
NSR50の錆びたタンクは花咲かGによって綺麗に蘇りました。
あれ、マジで想像の3つ上をいくクリーナーです。
なので今回はコーティングに入ります。

まずは準備です。
タンク下部の燃料配管にマスキンでメクラをします。

あ、写真撮るの忘れた (;´・ω・)
今回使用するワコーズのタンクライナーは2液混合タイプで非常に強力な被膜を作ります。
価格は張りますが性能は段違い、と業界内では一番のおススメだそーです。
主剤は沈殿しているのでよくかき混ぜます。

計量器で重さを計測しながら紙コップに注ぎました。
NSR50のタンク容量は7.5ℓなので、取説に記載された必要量をざっくり計算。

次いで硬化剤を入れます。
混合比は4:1なので主剤100gなら硬化剤は25gになります。
勘違いする人が居ますが、硬化剤を多く入れても早く強力に硬化する訳ではありません。
化学反応するので指定された比率を守りましょう。

まぜまぜ~

よく混ぜたらタンク内に注ぎます。

注入口にマスキンしたら、

タンクを前後左右にぐるぐる回してタンクライナーを全体に行き渡らせます。
この時注意するのはゆっくりぐるぐる回す事。
激しくジャバジャバ振ると泡立ってしまいます。
あ、また写真を撮ってなかったですが、余ったタンクライナーを付属の注射器で抜き取ります。
燃料配管に巻いたマスキンも剥がします。

石油ファンヒーターの前で温めます。
説明書には70~80℃なら30分程度で硬化する、と記載されています。
注意として100℃を超えるような高温にするとタンクライナーが沸騰して泡立ってしまうらしいので、温度管理は慎重に。
砂井さんは60℃くらいで半日放置しました。
半日後

問題無いですね?
タンクライナーは「2度施工する」と記載されているので、このままもう一度同じ工程を繰り返します。
原状復帰

タンクのコーティングが終わったので部品を戻していきます。
燃料コックの構造を観察中。

コックが”ON”の状態だとパイプの先端から燃料が吸われます。

燃料コック”RES”だと根本の吸い口から吸う構造ですね。

実際はストレーナー機能付きのストローが装着されるので、吸い口の高低差はこの程度になります。

忘れずにシールを取り付けます。
ガソリン漏れは怖い (;´・ω・)

燃料コックを22mmスパナで締付けます。
トルクは調べきれなかったので、整備員的な常識の範囲で締付けました (;´・ω・)

付いていた燃料ホースは「柔軟性ナニそれ?美味いの?」って感じでカッチカチです。

デイトナ製のガソリンホース(内径4mm)を購入。
NSR50の純正ホースは4.5mmですが、4.5mmって結構レアなんですよね。
少しくらい細くてもイイんじゃね?とか根拠なく選択。

同程度の長さにカットして交換します。

タンクの部品を元に戻します。

少量のガソリンを入れて漏洩試験をします。
ドコからも漏れてませんね?

燃料コックからも漏れ無し。

見難いですが、コックを回し燃料の取り出しも問題ありません。

あ、しまった。
燃料コックにもストレーナーがあったので点検、清掃しておきました。
特に問題無かったですね。

燃料タンクを車体に戻してコーティング処理が完了しました。
ふ~(〃´o`)=3 フゥ
なんだかんだで1週間くらいかかりましたね。
しかしコレでやっとエンジンを始動できるのでレストアが進みますよ~ ( ´∀` )
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