リトルカブに1ランク上のタイヤを装着してみる①(フロント編)

もう少しだけグリップ力を上げたいワケです

洗車や簡単な整備を終え、雪解けまでスタンバイ中のリトルカブですが、実は先日ちょっと危ない目に遭いました。
一時不停止の車を避けるため、強めのブレーキをかけたらフロントタイヤがロックしたんですよ。

いつもより多少強め、ってだけでそんな強力にかけていません。

今履いているタイヤは耐久性とコスパ重視ですが、このままでは危険回避時には足りないグリップ力ですね。

摩耗も進んでるみたいだし、この休み中にちょっとグリップ力も考慮したタイヤに交換しようと思います。

あ、どうせ変えるから色気を出して太いタイヤにしてみようかと。


スピードメーターケーブルの取外し

まずワイヤー類から外します。

スピードメーターケーブルを固定している⊕ネジを外します。


ネジが外れたらワイヤーは後方に引っ張ると抜けます。

結構ぐりぐりして抜きますよ。


ブレーキワイヤーの取外し

ブレーキワイヤー先端のアジャスターを取外せば、


ブレーキワイヤーが後方に引き出せます。

これでフロントホイールを外す準備が出来ました。


フロントホイールを外す前に

フロントホイールを外す前にカブのフロントを浮かせる必要があります。

これにはジャッキを噛ませる方法がメジャーかも知れませんが、砂井さんは今回も灯油ポリタンクを使用しました。
だってすぐ横に常備されてるんで ( ´∀` )

コイツをリアボックスに乗せ、センタースタンドを支点にウイリーさせるワケです。


満タンのポリタンクをリアBOXに乗せるとフロントが浮きました。


アクスルシャフトの取外し

フロントアクスルシャフトは12mmになっています。

メガネレンチを噛ませました。


反対側のナットは17mmです。

基本はナット側を回すので17mソケットとラチェットレンチです。


左右のレンチに互い違いに力を掛け、右のナット側を緩めます。

この時タイヤは力が入るように接地させますよ。


ナットが外れたら、ホイールを浮かせながらアクスルシャフトを引き抜きます。


ブレーキドラムには回り止めの切り欠きがあるので、それに沿って前方に引き出すとホイールが外れます。


ホイールが外れたら右側に付いているカラーを無くさないように外しておきます。

パッキンで抑えられているだけなので簡単にポロっと外れます。


ブレーキシューの取外し

ブレーキドラムは傾けただけで簡単にポロっと外れちゃうので、落とさないように外します。


カブのノーマルブレーキシューは「ハルクホーガンが思い切り握っても絶対ロックさせない!」というくらい、設計者の強い意志を感じる驚異の効きの弱さだったので、デイトナの強化シューに交換しています。

約3年1,2000kmの使用ですが、まだまだ使えそうですね。


ブレーキダストは結構な量が付着しています。

強化ブレーキシューなのでドラムに対する攻撃性は上がっているハズですが、今のところ問題無さそう。


シューの可動部分に軽くグリスアップし、軽くダストのお掃除をしておきます。


寒いし強風だし雨降ってきたし、今回はこんなモンでイイでしょう。


室内へ移動

外は急に荒れてきたし、結構寒いので室内に移動しました。


タイヤの摩耗は把握していましたが、改めてじっくり観察すると結構ひび割れていて限界っぽかったですね。

車のタイヤでも感じていましたが、ダンロップって対候性が低く、ひび割れするのが早い印象があります。


古いタイヤの取外し

まずエアバルブのムシを抜き取ります。

ムシ回しは持っていますね?


掌で体重をかけ、張り付いたビードを落としていきます。


全周のビードが落ちました。


砂井家にはバイク用タイヤレバーとかありません。

デカい⊖ドライバーバールのような物を駆使して外していきますが、カブのホイールって鉄製なので安心です。

この辺は自転車整備と同じなので慣れてはいますが、この方法では多少ホイールのリムにキズが付くので注意。


片側のビードが外れました。


残った反対側のビードも、上から強く押し下げるように力を掛けるとムニムニっと外れます。


ε=(。・д・。)フー

作業開始からココまで25分くらいですか?


ホイールのチェックとメンテ

チューブとリムバンドは今回再利用しますが、本来は交換を推奨します。


リムの内側は結構サビが発生しています。

チューブドタイヤはリムの中に雨とか入る構造なので仕方ないですね。


軽く磨きますか?( ̄ー ̄)


リムの内部は金属ブラシでギュイーン

色が真鍮っぽく見えますが、単なるスチールブラシです。


リムの外側はポ〇スター(スチールウール)でゴシゴシと磨きます。

本来スチールウールはメッキ部に向きませんが、もう結構腐食にヤラれているので気にしない。


遠目には結構キレイになりましたね?


内側もこんなモンでしょ。


あ、スチールウールで磨くと結構な量の金属粉が出るので、室内での使用は非推奨です。


ついでにクリアー塗装

メッキは必ず錆びます。

今回は見た目より耐久性を重視して、保護用にクリアーを吹いておきました。


改めてタイヤの状態チェック

クリアー塗装が乾くまで古いタイヤを観察しました。

摩耗度合いは限界近かったわ~ (;´・ω・)
何か同時期に交換したリアより摩耗が激しいんですが?

このクラスのタイヤで走行距離12,000kmは短いですよね?

やっぱ体重?


全周のひび割れもイイ感じ。

交換理由はクリップ不足だったんですが、どの道限界でしたね。


チューブも本来は交換した方が良いんでしょうが、今回は再利用します。

タイヤ交換は面倒なので、やはり一緒に交換しておいた方がトータルで手間が掛からずイイと思います。


新品タイヤ

交換するタイヤはブリヂストンのバトラックス SC バイアス。
本来はスクーター用のチューブレスタイヤですが、今回はチューブを入れて使用します。
チューブタイヤ用のノーマルリムに規格外のチューブレスタイヤを装着するワケなので、当然のことながら自己責任でございまする。

リトルカブに適合するタイヤサイズの限界をネットで調べるとF:90/90-14、R:100/90-14と出てきますが、これはマジ限界ギリギリ過ぎて干渉するタイヤも多いみたい。

タイヤの実寸法ってメーカーとかブランドでも結構違いますからね。
なので今回は安パイをとってF:80/90-14にしました。

ちなみに純正の2.5-14というサイズは、表記単位を合わせると70/90-14に相当するそうです。


新タイヤの取付け

バトラックスSCバイアスには回転方向に指定があります。

指示と溝を確認しましょう。


あらかじめタイヤ内部にチューブを入れた状態で、バルブ位置(黄〇)を確認して合わせます。

タイラップでビードを締めてとくと入れやすいらしい。


さーて、ゴリゴリいきますか!

って、(。´・ω・)あれ?

もうキツくね?

ビードワックス?タイヤレバー?
何それ?美味いの?

手持ちの工具にバイクのタイヤ交換用は無いので、⊖ドライバーとバールのようなモノで代用しています。
自己責任でございます。


おんどりゃー!!ヽ(`Д´#)ノ

全然入りませんよ?
チューブレスってこんなに固いの?

コレって人力じゃムリなヤツなのでは?

普通ならビード部分に容赦なくゴリゴリやっちゃって傷が付いたらヤバイ?って感じですが、今回はチューブを入れて運用するのであまり気にしていません。


エイドリアンアーン!!ヾ(*`Д´*)ノ

神よ!我に力を!!

物理的なヤツでイイんで!!


うおおおお!!
もうチョイだけど、この辺が一番キツいんじゃー!!(ꐦ°᷄д°᷅)

「ピチッ!」←ビードが入った音

「プチッ!」←砂井さんの中で何かがキレた音


ハァハァ(゚Д゚;)ゼェゼェ

ここ10年くらいで1番踏ん張ったかも知れん。

何か20年前に死んだ婆ちゃんが見えた気がする (;´Д`)ハーハー


空気を入れて漏れチェックします。

ちょっと高めに入れてビードの様子も観察。
問題無さそうですね。

大分遠慮なしにゴリゴリやったんで、もし仮にブリヂストン開発部の人に見られでもしたら、四度目の仏の形相でドロップキックをかまされかねないので内緒にしておいてください。


ホイールの取付け

まずフロントのブレーキドラム内にある、スピードメーター用ギアをグリスアップしておきました。

物のついで、です。


ブレーキドラムとハブを合体。

特に面倒なトコはありません。


基本的に取外しの逆手順でOKですんで、迷ったり戸惑ったりする事なんて無いですね?

いや、ごめん、あったわ (;´・ω・)

タイヤが太くなった分、フロントフォーク下部のナットが干渉してホイールが入りません。

このナットは泥除けを固定しているヤツですね。


というワケでもう1回タイヤの空気を抜きました。

ぷしゅ~ ( ´∀` )

それでも干渉はしますが、空気を抜いたらムギューっと押し込めます。


カラーを忘れずに付けてからホイールは前方から入れ、ブレーキドラムの回り止めと切り欠きと合わせます。

凹凸部分が噛み合う配置になります。


ホイールを適正な位置に保持しならがアクスルシャフトを挿入。

アクスルシャフト自体にも防錆用にグリスアップしてあります。


アクスルシャフトナットのトルクは44N・mです。

ちゃんとトルクレンチを使用しましょう。


スピードメーターケーブルとブレーキアジャスターを戻します。

スピードメーターケーブルが奥まで入り難い場合は、ホイールを回すと入りやすくなりますよ。


ホイールを回して干渉チェック。

ブレーキレバーの遊びを調整します。


最後に空気を入れて作業終了です。


どうでしょう?

リトルカブに似つかわしくない、スポーティーなトレッドですね。

更に一回り太くなっちゃって逞しいさ4倍です。


現在のバイク用フロントタイヤのトレッドは、バンクを取った時に外側に排水するため、溝は逆ハの字に配置されるようになっています。

いや、雨の日じゃなくてもカブでそんなバンクさせないんですケドね。

それにしてもチューブレスタイヤの装着は想像以上に大変でした。
まだリアタイヤが残っているんですが、もう一度”アレ”をやる気がしませんね。

さて、どーしようかな?(;´・ω・)

リトルカブに1ランク上のタイヤを装着してみる②(リア編)

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