外装レストアに着手するも非常に時間がかかってます
久しぶりになるNSR50のレストア記事ですが、随分と時間が空いてしまったのは当然理由があるんですよ。

1987年式NSR50のレストアは順調に進み、走る機能に関してはほぼ仕上がっています。
しかし外観上の気になるトコロはやはりタンクの腐食。
なので今回はまだサビが目立つ外装に着手してみます。
ってか実はこの作業、2025年の11月から始めてるんですよね (;´・ω・)
まずは現状の確認

タンクの上部にキズが多く見えるのは服のファスナーと接触するからですかね?
あとタンク下部の端に腐食が多く見られます。
タンクは目に付きやすい場所なので、ココが汚いと一気にバイク全体がボロく見えちゃいますね。
とりあえずタンクを分離

タンク内部はレストアの初期段階で錆を落とし&コーティング処理済み。
今回は外装の再塗装をお願いする為にタンクを取外して持ち込もうと思います。

内部に残ったガソリンを醤油ちゅるちゅるで抜きます。
醤油ちゅるちゅるって知ってますか?

灯油ポンプだけでは全部抜けきらないのでスポイトで最後までちゅーっと吸い出します。
コレでほぼ完全に抜けますよ。

裏返して燃料コックを取外します。
シール類も忘れずに。

給油口も取外せば準備完了。

タンク単体の状態です。
このまま放置して内部のガソリンを完全に乾燥させました。
いつもの猫ガレージへ

流石に塗装を自分で行うのはハードルの標高が高くて出来ません。
塗装には専用の機材や設備、そして知識と技術が必要なのでココは外注ですよ。
しかし”外注”と言ってもそんな資金は無いので、当然ココは知り合いのニャンコ大先生に丸投げ依頼しました。
ニャンコ大先生はモデラ―なので塗装技術は中々のモノなのです。
しかしこの選択があんな悲劇に発展しようとは、この時はまだ知る由も無い。
塗装前の下処理

外は大荒れのお天気の中、物で溢れかえった狭いガレージ内で大のおっさん×2が身を寄せ合ってしょりしょりタンクを磨いている様は、他人様から見たら異様な光景に映るでしょう。
錆や傷の僅かな凸凹部分をヤスリで均しています

砂「コレって手作業が基本なんですか?」
猫「専用工具あるけど直ぐに終わると思ったので」
砂「既に3時間ですよ?(;´・ω・)」
猫「最初から工具使っておけば良かったね (;´・ω・)」
ムダなカロリーを消費してない?というか、とにかく不毛とも思える過酷な作業が淡々と続きます。

猫「とりあえずこんなモンでイイかな」
「こんなモン」がどんなモンなのかは知りませんが、脳細胞が壊死するような単調な作業がやっと終わりました。
砂井さんは工場のライン作業とか絶対無理だな~って思います。

塗装の下処理にプラサフを吹きます。
本来は先にパテ埋めするのが正解らしいですが、時間的に無理なので錆止めも兼ねて先に行っています。
タンクの地金が出ているので数時間で錆てしまうと予想し、今回は後からパテ埋めする算段です。

表面もしっかり塗装。
一見すると綺麗に見えますね?

均一な色を塗ると表面の状態が分かりやすくなります。
早速今まで気が付かなかった凹みを発見。
位置的に転倒によってハンドルが当たったと思われ。

その他にも見逃していた小傷も発見しました。
猫「塗装は下処理が大事で何度も修正する」
砂「珍しくまともな事言いますね」
この後は小傷の修正&パテ盛りを行う予定。

しかし時間が来たのでこの日はずココまでで撤収しました。
1週間後

翌週に猫ガレージを訪れたら目の前にテキトーな感じにパテ盛りされたタンクがありました。
ナニナニ?コレを磨けと?

タンク表面の凹みや小傷を埋める為にパテ盛りしていますが、何かもうざっくりテキトーに塗ってあります。

コレをいつものおっさん×2でショリショリしています。
パテって結構簡単に削れるんですね。

塗装面とパテ盛り部分の段差が無くなるまでショリったら、

キレイに洗って乾燥させます。

んでまたプラサフ塗装。

乾燥したらまた表面のチェックをしてパテ盛り。
この工程を3回くらい行うんだそうです。
猫「行程だけはプロ並み!」
砂「技術の方もプロ並みでお願いします」
更に翌週

また磨いています。
段差がなかなか無くなりません、ってか次から次へと新たな段差が次々と発見されます。
コレって無限に出てくる系のアレじゃない?

何だろう?
この「1歩進んで2歩下がる」ような感覚は?(;´・ω・)
ひょっとして一生終わらないんじゃないか?とか頭によぎっちゃって、とにかく精神にキますね。
砂井さんは図体はデカくても心は繊細なガラスなのですよ。
ホントに作業は前に進んでいますか?

プラサフ吹くと新たな傷が発見されていく無間地獄 (;´・ω・)

実はこの日、外は冬の嵐なんですがヒートガンあると乾燥早いですね。

またまたプラサフのダマを発見。
光の加減で見えなくなるので鉛筆で場所に〇してます。

同じ事を延々と繰り返しているだけの様に感じるんですが、マジでコレ完成するんですか?

しかしその無限とも思えた終わり無き戦いにも一筋の光が見えてきました。
#800の紙ヤスリで仕上げとも言える最終処理を施します。
一体どうやって解決したのか?
それは砂井さんレベルの紳士のみに許された妥協という最終奥義を発動したためである ( ´∀` )
ほんの僅かな凹みとか許してくれるでしょ。
良い子のみんなは真似するな。
塗装

遂に塗装という工程に進む事が出来ます。
砂「9割が下地処理でしたね (;´・ω・)」
猫「塗装とは下地処理で全てが決まるのだ!(`・ω・´)キリ」

塗料はラッカーではなく硬化剤で固まるウレタン塗装にしました。
猫「ガソリンタンクなので丈夫な塗料を使おう」

ちなみに塗料の缶にV字に貼ってある養生テープは缶のフチを汚さないようにする”先人の知恵”だそうです。

やっと塗装まで来ましたよ。
長い下積み時代だったな~ ( ;∀;)
オリジナルのタンクは全体にレッドを塗ってあり、その上にホワイトが塗られていました。
しかしニャンコ大先生は「下がホワイトじゃないと自信が無い」と言って下地をホワイトに。
なんでも濃い色(赤)の上に薄い色(白)を塗るのは一般的な方法ではないらしい。
なので今回は薄い色(白)の上に濃い色(赤)を塗っていく事にしました。

ウレタン塗装の完全乾燥には時間がかかるので今日はココまで。
物が乱雑に置かれたガレージのオブジェクトの1つとして暫く放置されます。
元旦でも容赦なく作業させます

休みの都合で1月1日の元旦でも作業しているニャンコ大先生から連絡が。
猫「塗装で盛大に垂らしました」
砂「やり直せ (#´∀`)ピキ」
新年の挨拶も無しに開口一番こんな感じ。
しかしまた何で一番大事な仕上げ塗装で一番大雑把な作業になってしまうのか?
また磨きからですよ (;´・ω・)
翌週

年末年始は猫先生1人で作業していたので色々すっ飛ばされていますが、度重なるやり直しを経てようやく塗装作業が終わりました。
ちょっとだけ本気で「完成しないんじゃないか?(;´・ω・)」とか思っちゃったのはナイショな。
残る作業は塗装面を更に磨き、クリア塗装をしてステッカーを貼るだけです。
最終段階に
残りの作業は#1000くらいのペーパーで磨いてクリアー塗装。
そして最後にHONDAステッカーを貼れば完成、ってトコまでやって来ました。
いよいよ終わりがすぐソコですよ。
一時は終わらないかも?とか思ってたので実に感慨深い。
そしてついにニャンコ大先生から運命の連絡が入ります。

猫「ゴメン、タンク落としちゃった」
砂「最後の最後に何してまんねん (;´・ω・)」
流石は猫先生、最後まで笑わせてくれやがりますね。
全然笑えないケドな。
コレって工程的には最初からと同義では?
処理するのは部分的とは言っても
パテ盛り→プラサフ→修正→プラサフ→修正→プラサフ→修正→以下∞ループ
って工程は変わりません。
コレは精神力を試される試練ですね (;´・ω・)
あー、こーゆー状況は何て言うんだっけ?
・・・(* ̄- ̄)・・・
あ、思い出した!
ふりだしに戻る (;´・ω・)
コメントする