XJR1300のチェーンテンション調整で見えた不具合

初のチェーンテンション調整です

XJR1300のチェーン清掃は慣れてきましたが、テンション調整はまだ未経験でした。

ちょっと触った感じ、緩いように思えたので調整しようと思います。


勘違いしていたテンションの測り方

今までチェーンテンションを測る時、写真↑みたいな何も触らない状態から、


上に50N(5.0kgf)の力で押し付けて測ってたんですが、実はコレって正しくありませんでした (;´・ω・)


正解は鹿方向にも50Nの力で押し下げた状態から測るのが正確な方法でした。

コレで5~6mmくらいは変わります。

一応取説も載せときます。


そんな感じで測ってみるとチェーンのたわみ量は34mm程度でした。

許容は20~30mmなので少しオーバーしてますね。


それじゃ調整しちゃいましょう。

必要工具は32mmソケットと12mmスパナ。
用意する工具が少なくて助かります。


”ごりらっくま”さんから頂いた伸縮機能付きで超ロングにもなるこのブレーカーバーなら、超高トルクなリアアクスルナットも
「エイドリアンアーン!! (# ゚Д゚)」
と叫ぶ事なく緩められます。


アジャスターが動かないようにしているロックナット(12mm)を緩めます。


いよいよアジャスターでテンション調整か?とその前に、アクスルナットをグラグラしない程度に軽く締め込みます。

アクスルシャフトがグラグラした状態で調整しても、ロックナットを締めると僅かに位置が動いてしまい、精確な位置に固定できません。

手で触ったくらいでは動かず、アジャスターで押したら何とかズリズリ動く程度に締め込むと正確に調整する事が出来ます。


やっとテンション調整する段階まできました。

アジャスター(12mm)を伸ばし、チェーンのたるみが規定値内になるまで調整します。

構造的にアジャスターはアクスル部を押すだけ、つまりチェーンを張る方にしか機能しません。
もし張り過ぎたらアジャスターを縮めてからロックナットを緩め、リアタイヤを押し込んでやり直します。


アクスル部に刻まれた目盛りを利用して、左右同じ位置になるように調整します。


テンションをイイ感じに調整したらロックナットを締めて固定します。

あれ?(。´・ω・)?
愛用しているKTCのデジラチェでは85N・mが最大値でした。


なら車のタイヤ交換で使っていた激安レンチを使おう。


精度は不明ですが、ハンドトルクでテキトーに締めるよりはるかにマシでしょう。


アクスルナットの締め付けトルクは150N・mです。

砂井さんのDIY整備歴では最大値となりました。


異常が無ければロックナットを16N・mで締め付けてアジャスターを固定します。

ロックナットは位置的にクローフットレンチ等が無いとトルクレンチを使用できません。
砂井さんは持ってないのでここはハンドトルクです。


最終確認

作業は終了しましたが、最後にもう一度テンションを確認しました。

・・・(* ̄- ̄)・・・

あれ?(;゚Д゚)?
チェーンのテンションが全然違いますよ?


検証した結果

チェーンの状態を検証すると、テンションが緩い場所と張る場所が2ヵ所ずつありました。

コレが噂に名高いチェーンの「片伸び」って状態ですか?

チェーンのコマにあるピンは全て同じ強度ではなく、やはりある程度のバラつきがあります。
ピン強度にバラつきがチェーンを高トルクのエンジンでぶん回していると、弱いピン部分とその反対側がどんどん伸びてしまう事があるそうです。

(-ω-;)ウーン
コレはチェーン交換が必要ですね?
今回のチェーンテンションはとりあえず中央値で行い、緩い場所と張ってる場所の両方が許容内に入るようにしました。
後日チェーンを交換したいと思います。

片伸びしたチェーンと一緒にFスプロケも交換してみる

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