまま乾かない」とコメントしている人が居ましたが、恐らくこの加熱作業をしていないと思われ。
なのでヒートガンで熱を加えてみます。
このヒートガンは強で430℃くらいまで上がるので弱で運用。
・・・(* ̄- ̄)・・・
150℃の熱より、15分間って方がキツイですね。
オーブンで焼こう ( ´∀` )
温度調整が無いタイプだったので最初敬遠したんですが、ヒートガンが面倒だったのでコイツの400Wで行きます。
取付けですが、その前に
エンド裏には多分「TOP」を示していると思われる矢印↑があります。
コイツを上にして取付ける事にしますよ。
整備書が無いので正確には分かりません (;´・ω・)
エンド裏に耐熱・制振ワッシャーを忘れずに取付けます。
ボルトに差し込むと抵抗があり、この状態であれば抜け落ちてこないので簡単に取付け出来ます。
トルクですか?
すんません、分かりません (;´・ω・)
高温に晒される箇所なので、ネジロックの類は使用しない方が良いでしょう。
完成図
クリアー塗装したら光沢が大分減りました (;´Д`)
磨いた直後を100とするなら70くらいまで落ちた印象です。
砂井さんの塗装スキルは保育園児レベルと思われるので、この結果はクリアー塗装が云々より、単純に塗装方法が悪い可能性が高いです。
でもあのガビガビ具合から比較したらとてもキレイになって満足です。
一度こなせたら2度目は簡単だと思うので、気に入らなければ磨き直しは容易いと思われ。
その際のクリアー塗装はニャンコ大先生に任せよう。
比較
磨き前と後を比べたら一目瞭然ですね。
XJR1300のマフラーエンドは目に付く場所なので、磨きパーツの効果は高いですよ。
意匠パーツなら意匠らしく見た目には注意しとけって感じです。
ちなみにXJR1300はキャブレター仕様の左右2本出しより、このFI仕様の片側1本出しの方が好き~ ( ´∀` )
極太なのがスドーン!、と存在感は抜群です。
おまけ
ヤスリにスポンジタイプを使用するとエッジが削れてカドが丸くなりやすいです。
猫「エッジを保ちたいならボ〇スターで頑張れ」
すっげー時間と精神力を浪費しますが、仕上がりに拘る人は注意です。
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