カブ90のエンジンを4速化してみる①

その前にクラッチ交換だけ編

先日ニャンコ大先生から奪お借りしたカブ90のドノーマルエンジンです。

実質85ccなので75ccにボアアップした砂井リトルカブとは10ccしか違いませんが、ボアアップによるショートストロークと違い90エンジンはロングストロークなのでトルク感は段違いです。

「ロングストロークで回転は荒々しい」とか聞いていましたが、ノーマル状態でも軽く8,000rpm以上回りますね。

75ccボアアップエンジンよりトルクがある分、更にハイギア化すれば最高速も伸びるはずだし、同じ速度なら低回転化が可能なので比較的ジェントルな特性にする事も可能と思われ。

でも一度スワップして感じたのはクラッチの滑り3速のダルさでした。

初めて乗るor郵政カブみたいな乗り方なら3速でも満足出来るんでようが、1度4速に乗ってたら3速ではね、やっぱね、ちょっとね (;´・ω・)

とりあえずこのまま走行を続けるのはヤバそうなので一度75ccエンジンに戻しています。

運良く手に入った90ccエンジンに載せ替えたら・・・


早速90エンジンの改良に取り掛かる

後日キタコの強化クラッチを携えてニャンコ大先生宅に突撃。

まだミッションは無いので今回はクラッチ交換のみでゴザイマス。

キタコの50cc用強化クラッチは90カブのノーマルクラッチと(ほぼ)同一仕様なんだとか。


カブのクラッチ交換は右カバーを外すだけなので比較的簡単ですが、専用工具が2個ほど必要になります。

あと恒例のガスケット剥がしは今までの人生を悔いて懺悔したくなるレベルです。


まずはカバーのボルトを緩めます。

ボルトは長さが数種類ありますが、ボルト口に挿した時の余りの長さで判別可能なので特に写メとか撮ってません。


ボルトを緩めても張り付いたガスケットが接着剤代わりになってカバーはなかなか外れません。

プラハンで軽く叩きますが「ココを叩いてね」って出っ張りがあるので便利。

プラハンは気長に軽く叩きます。

強く叩くとアルミ製のカバーは簡単に破損しちゃうので注意。

辛抱強くかつ満遍なくコンコン叩くとそのうち音が変わってカポっと外れます。


2~3分コンコン叩くとケースカバーが外れました。

残ったガスケットが憎い (°ㅂ°҂)


クラッチカバーを取付けている4本のボルトが非常に硬い事が多い。

押す力より強く回すとナメやすいので注意。


苦労をしたくない砂井さんはショックドライバーを使用します。

硬く締まった⊕ネジをナメないように外すには最適でしょう。

もちろんニャンコ大先生の持ち物ですが我が物顔で使用しています。


オラー!ガンガン!! ( ´∀` )

ショックドライバーの回る方向のセットを間違えないように。

ガンガンぶっ叩いたのに実際はネジを締めていた、なんて事も有るとか無いとか。


(-ω-;)ウーン

ボルトは簡単に緩みましたがダストカバーが外れません。


ホントはダメだけど⊖ドライバーで慎重に抉ってみる。


ぱっかーん。

またガスケットが張り付いていただけです。


回り止めの爪を戻したら専用工具で特殊ナットを緩めます。

この工具はAm〇zonとかでも安く買えますので、カブ系を弄るなら持っていても損はしないかと。

ちなみにこのツールのドライブ(差込角)は1/2(12.7mm)なので、一般的な3/8(9.5mm)ドライブの工具しか持ってない人はアダプターが必要です。


今回はエアーツールでキュイーンと緩めまたので不要でしたが、

本来はクラッチ本体の回り止めをする↑こんな工具も必要です。

この手のツールはホームセンターとかより、やはりAma〇onとか通販の方が遥かに安いですよ。

使用頻度の少なさから耐久性より価格で選択した方が良いと思います。


まぁね、クラッチ外しとかは簡単なのですよ。


さて、容赦ないガスケット剥がしで地獄見せたるわ!

見るのは自分だけどな!


ぺりぺり~ (;´・ω・)

 

カリカリ~ (;´・ω・)

 

ゴリゴリ~ (;´・ω・)

 

・・・(* ̄- ̄)・・・

 

ガスケットって100年以上前から存在するのに全然進化してなくね?

誰がペロンとキレイで簡単に剥がせるガスケットを発明して下さい。


1時間後

見たぜ!

地獄を見たぜ!(;´Д`)ゼーハーゼーハー


ここまでくる途中で死んだ婆ちゃんに呼ばれる幻覚を2回くらい見た気がする。

あと前屈みの姿勢は腰に良くない (;´・ω・)


ここでやっとこさキタコクラッチの取付けです。


取付けは外しの逆順。

キタコの取説があれば特に迷う事は無いと思います。


砂「さーて、指定トルクで締めますか」
猫「アレ?ドライブが合わない (;´・ω・)」

トルクレンチを持って来たのに1/2インチ(12.7mm)ドライブのアダプターが無い事に気が付いたオッサン×2。

さて、どーしますかね?(* ̄- ̄)

と悩もうとした僅かな隙にニャンコ大先生がエアーツールでゴリゴリ締めやがりました。

猫「今までコレでトラブった事無いから大丈夫」
砂「それって完全に”現場猫”案件ですよ (;´・ω・)」

今まで大丈夫だったからヨシ!

まぁ、どーせ今回は仮止めなので大丈夫なんですケドね。


気を取り直してシフトアームを取付けます。

オイルスルーやスプリングの位置、パーツの向きに注意。


今回はクラッチ交換のみ。

後日ミッション交換するので今回は仮止めです。

コレでも半日かかりましたが、その大半がガスケット剥がしだった気がする (;´・ω・)

カブ90のエンジンを4速化してみる②

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