数回操作したら正常に反応するんですが・・・
カブとか原付には無い事も多いですが、一般的な自動二輪車には独立したパッシングスイッチがあります。
XJR1300にも当然あります。
砂井さんは道を譲る事が多いし、運転中の意思表示とかにもよく使うんですよ。
当然ですがパッシングスイッチを押している間はハイビームになります。
自動車にもある機能だし、別に珍しくありませんね?
しかし砂井さんのXJR1300では、パッシングスイッチを操作しても反応しにくくなりました。
数回操作すると正常に機能するようになるんですが、それでも強く押さないと反応しないし、次の日には同じ症状に戻ります。
これ、以前は正常だったんですよね。
原因不明w
ちょっと前にパねぇ土砂降りで超絶強風な嵐の中を走行したくらいで、原因にまったく心当たりがありません。
なぜ?(。´・ω・)?
修理開始
まぁどーせスイッチの接点がちょっと腐食しただけだろーし、分解清掃しちゃいますよ。
左スイッチASSYの裏にあるネジ2本を抜き取ると簡単に割れます。
その際クラッチレバーが邪魔になるので、ネジを緩めて位置をズラした方が良いでしょう。
ココにあるスイッチ類は回路をON/OFFするだけの、単純なアナログ接点スイッチのハズなので修理は簡単だと安易に予想。
PASSスイッチの位置を確認したらネジを緩めて外します。
スイッチ自体は接点を繋ぐだけの簡単な構造です。
ちょっとこのスプリングがね、外しにくいね (;´・ω・)
変形させたり、ぴょーんと飛ばさないように注意です。
スプリングを外し内部の接点を見ると表面に軽度の腐食が見られました。
予想通りの結果です。
ペーパーで僅かに磨いて終了。
しかしながら接点とは消耗する場所でもあるので磨くのは最小限に済ませます。
この状態でスイッチの反応をチェック。
ボタンぽちっ ライトぴかー
問題ありませんね。
磨いただけではまた直ぐに腐食するかも知れません。
なのでココで登場するのはタミヤの接点グリス。
スイッチ操作で生じるスパークや腐食から接点を守る働きがあります。
よく勘違いされるみたいですが接点グリスは非伝導性。
電気を通すのは導通グリスですが、ON/OFFが必要なスイッチ部に使われる事はありません。
不用意に狭いスイッチ部に使用すると導通しっぱなしとか、トラブルになる事が多いので注意が必要です。
タミヤの接点グリスには電動ガンでも大変お世話になっております。
磨いた接点の保護の為にグリスぬりぬり~。
金属部分を全部覆うくらいべっちょり塗って大丈夫です。
あとは元通りに組立て作業は終了。
スプリングだけ飛ばしたり変形させないように注意しましょう。
コレはオマケの作業
あと分解したついでにウインカースイッチの接点部分もグリスアップ。
以前からスイッチにはガタが多いと感じたので、0.02mmのシムを支点部分に追加して対応しました。
動作がスムーズになり、クリック感もハッキリして操作が気持ちイイ。
こうかはばつぐんだ!
おおっ!! (;゚Д゚)
軽く押しただけでピカピカッ✨と反応しています。
ウインカースイッチも軽くなっています。
簡単な作業ですが、やった事に見合った結果が出ると嬉しいですね ( ´∀` )
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