魚介が超美味い、ちょっとお高い居酒屋ですよ
闇夜に浮かび上がる「笈(おいづる)」の文字。
小松市の住宅街、今江町の路地奥に佇む居酒屋さんです。
地元民じゃないと分かりにくい場所にありますが、間違いない美味さで初めて行った時は参りました。
お店に車を駐車するスペースは無いんですが、隣にある今江町南会館に駐車出来ます。
ウチの奥さんはお酒を飲まないので助かります。
店内に入ると寿司屋を彷彿させるカウンター席がありますが、残念ながら寿司はありません。
カウンターの反対側にテーブル席が2席あります。
こじんまりしていますが、料理は基本大将が1人で作るので適切な容量でしょう。
襖を開けると奥に個室があり、8人くらいの宴会も可能。
このお店は色々な所に高級感があります。
メニューですが料理は基本値段が書いてない系。
値段が書いてある料理もあるものの、基本的に時価なのでちょっと心配になりますね?
あと、その日によって仕入れが全く違うのでメニューは頼りになりません。
しかし、気さくでコミカルな大将さんなので「今日のおススメは?」とか「〇〇っておいくら?」とか気軽に聞けます。
お肉系もありますが、正直言って微妙 (;´・ω・)
やはり笈(おいづる)さんはお魚を食べるお店です。
この日のお通しは生しらす。
当然生臭さなんて微塵もありません。
奥さんが「ご飯持ってこ~い」と既に暴走ぎみ。
日本酒にも合うわ~。
奥さんは車なのでソフトドリンクを注文。
しおサイダー?
一口貰いましたが控えめな甘さと後味に感じる塩気が美味しいですね。
この日のおススメはマグロの中落ち(長さ半分)。
見た目もデカさも初見ではビビリが入りますが、コレで1500円くらいだそうです。
隣席の4人組のお客さんには2倍の大きさ(一匹分)のヤツがドドーン出て、やはりビックリしてました。
この笈(おいづる)さんは非常に丁寧な調理をされるんですが、その分時間が掛かります。
最初はお刺身等を頼むと良いでしょう。
お刺身を頼もうとしたら「今日マグロの中落ちが入ってるんでイキますか?」って言われてコイツが出てきたんですよ。
背骨に残った身をスプーンでこそぎます。
結構な量なんですケド?
あ、ピンボケ (;´・ω・)
脂の多過ぎない中トロって感じで凄く美味しい!
そしてこの量!
奥さんがまた「ご飯持ってこーい」と騒いでます。
ウチの奥さんは焼肉でも「ゴハン持ってこーい」なタイプです。
焼き物の調理には20分程度掛かります。
その間にマグロを食べ尽くしましたよ。
赤身より濃厚で、トロよりライトな食感が最高でした。
コレならこの量でもお腹に溜まりませんね。
ちなみに右上に写ってる取り皿で4皿分はありましたよ。
北陸の「のどぐろ」は世界一ィィィィ!!
本日のメインディッシュ「のどぐろ」は北陸を代表する高級魚ですね。
今日は笈(おいづる)さんにのどぐろを食べに来たと言っても過言ではありません。
この日の”のどぐろ”は普通サイズではありますが、笈(おいづる)さんとしては残念ながら小さめ。
その日の仕入れで変わるので難しいですね。
当たりの日はホッケサイズのヤツが出て来ますよ。
まぁ小さくても味は最高に美味かったんですが。
素材の選定もさる事ながら調理も最高。
皮はパリパリ、身はふっくらで大変美味しゅう御座います。
ココの焼き魚はホントに生臭さが全然ありませんね。
函館出身の奥さんは初めて食べたらしいですが、既に目がイってます (;´・ω・)モドッテコーイ
のどぐろならやはり日本酒でしょう。
菊姫の冷酒を頼んだら魔人でも出てきそうな入れ物で出て来ました。
笈(おいづる)さんは食器や調度品にも拘っています。
もう一つ北陸のおススメは「鰤カマ」
今時鰤なんて全国ドコでもぶりぶり食べられますが、北陸のブリは一味違いますよ?
でもこの日は残念ながらコレも小さめでしたね。
冬になったら氷見の寒ブリ食べに行こ。
最後に出てきた刺盛りです。
この日獲れたカジキ、鰆、太刀魚なんかが勢揃い。
カジキマグロが美味かったなぁ。
この笈(おいづる)さん、メニューにお値段が書いてない事からも想像出来る通り、ちょっとお高いお店です。
でもそんなアホみたいに高いワケではないので心配なく。
(参考までにこの日の会計は夫婦2人で15,500円でした)
コスパ重視のお店より味重視なだけなのです。
量より質で魚を食べるなら小松で一番おススメですよ!
逆に若者がバクバク食べるならスゴイお値段になりそう (;´・ω・)
調理も時間が掛かるので、大人の余裕でゆっくり楽しみたいお店です。
(注:Google mapやカーナビでは”おいずる”で登録されています)
営業時間:17:00~22:00(一時的)
定休日:水曜日
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