そう言えば未調整でした
砂井さんの日常の足はデカいXJR1300ではなく、90エンジンにスワップしたリトルカブです。
今まで頑張っていたキタコ75ccボアアップエンジンよりトルクがあるし、何よりピストンやシリンダーがHONDA純正なので耐久性もバッチリなのです。
でも国内で販売された90カブのエンジンは3速なのでちょっと不満です。
そこでタイカブ用4速に交換しているんですが、ミッション交換よりシフトインジケーター関係の方が大変だったなぁ (;´・ω・)
そんなワケで通勤からお買い物までブイブイ言わしてるリトルカブですが、最近タペット音が気になります。
ミッション交換んでエンジンを完全分解しているのに、ヘッドのバルブ回りは全く触ってなかったな~ (;´・ω・)
アイドル付近では気にならず、温度と回転数が上がるとちょっとタペット音が鳴ります。
今は気温35℃を超える猛暑日が続いていて、エンジン温度的にはMAXのハズ。
エンジンの温度が上がると、パーツクリアランスが広がってタペット音が最大になります。
このタイミングで調整しようかな?と。
久しぶりにカブ整備
原付バイクはホントに整備しやすいですね。
単気筒だし ( ´∀` )
4気筒のXJR1300なんて同じタペット調整でもやりたくありません。
カブのシンボル?
レッグガードを10mnmと12mmソケットで外します。
そういえば12mmのナットを一つ無くしたままっだった。
カブの下半身を露出させた格好です。
さて、暑いですがヤリますか。
タペット調整用のメクラを17mmメガネで外します。
接触点を多くするため可能な限りスパナではなく、メガネやソケットを使います。
スカッ!!
・・・(* ̄- ̄)・・・
全然トルクかかって無かった (;´・ω・)カリドメ?
吸排気とも外しますよ。
ここのシールは・・・漏れたら変えれば良いか。
クランクを回転させる必要があるので、ここも回転用と確認用のメクラを外します。
幅広の⊖ドライバーとか有ったら便利。
えいどりあーん!!
きてはー!!
ゼイゼイ(||´Д`)ハーハー(;;;´Д`)
クランク角の確認用窓のメクラが外れん (;´・ω・)
こんな時はラスペネ。
ワコーズのラスペネは浸透力が強く、ネジを緩める時にも最適です。
正直「お守り」とかその手の類かも知れません。
特殊ドライバーをモンキーレンチで挟んで
も一回えいどりあーん!!ヽ(`Д´#)ノ
ぱきっ←メクラが緩んだ音
ぷちっ←何かが切れた音
本ブログで頻繁に登場するこの”えいどりあーん!!”アタックは、砂井さんが渾身の力を込める時に叫ぶ単語。
町内では主に週末によくこの叫び声が聞かれます。
砂井さんの血管1本と引換えにやっと緩みました。
コレって軽く締めたつもりでも、緩める時はさっきみたいにキツくなるんですよね。
ホントに単なるメクラなので強大なトルクは不要。
グリスでも塗っておくかな?
上の小窓を見ながらクランクを回します。
ぐるぐる~
小窓無いの切欠き線と、T字の切欠き線を合わせます。
ココにはF字(点火ポイント)の他にも何本か切欠き線が見えるんですが、合わせるのはT字の方。
文字ではなく、切欠き線を合わせます。
ココがピストンの上死点。
上死点には圧縮上死点と排気上死点の2種類があり、合わせるのは圧縮上死点の方ですが、まだこの段階ではドチラか不明。
ピストンが圧縮上死点の時、バルブは閉鎖してタペットはフリーな状態になっているので、触ると僅かにカタカタ動きます。
仮に排気上死点の場合は吸排気の両バルブが僅かに開いてる、つまりタペットが押されているので動きません。
その場合、クランクをもう一回転させて圧縮上死点にしましょう。
90カブのタペットクリアランスは0.05mm(±0.02)なので、シックネスゲージで再調整。
・・・(* ̄- ̄)・・・
調整前のクリアランスは排気側0.07mmでしたが、そんなに大きくありませんね。
正直この調整って、作業者によってかなりバラツキの出る作業です。
今回はタペット音を消すのが目的なのでスキマは気持ち少な目、手を放してもシックネスゲージが落ちてこない程度にしました。
調整後
調整後の試運転ではタペット音は鳴っていません。
温まったらもう少し鳴るかな?
とりあえず作業終了ですよ。
ついでに
軽く磨いておきますか。
プレクサス、万能 ( ´∀` )
ピカピカですよ~ ( ´∀` )
やはりキレイな状態を維持出来ると気持ちが良いですね。
この綺麗なリトルカブが1999年式とは誰も思うまい。
大事にしないとね。
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